心療整形外科

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カテゴリ:慢性痛( 506 )


2017年 06月 22日

みんな困っています

3月、フジTV「その原因Xにあり」に出演してから、全国から多くの人がきます。

3ヶ月経った現在でも続いています。一時期よりやや落ち着いてきましたが。

私の言葉に感動したのいう人は数人いらっしゃいました。

朝の4時ごろから駐車場に集まりはじめます。

だれが始めたか、番号札(整理券)が配られます。

外来は9時より始めて午後6時すぎに終わります。(昼休みは30分)

数日間ホテルから通院する人、日帰りの人、それぞれです。

先遣隊で治療に来た人が家族や友人を連れて「御一行様」で来院されることもしばしばです。

日本全国、どこでも同じような痛みに対する医療が行われていて、満足されない患者さんで溢れているのです。

また、ほとんどの方は多くの部位に痛みやしびれをもっています。

「レントゲンやMRIは撮るが痛みは取らない」という揶揄悪評を聞きます。


「ヘルニアが神経を押さえている」「脊柱管、椎間孔で神経が圧迫されている」

「軟骨が、椎間板が、半月板がボロボロ」

「腱板が裂けている」

などなど、痛みのニセのお墨付きを与えられ、即手術を言われたり悪化したら手術といわれる。

安静を指示されるが、これでは悪化の一途です。

上記のことが痛みの原因ではないのです。

なんとかしなければ慢性痛は増えるばかりです。

私は医学教育の失敗だと思います。

未だにひと昔前の痛みの伝説を引きずっているのです。

北原雅樹先生は「日本は痛み医療の最貧国」とおっしゃっていらっしゃいます。私もそう思います。

日本のレントゲンやMRIの人口あたりの台数は全世界で頭抜けています。

医師は経費の償却の必要もありせっせと撮影しなければならない立場でしょうか。そのことが却って悪い結果になっているようです。

そうすると前記のような構造破綻が見つかるわけです。

毎年の医師国家試験に「痛みの生理学から」「MPS(筋筋膜性疼痛症候群)から」必ず問題を出すのもいいアイデアです。

厚労省は本腰を入れて痛み医療の対策をしなくてはいけません。




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この図は「慢性痛はどこまで解明されたか」という本からの図を持ってきて私が書き足したものです。

この図を見ていると問題点がつかめます。

Bの治療とCの治療は別問題なのです。Cの治療は重要です。Bの治療は必要ありか検討すべきです。

Bにないもなかったら「異常なし」「手術するほどではない」といわれて、痛みの治療Cはされません。それで治ればいいのですが。

痛みの悪循環が続くとD脳も感作されます。それが慢性痛です。

強い痛みなら数時間で、普通3ヶ月と言われています。

痛みの病名も混乱を極めています。同じ病態でも診る方向からなんとでも言えるのです。

Aから見たら「挫傷、捻挫、打撲、労働スポーツ障害」

Bからみたら「ヘルニア、骨折・・・」

Cからみたら「筋筋膜性疼痛症候群、線維筋痛症、慢性痛、神経痛、CRPStype1」

Dからみたら「身体表現性障害、心因性疼痛、神経障害性疼痛、中枢性疼痛、不安障害、抑うつ状態、発達障害など」

整形外科医の頭は混乱しています。

患者に説明する病名、カルテに約束ごととして記載する病名、勤務先に提出する病名、保険会社に提出する病名、裁判や弁護士に関わる病名

他人に提出する診断書の病名は無難ものになります。

発達障害や不安障害、抑うつ状態が根底にあると痛みの閾値が低くわずかなきっかけで大火になることも想像できます。


痛みの定義

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。

①組織損傷を伴うもの・・・急性痛、炎症性疼痛、リウマチ、リウマチ類似疾患、痛風、仮性痛風

②組織損傷があるように表現されるもの・・・慢性痛、神経障害性疼痛、身体表現性障害・・・・

②は痛みそのものが治療の対象です。中枢性の可塑的変容です。

①②とクリアカットに分類できるものではありません。

しばしば混在します。

早期から痛みの治療をして慢性痛にならないようにすべきです。no pain,no pain(痛みがなければすべてよし)

慢性痛になったら、患者を支持、保証して集学的に治療すべきです。

今のような診療体制、医師は画像ばかりをみてコンピュタを相手にして、触診することもなく、不安を煽るようでは慢性痛は増え続けます。

中年の女性で5回腰の手術をした人、クビ、腰、膝と手術をして慢性痛に苦しんでいる人、この人たちは現在、私のところで良好な経過になっています。

神経が圧迫を受けても痛みはおきません。

すべり症など構造異常が痛みの原因になることはありません。

軟骨がボロボロでも痛みは起きません。

それでは「痛みの悪循環」が説明できないからです。

痛みは電気現象なのですが、それらが発電するエネルギーを蓄えているとは思えないからです。

健常者でも普通にみられます。

どうぞ「専門医と称する人」の診断に気をつけて!




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by junk_2004jp | 2017-06-22 23:28 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 06月 16日

ポールウォーキング











薬やトリガーポイントブロック、鍼などを利用して、毎日、少しずつやって!

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by junk_2004jp | 2017-06-16 19:48 | 慢性痛 | Comments(1)
2017年 05月 19日

心因の要素が大きいほど強い痛み

「すっごく痛い!」

目蓋を強く閉じておっしゃることもある。

そういう感じの患者さんは心因の要素が大きいと思っている。

心因の要素が絡まない慢性の痛みはないのだが、長いこと医師をしていると、見えてくるものがある。

お手紙をいただきました。

都合で中途半端を承知で退院せざるを得ず・・・小松空港では痛みで歩けなくなり情けなく涙をながしました。

到着した空港では車椅子を頼みタクシー乗り場へ、やっとの思いで帰宅・・・

先生が毎回”よく歩いてください”と仰せられるお言葉を守り帰宅しましてから毎日、杖は離せませんが、一心に歩きましたところ、痛みはあるものの20分ほど歩けるようになりびっくりしております。

10年前になりますが、母が寝込み自宅介護・・・

お葬式の時、突然足に痛みが走り歩けなくなり、それ以来今日に至るまで痛みを抱え8年になります。

医師からは手術を勧められ半ば諦め一縷の望みをかけせっせとジム通いするも改善せず、なるようにしかならないと諦めておりました。

その時、テレビで加茂先生を知り藁をも掴む思いで・・・本当の治療に巡り会うことができました。

初めて”治る”と確信の持てる治療に感謝いっぱいです。

2週間という短期治療でありましたのに8年間も苦しめられた痛みが3割確実に快癒いたしております。

誠に嬉しく希望の持てる日々に心から感謝しております。


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by junk_2004jp | 2017-05-19 21:58 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 05月 14日

二種類の慢性痛

慢性痛=筋痛症(myopain)

日本の医師の多くに筋痛症の概念がない。

あったとしても筋肉痛ぐらい放っておいても治ると思っている。

レントゲンやMRIに写っている構造異常が痛みの原因だと思っている。なにも異常がなかったらお手上げ。

そしてしなくてもよい手術をする。しばらくはプラセボ効果でよいこともあるが、また痛くなる。

手術という外傷が加わって痛みがこじれにこじれていく。

①発達障害、極度の不安障害などが背景にある場合は、最初から慢性痛のような形をとると思う。(一次的慢性痛)

②急性痛が慢性痛に変化する。(二次的慢性痛)

・ケガと使いすぎ、固まった姿勢。

・筋肉そのものの場合と反射的に筋肉に攣りの場合。

①と②を明確に区別できないこともある。①を持った人がケガをした場合など。

①は精神科医の出番が多くなる。

②は何としても避けたいものだ。早期に除痛。

例えば、背骨の圧迫骨折でセメントを注入した人で、慢性の痛みに悩んでいる人を数人みたことがある。

骨折の治療は完璧にいったので医師は痛みを訴えるのはオカシイと思っている。

骨折の治療と痛みの治療は別問題なのだ。

もちろん両方とも完璧に行うことが理想だが、痛みの治療は時間のファクターがあり優先されるべきだ。

現実的な話・・・

腰痛だけを訴えることは少ない。ほとんどの患者さんは多数部位に痛みを持っている。

それに対して一々、もっともらしい病名をつけてカルテに記載して説明して治療するのは大変な労力だ。

4〜5人に一人の割合で慢性痛を持っているといわれている。

筋痛はそれだけ慢性化しやすいわけだ。

整形へいってもレントゲン、MRIをとって湿布とお薬、ペインクリニックへいっても硬膜外、神経根ブロックや星状神経節ブロック。

多くの患者さんはみきりをつけて我慢するか、マッサージに通う。

あるいは一発逆転の夢をいだいて手術をする。プラセボが一生続く幸運はまれ。

医師数が増え、世界トップの人口あたりレントゲン、MRI数、皆保険、これだけ条件が整えば慢性痛は伝染病みたいに広がっていく。


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by junk_2004jp | 2017-05-14 01:59 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 05月 13日

慢性痛=筋痛症

慢性痛は筋痛症なんです。

リウマチ痛風、悪性腫瘍、感染症は除外

痛みの悪循環、痛みは広がる、多くは反対側にも。これらを満足するものは筋痛症しかないのです。

ということは、急性痛も筋痛症なんです。ただし、急性痛の場合は「筋痛症+骨折」というように他の要素も加わっている可能性があります。

そして筋痛症が慢性化しやすいのです。

ところが日本の医師には最もありふれた筋痛症の概念がないのです。そのためうまくいかないのです。

私が参考にしている信頼できるサイトにも筋痛症の項目がみられます。まだ製作中なんですが。

https://www.nippon-zoki.co.jp/library/CSPdata/CSP_index.html
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熊澤孝朗先生の「痛みを知る」
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丸山一男著「痛みの考え方」
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by junk_2004jp | 2017-05-13 19:02 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 05月 06日

慢性痛の治り方はいろいろ

当日はお忙しい状態だったので、いちばん、痛みを感じていた右足首だけの施術をしていただきました。

小松の駅まで歩いたのですが、痛みは変わらずあり、正直がっかりしてたのですが、翌日から右足首の痛みが軽くなり驚きました。

今までトリガーポイント注射をしてもらったこともありますが、麻酔なので、そのときは、効いた気分になるけど、時間がたてば、元に戻ってたので、翌日以降に効果が顕著にあらわれたことには、驚きました。

うつ、ヘルニア、脊柱管狭窄と、7、8年、症状を訴えても、改善することもなく、スキーや登山などの楽しみが次第にできなくなり、故に肥満や、あるいは、うつになっていたので、まだ、希望はあるんだ、という気持ちを与えていただき、感謝しております。とりあえずは御礼まで。



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by junk_2004jp | 2017-05-06 17:22 | 慢性痛 | Comments(2)
2017年 04月 28日

足くびの慢性痛

次のようなメールをいただきました。

この方は半年前、階段の昇降を繰り返したためか、右足クビが痛くなりました。

下腿から足くびに至る数カ所の圧痛点(痛覚過敏点)に局所麻酔を少量ずつ注射しました。30ゲージ針を使いました。

先日、初めての治療をしていただきました者です。

半年間痛みに泣いていて、@からアクセルを踏むのもやっとで向かい、治療していただいた帰りに、まだ痛みはあるけれども、正しい痛みと言うのでしょうか…。

得体の知れない強く軋むような心も沈む痛みが理由があって今痛くてもちゃんと治る痛みに変身したような気持ちで帰途につきました。

その日の夜は、半年ぶりに全身の力が抜けて眠ることができました。

今は、あんなに痛かった右足より、昔脱臼した左膝のほうが気になる感じの時があったり、気になる箇所がくるくる変わってる感じです。

それでもすごく自然でしっかり立てます。

感謝の気持ちでいっぱいになると、まわりの風景が輝いて見えます!

嬉しくて書いてしまい、支離滅裂ですいません。ありがとうございます。

また来週よろしくお願い致します。


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by junk_2004jp | 2017-04-28 20:00 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 04月 26日

ミラー現象

ミラー細胞

「わ、痛そう!」は、共感する神経細胞が働いていた。

神経科学者のラマチャンドラン氏はミラー細胞が発見される前から鏡を使って幻肢痛の治療をしている。

家族3人が同じような痛みで来院。

病室で誰かがよくなるとみんながよくなる。その逆もある。

膝痛でも肩痛でもいわゆる坐骨神経痛でも長い痛みの人は大概両側に同じように圧痛点がある。

「患側をかばっていたら反対側もいたくなってきた。」というがミラー現象なのだろう。

幻肢痛のミラーセラピーはこの現象の有効利用なのだ。

痛みを共感してもらっては困る。

慢性痛の大きな責任は脳にあることがわかる。

痛みが分節を超えて広がるのは(同側に広がるのは)グリア細胞の活性化にあるといわれている。つまり、痛みの電気信号は一本道のハイウェーを進むのではなく、周りに影響を与えて進む。

とにかく、痛みは早く止めるにこしたことはない。

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by junk_2004jp | 2017-04-26 19:48 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 04月 20日

痛みと洗脳と利権

TV出演の影響が収まらない。

大阪での放送が1、2日前にあったとのことで、そちらからの問い合わせが増えている。

もう諦めていたという人も一回の治療ですっかりよくなった人もいる。

なんだか「軟骨すり減り」の洗脳が解けたかのようだ。

治りにくい人は洗脳が解けないか脳の可塑性変化が強い、不安障害、抑鬱状態。

痛い、痛い人でも入院した途端によくなる人もいる。

水が溜まっていて外見上は痛そうだと思われる人でも、よく歩くように指導すると見違えるようによくなったという。

その逆のこともある。

産業界、医学会の利権が絡んだ洗脳。

悪意はないものと思うが。

医師も洗脳を受けている。

軟骨がボロボロ、将来は人工関節と言われれば誰でも歩く恐怖が生まれる。

正座を避ける。

ますます悪化。

医師は治そうとはしないで人工関節になるまで放牧(失礼)しているがごとき。

私の婆さん時代(明治生まれ)の日本人は皆、きちんと正座ができた。

その時代は軟骨、半月板、椎間板、脊柱管などという言葉は一般的ではなかったし、医師もそんなにおおくはなく洗脳する必要もなかった。

痛みの本態は筋筋膜性疼痛症候群、慢性疼痛なのだ。

自分のペースで歩くことが大切。

肥満、腰痛、膝痛で歩くことが困難な方はポール・ウォーキング(ノルディック・ウォーキング)がよい。



スティックはアマゾンで買える。


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by junk_2004jp | 2017-04-20 22:41 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 04月 18日

慢性痛の治療の主役は本人、医師は脇役

昨年3月から5月に入院した時50か所以上だったTrポイント注射も大幅に減って臀部の10数所位までに改善し、まだ注射の影響もあろうかと思いますが、午前でほとんど痛み無し。午後は注射の効き目が薄れるのか15%の痛みな感じです。ほぼ改善状態、後はワントラム増量に期待しています。

それにしてもありがたい事です。1年半前にある先生に「この病気はどんな病院に行っても治らないし、治せる先生なんかいないよ」(循環器医者)「原因がわからない以上治療のしようがない」(整形外科)と言われ途方に暮れていたのがウソみたいな話になりました。今後は薬に頼らない痛み改善を模索していかなくてはなりません、何かアドバイスございましたらお願いします。

〇前回入院はTr注射が直してくれるという意識だった。
今回の入院は自分が直すんだという意識。Trポイント注射はその為の手段に過ぎないと。

脳と痛みと神経回路の勉強してきた。午前大雨と痛風以外は足が燃えるような痛みが出ても毎日6,4km歩いた。

木場潟の自然(風景、風、行きかう人、鳥の鳴き声、草花の匂いなど)痛みを感ずる余裕がないくらい情報がいっぱい入って来てとてもいい。

午後は大量に持ち込んだDVD鑑賞(時代劇と空想科学映画が好き)更にレコードプレヤー持ち込んでspレコードの鑑賞。痛みの支配からの逃避してました。


このメールは了解を得て掲載しています。

「ヘルニアの痛み、脊柱管狭窄の痛み」と言っている痛みも実は言っているだけで、本当はよくわからない痛みと言ってもいい。

「軟骨が減っているための痛み」と言っているだけ(医師がそう思っているだけ)で生理学的には正しくない。よくわからない痛みと言ってもいいのだ。

慢性痛=神経障害性疼痛=心因性疼痛=中枢の可塑性疼痛=中枢性感作

痛みを認知・反応する中枢(脳脊髄)が過敏になった状態なのだ。

医師の手持ちのカードは、言葉、注射、鍼、マッサージ、電気治療、種々の薬など。

なるべく速やかに痛みが取れる方法を模索するわけだ。

他人の脳の変化だから客観的な指標があるわけではない。

この患者さんのように自分が主役になって医師を利用するという考え方がいい。

退院時はワントラム3錠。


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by junk_2004jp | 2017-04-18 04:26 | 慢性痛 | Comments(5)