心療整形外科

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カテゴリ:慢性痛( 512 )


2017年 09月 23日

鎮痛剤市場に転機到来、痛みから解放望む高齢者増加-新薬も続々承認

長期にわたって痛みが続く「慢性疼痛(とうつう)」に対する薬の処方の規模は今後7年間で62%増え、2024年には1880億円に達する見通しだ。 だが痛みを抱えながらの社会生活継続が困難なことが理解され、また国の後押しも手伝って、患者が医療機関で鎮痛剤の処方を受けるケースが増加している。


国内の慢性疼痛による経済損失は1兆9500億円との試算もある。


リリカ、トラマール、トラムセット、ワントラム、ノルスパンテープ、ノイロトロピン、サインバルタ、トリプタノール、カロナールなど


慢性疼痛という病気に対して何を選択して生きていくかは患者さんにあります。正しく理解することです。(時間的、経済的、環境的)

慢性痛は痛みを認知するシステムそのものの故障です。


慢性痛を作らないためには医師を教育し直すこと。(不必要な画像診断をして患者を不安、失望させないこと、早期に的確に除痛すること)


神経が圧迫されていても痛みやしびれは生じない。


軟骨や半月板、肩板、椎間板が老化していても痛みの原因にならない。


痛みの治療と構造の治療は別問題です。


重要なのは早期の痛みの治療です。たとえば、腰椎の圧迫骨折(1:痛みの治療 2:骨粗鬆症の治療 3:骨折の治療)この順に大切です。


痛みが慢性化すると何もできなくなります。骨折はしばらく安静にすれば治ります。


昨日TVで京唄子さんが腰椎圧迫骨折が原因で寝たきりになり死亡されたということを知りました。


痛みに対して脊椎の手術は不必要です。

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by junk_2004jp | 2017-09-23 09:56 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 08月 27日

母の下肢しびれ

スマホを買い換えた。iPhone7plus。

初めてLINEのアプリをdownloadした。よくわからないまま初期設定をさわっていると、すぐに東京に住んでいる末妹からLINEがはいった。

次いで、大津市で独居している母(91歳)からLINEが入った。末妹と母はLINEしているのでそのつながりとのことで、驚いた。

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母は以前より脚がしびれるといっていた。「注射してやろか」と言っていたがあまり乗り気でなさそうだった。

お盆で墓参りに小松市にきたときに注射を希望した。

スーパーで買った雑誌(わかさ出版:脊柱管狭窄症)のおかげで注射治療を受ける気になったわけだ。

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右のふとももあたりが重くてしびれる、歩きにくいとのことだった。

腸腰筋や太ももの前面側面の圧通点数カ所に0.5%メピバカイン、生食を注射した。30ゲージ注射針、計数cc。

すぐに効果がでた。

「軽くなった、歩きやすい。」とのこと。

「なぜ今まで・・・」というと

「しびれには効かないと思っていた」とのことだった。

「早くしてもらえばよかった。」

痛み・しびれの治療は個人差がある。なぜって、脳がからんでいるから。

後日のLINE
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痛み・しびれは簡単な治療で改善、管理できる。

それは脊柱管狭窄のせいではない。

MPSなのだ。簡単にいうと長年使ってきた筋肉に原因があるのだ。コリ。

母を治療する気にさせたわかさ出版に感謝。

母の母(私の祖母)は母が19歳のとき46歳で病死している。

私の生まれる前のことなのでそちらの方の家系を全く知らない。

母が健在なうちにきちっとした情報をLINEに残しておこうと思った。

母は中国の青島(チンタオ)生まれ。

加茂清、みよりの次女として生まれる。

加茂清は小松市出身でチンタオで貿易関係の事業を立ち上げ成功していたとのこと。

山村みより(私の母方の祖母)は山村善四郎、芳子の子。三人兄弟。

山村善四郎は大分県出身の方でチンタオで炭鉱を経営していたと聞いている。

もし、ネットでご存知の方がいらっしゃったらよろしく!

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by junk_2004jp | 2017-08-27 05:41 | 慢性痛 | Comments(1)
2017年 08月 21日

変形性股関節症、末期で手術が必要

Aさん(50歳代)は「変形性股関節症の末期で手術が必要」といわれました。

夫の知人がTVを見て当院を受診したとのこと、きっと経過がよかったのでしょう。その方の進めでAさんは受診されました。

腸腰筋、内転筋、大腿筋膜張筋、臀筋などの圧痛点数カ所に局所麻酔(0.5%メピバカインを1ポイント1mlほど)を注射する。針は30ゲージを使う。要した時間、数分)

すぐに歩いてみました。

痛みはありませんでした。

生来の股関節臼蓋形成不全や骨頭変形、脚長差があるのでしょう。そのため、可動域制限や跛行がありあす。

これは筋筋膜性疼痛症候群(MPS)を起こす悪材料になっているといえます。

また、目から耳から不安な情報が入ってくるとますます痛みが強くなってきます。

関節由来の痛み、関節痛といっても

関節とは複合臓器(骨、軟骨、靭帯、腱、関節粘膜、半月板)です。どこに存在するポリモーダル受容器が感作しているのか。

ポリモーダル受容器がどのようなメカニズムで感作するのか。

認知反応する脳の状態はどうなのか。

脳は不安が大きく影響します。

リウマチ、リウマチ周辺の免疫異常疾患、痛風、僞痛風、感染症、悪性腫瘍でなければ筋痛と考えるべきです。

そうでないと「痛みの悪循環、慢性痛、痛みの強さが変化する」を合理的に説明できません。

今回のような簡単な治療がどれぐらいの間、効果があるのか。

どれぐらいの間隔ですればいいのか。

薬は必要か。

今後の対策をどうすればいいのか。

これらのことは、一回の診察では分かりません。

多くは中枢性感作の程度に関わってくると思っています。

メールで同じような相談を受けていますので参考にしてください。

最終的に判断するのは患者さんです。

医師は不安を煽らないこと、患者を支援すること、選択肢を提供すること、自分の思い込みを披露しないことでしょうか。


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by junk_2004jp | 2017-08-21 19:25 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 08月 13日

市民公開講座・長びく痛みから抜け出そう!(新潟市)8月26日

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by junk_2004jp | 2017-08-13 06:15 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 08月 02日

慢 性 の 痛 み を 管 理 す る た め の 戦 略



科学文献をくまなく探しても、慢性の痛みそのものを改善する決定的な治療法を見けることはできません。従って、慢性の痛みの治療目標は、痛みを管理して患者の身体的および感情的な機能を回復させ、生活の全体的な質を改善させるようにすることです。痛みには、複数の原因があります。主に身体の傷害に関連付けることができる痛みは、急性の痛みです。持続し慢性化した痛みの場合は、追加的な要因がしばしば関係し、幅広い問題に起因して痛みが生じている可能性があります。つまり慢性的な痛みの治療は、一般に痛みと生活習慣の多面性に対処する幅広い全人的な対応を必要とします。そして医学的処置と社会的支援に加え「積極的な自己管理」が重要な構成要素になります。注目しなければいけないのは、少しずつの変化を見逃さず、反応を評価することです。慢性的な痛みの治療のねらいは、「脳を再訓練する」ことなのです。痛みの減少は、通常 6-12 ヵ月の間にゆっくり起こります、しかし、時に、急速な改善が起こることがあります。以下は、慢性的な痛みのためのいろいろな処置の概要です。慢性的な痛みに対してどんな取り組みを始める場合でも、その前にエビデンスを慎重に評価することが大切です。これには、起こりうると考えられる副作用への考慮を含めなければなりません。

生物学的治療

これには、手術、神経ブロックおよび 薬物治療を含めます。また、薬物のくも膜下持続投与や末梢・脊髄刺激電極などの侵襲的治療などもあります。これらは、全体として、慢性的な痛みへの医学的効果のエビデンスは低いのです。 ただ、特定のケースで、一定の期間効果があるかもしれません。一般的に用いられる薬物には、消炎鎮痛剤、抗うつ剤、抗けいれん薬、およびオピオイドを含みます。また、抑うつや不安に対する薬理学効果も期待できます。

心理治療

認知行動療法は、患者の思考と行動のパターンを改善することを支援します。目標を設定し、それをいかに達成するかに焦点を当て、痛みとその影響(例えば、痛みと筋肉緊張、思考、感情、および行動)について正確に理解することが必要です。ライフスタイルを変え、睡眠パターンを改善して、例えば、ペース配分やリラクゼーションのようないろいろな技術を用いるなど、痛みや他のストレスへの対処方法を習得することを目的とします。

理学療法による治療(受動的および能動的治療法)

この治療は通常、理学療法士、運動生理学士、作業療法士などによって行われます。慢性的な痛みに効果が期待されるのは、積極的な自己管理です。そのためセラピストは、身体活動や運動プログラムを勧めます。この中には、運動治療、筋肉強化および姿勢トレーニングの範囲の進歩的なプログラムを含む場合があります。どんな治療も、動作や機能を改善し、日常生活をこなして人生を楽しむ能力を高めるために積極的に自己管理を推進することを目指しています。

補完代替医療(CAM)治療法

CAM は従来の慢性痛治療に対して補完的に、または代替して行われる医療形態のことです。これらは、次のように定義されます。1. 代替医療システム:現代医学とは別の理論体系を基にした医療システム。例)西欧の文化におけるホメオパシー、ならびにフラワー療法、および、非西欧文化における伝統的な漢方薬。2. 心身への介入 :身体に影響する心能力を強化する技術。例)カウンセリング、瞑想、祈り、音楽療法や芸術治療のような創造的治療法。これらは、一部の心理治療と重なることがあります。3. 生物学ベースの治療法 :自然の中の物質を使用する療法。例)栄養補助剤やビタミン、自然栄養食品、およびダイエット。4. 操作的身体ベース法:例)マッサージ、鍼、アロマテラピー、カイロプラクティック、および整骨療法。5. 自然エネルギー療法 :エネルギー場の利用に基づく。例)太極拳、レイキやタッチ療法。

慢性痛の治療にとってエビデンスは大切で、それは伝統的なアプローチにも CAM 療法にも当てはまります。どんな処置であっても、効果と副作用がありうることを充分理解してから取り組むことが必要です。医師や施術者の経験や資格、知識技術のレベルについてのアドバイスが必要な場合は、業務を統括している専門機関に照会してください。

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by junk_2004jp | 2017-08-02 03:35 | 慢性痛 | Comments(1)
2017年 07月 23日

慢性疼痛患者の心得


慢性疼痛患者の心得

患者と家族の心得

慢性疼痛患者さんが心得ておくこと
痛みが長引くと、痛みのことしか考えられなくなってきます。
脳の「痛みを感じる部分」と「感情をコントロールする部分」は非常に近い所にありますので、感情は痛みの感じ方に大きく影響します。落ち込んだりストレスがかかった時に痛みが悪化するのは、この理由によります。特に「うつ病」と「慢性の痛み」は、深い関係があることが知られています。

また、「今日はいつもより痛いようだ」「あ、今痛みが来た。こんどはまたいつ痛むだろうか」「一生このままだろうか?」と痛みについて繰り返し考えることで、脳の「痛みを感じる部分」と「感情をコントロールする部分」が刺激され、痛みの神経回路がヒートアップして、過剰な活動を始めてしまいます。つまり、思い詰めれば思い詰めるほど、痛みはひどくなるのです。

こうして長い間繰り返し考え続けると、脳の痛みの回路は勝手に働き続けるようになります。こうなると、実際に体に異常がなくても、激しい痛みを感じるようになります。最終的には、脳の痛みを解釈する部分が異常をおこし、頬や足の筋肉を指でちょっと押しただけでも、「痛い」と感じるようになってしまいます。こうなるとかなり治療が難しくなります。
この状態は患者さんが自分で作り出してしまうことが多いため、ここでは、「難治」にならないための心構えをお話しします。


<自分で痛みをコントロールする方法を身につける>
* 痛みについて考える時間を減らす
何かに気を取られたり、集中しているときには痛みを感じないことが多いと思います。そのようなことを見つけ出し、痛みから気をそらせるよう努力してください。
この「何か」を見つけて、それに集中し、痛みを忘れている時間を増やしてください。(このことを「コーピング」といいます。)
「痛みについて考える時間を減らすこと」は、「脳の痛みの神経の過剰活動を減らすこと」とイコールです。
このコーピングがうまくいくと、薬の効果が現れやすいという大きなメリットがあります。全く薬を使っていない患者さんでも、「痛みはあるが気にならない」という、不思議な状態で治療を卒業していく方もおられます。
逆に、どんなにたくさん薬を服用しても痛みについて考え続けていると、薬の効果は相殺されてしまいます。

* 落ち込まない
「この痛みには治療法がない(に違いない)」「本当に治るのだろうか?」「この痛みで私の人生はめちゃめちゃだ」などという考えが心に浮かんだら、その悲観的な考えをすぐに中断してください。落ち込むと、痛みが悪化するだけではなく、痛みを克服しようとする意欲まで失ってしまいます。

* 一人でぼんやりする時間を避ける
多くの場合、忙しいときには痛みを感じません。
逆に、「家でぼんやりテレビを見ているとき」、「寝る直前、なにもすることがないとき」などには、痛みが強く感じられます。
こういうときに感じた痛みが、また患者さんを落ち込ませます。ですから、何か夢中になれること、空虚ではない時間を意識的に作っていくことが大事です。

* 趣味や気晴らしを有効に利用する
慢性の痛みを持つ患者さんの多くは、今まで好きだった趣味や、友達との外出、旅行などをやめて、家に引きこもりがちになります。痛いので出かけるのをためらってしまう気持ちはわかりますが、そうして独りで家に引きこもることで、ますます痛みのことを恨めしく考え続ける環境を作ってしまいます。
今まで好きだったこと、好きだった人との活動は続けてください。


<家族や社会から孤立しない>
* 建設的な生活を続ける
朝、決まった時間に起きて、決まった時間だけ家庭や社会で働くという建設的な生活を放棄しないでください。痛みが長引くと家事を放棄したり仕事を辞めてしまうことがありますが、健全な生活のパターンが崩れると、徐々に、一日中痛みのことを考えながら寝て過ごすようになってしまいます。こうなると、治療はかなり難しくなります。

* 痛みがあっても、「やるべきことはやる」
痛みを理由に、予定された行動をキャンセルしないでください。痛みがあっても、家事や仕事などの「やるべきこと」は今までどおり行うようにしてください。

* 痛みを食卓の話題にしない
慢性顔面痛患者さんの9割は女性ですが、痛みにとらわれた生活では、朝起きたときから自分の痛みについて家族にぐちを言い続けてしまうことがあります。繰り返し痛みについて話し続けることは、脳の痛みの回路を活性化させて、痛みを悪化させる原因になります。
また、うんざりした家族があなたを避けるようになり、孤立してしまうこともあります。痛みのことは、必要最小限の話題にしてください。

*疼痛緩和よりも社会復帰を
慢性疼痛(特に非定型顔面痛・非定型歯痛)の最大の問題は、患者さんが社会生活を止めて、家に閉じこもってしまうことです。ひどくなると、一日中横になっているような状態になります。
非定型顔面痛・非定型歯痛は命にかかわる病気ではありませんが、痛みのために、人生の重要な時期を引きこもって過ごし、仕事、友人関係を失ってしまう人は少なくありません。気がついたら、結婚の機会や仕事を失い、両親もいなくなって、経済的に立ち行かなくなっていたということにならないよう、「社会生活を続けること」、「社会に復帰すること」を第一目標としてください。


<その他の注意>

* 家族に依存しすぎないこと
患者さんが家族に依存し、家族も過剰に手厚く患者さんの世話をしている場合には難治になることがあります。
「痛みがあること」で、なにか得をする・嫌なことをしないですむことを「疾病利得(しっぺいりとく)といいます。「家族が大事にしてくれる」「家事をしなくて良い」などが代表的な「疾病利得」です。
そして、「疾病利得」がある場合には難治です。本人が無意識に治りたくないと思っているためです。

* 筋肉をリラックスさせる
体に力が入り、筋肉が固くなってしまわないように気をつけてください。軽い体操や、こっている場所に温湿布をあてるのもいいでしょう。筋のこりは、痛みを悪化させます。
また、浅くて速い呼吸もやめて、お腹から、ゆっくり深く呼吸してください。


<患者さんの家族が心得ておくべきこと>

* 疼痛性障害の痛みは、患者さんの脳が感じている痛みで、本物の痛みです。仮病扱いして、患者さんを責めるのは筋違いです。

* 患者さんに、「まだ治らないのか」とか「我慢できないのか」というようなプレッシャーを与えるのは逆効果です。ストレスは疼痛を、一層悪化させます。

治療を妨げるような事をしない。(第一選択は、抗うつ薬による薬物療法です。中途半端な知識で、抗うつ薬の減量を忠告したり、他の習慣性のある薬や健康食品を勧めたりしないこと。)

患者さんをいたわりすぎることも、痛みを悪化させる可能性があります。患者さんが自分でできること、今までやってこれたこと(家事など)は、患者さんに任せてください。毎日痛みについて長々と話を聞くことは、患者さんの意識を痛みに集中させるため、逆効果です。必要以上に痛みを家族の話題にしないことが重要です。


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by junk_2004jp | 2017-07-23 10:51 | 慢性痛 | Comments(3)
2017年 06月 22日

みんな困っています

3月、フジTV「その原因Xにあり」に出演してから、全国から多くの人がきます。

3ヶ月経った現在でも続いています。一時期よりやや落ち着いてきましたが。

私の言葉に感動したのいう人は数人いらっしゃいました。

朝の4時ごろから駐車場に集まりはじめます。

だれが始めたか、番号札(整理券)が配られます。

外来は9時より始めて午後6時すぎに終わります。(昼休みは30分)

数日間ホテルから通院する人、日帰りの人、それぞれです。

先遣隊で治療に来た人が家族や友人を連れて「御一行様」で来院されることもしばしばです。

日本全国、どこでも同じような痛みに対する医療が行われていて、満足されない患者さんで溢れているのです。

また、ほとんどの方は多くの部位に痛みやしびれをもっています。

「レントゲンやMRIは撮るが痛みは取らない」という揶揄悪評を聞きます。


「ヘルニアが神経を押さえている」「脊柱管、椎間孔で神経が圧迫されている」

「軟骨が、椎間板が、半月板がボロボロ」

「腱板が裂けている」

などなど、痛みのニセのお墨付きを与えられ、即手術を言われたり悪化したら手術といわれる。

安静を指示されるが、これでは悪化の一途です。

上記のことが痛みの原因ではないのです。

なんとかしなければ慢性痛は増えるばかりです。

私は医学教育の失敗だと思います。

未だにひと昔前の痛みの伝説を引きずっているのです。

北原雅樹先生は「日本は痛み医療の最貧国」とおっしゃっていらっしゃいます。私もそう思います。

日本のレントゲンやMRIの人口あたりの台数は全世界で頭抜けています。

医師は経費の償却の必要もありせっせと撮影しなければならない立場でしょうか。そのことが却って悪い結果になっているようです。

そうすると前記のような構造破綻が見つかるわけです。

毎年の医師国家試験に「痛みの生理学から」「MPS(筋筋膜性疼痛症候群)から」必ず問題を出すのもいいアイデアです。

厚労省は本腰を入れて痛み医療の対策をしなくてはいけません。




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この図は「慢性痛はどこまで解明されたか」という本からの図を持ってきて私が書き足したものです。

この図を見ていると問題点がつかめます。

Bの治療とCの治療は別問題なのです。Cの治療は重要です。Bの治療は必要ありか検討すべきです。

Bにないもなかったら「異常なし」「手術するほどではない」といわれて、痛みの治療Cはされません。それで治ればいいのですが。

痛みの悪循環が続くとD脳も感作されます。それが慢性痛です。

強い痛みなら数時間で、普通3ヶ月と言われています。

痛みの病名も混乱を極めています。同じ病態でも診る方向からなんとでも言えるのです。

Aから見たら「挫傷、捻挫、打撲、労働スポーツ障害」

Bからみたら「ヘルニア、骨折・・・」

Cからみたら「筋筋膜性疼痛症候群、線維筋痛症、慢性痛、神経痛、CRPStype1」

Dからみたら「身体表現性障害、心因性疼痛、神経障害性疼痛、中枢性疼痛、不安障害、抑うつ状態、発達障害など」

整形外科医の頭は混乱しています。

患者に説明する病名、カルテに約束ごととして記載する病名、勤務先に提出する病名、保険会社に提出する病名、裁判や弁護士に関わる病名

他人に提出する診断書の病名は無難ものになります。

発達障害や不安障害、抑うつ状態が根底にあると痛みの閾値が低くわずかなきっかけで大火になることも想像できます。


痛みの定義

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。

①組織損傷を伴うもの・・・急性痛、炎症性疼痛、リウマチ、リウマチ類似疾患、痛風、仮性痛風

②組織損傷があるように表現されるもの・・・慢性痛、神経障害性疼痛、身体表現性障害・・・・

②は痛みそのものが治療の対象です。中枢性の可塑的変容です。

①②とクリアカットに分類できるものではありません。

しばしば混在します。

早期から痛みの治療をして慢性痛にならないようにすべきです。no pain,no pain(痛みがなければすべてよし)

慢性痛になったら、患者を支持、保証して集学的に治療すべきです。

今のような診療体制、医師は画像ばかりをみてコンピュタを相手にして、触診することもなく、不安を煽るようでは慢性痛は増え続けます。

中年の女性で5回腰の手術をした人、クビ、腰、膝と手術をして慢性痛に苦しんでいる人、この人たちは現在、私のところで良好な経過になっています。

神経が圧迫を受けても痛みはおきません。

すべり症など構造異常が痛みの原因になることはありません。

軟骨がボロボロでも痛みは起きません。

それでは「痛みの悪循環」が説明できないからです。

痛みは電気現象なのですが、それらが発電するエネルギーを蓄えているとは思えないからです。

健常者でも普通にみられます。

どうぞ「専門医と称する人」の診断に気をつけて!




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by junk_2004jp | 2017-06-22 23:28 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 06月 16日

ポールウォーキング











薬やトリガーポイントブロック、鍼などを利用して、毎日、少しずつやって!

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by junk_2004jp | 2017-06-16 19:48 | 慢性痛 | Comments(1)
2017年 05月 19日

心因の要素が大きいほど強い痛み

「すっごく痛い!」

目蓋を強く閉じておっしゃることもある。

そういう感じの患者さんは心因の要素が大きいと思っている。

心因の要素が絡まない慢性の痛みはないのだが、長いこと医師をしていると、見えてくるものがある。

お手紙をいただきました。

都合で中途半端を承知で退院せざるを得ず・・・小松空港では痛みで歩けなくなり情けなく涙をながしました。

到着した空港では車椅子を頼みタクシー乗り場へ、やっとの思いで帰宅・・・

先生が毎回”よく歩いてください”と仰せられるお言葉を守り帰宅しましてから毎日、杖は離せませんが、一心に歩きましたところ、痛みはあるものの20分ほど歩けるようになりびっくりしております。

10年前になりますが、母が寝込み自宅介護・・・

お葬式の時、突然足に痛みが走り歩けなくなり、それ以来今日に至るまで痛みを抱え8年になります。

医師からは手術を勧められ半ば諦め一縷の望みをかけせっせとジム通いするも改善せず、なるようにしかならないと諦めておりました。

その時、テレビで加茂先生を知り藁をも掴む思いで・・・本当の治療に巡り会うことができました。

初めて”治る”と確信の持てる治療に感謝いっぱいです。

2週間という短期治療でありましたのに8年間も苦しめられた痛みが3割確実に快癒いたしております。

誠に嬉しく希望の持てる日々に心から感謝しております。


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by junk_2004jp | 2017-05-19 21:58 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 05月 14日

二種類の慢性痛

慢性痛=筋痛症(myopain)

日本の医師の多くに筋痛症の概念がない。

あったとしても筋肉痛ぐらい放っておいても治ると思っている。

レントゲンやMRIに写っている構造異常が痛みの原因だと思っている。なにも異常がなかったらお手上げ。

そしてしなくてもよい手術をする。しばらくはプラセボ効果でよいこともあるが、また痛くなる。

手術という外傷が加わって痛みがこじれにこじれていく。

①発達障害、極度の不安障害などが背景にある場合は、最初から慢性痛のような形をとると思う。(一次的慢性痛)

②急性痛が慢性痛に変化する。(二次的慢性痛)

・ケガと使いすぎ、固まった姿勢。

・筋肉そのものの場合と反射的に筋肉に攣りの場合。

①と②を明確に区別できないこともある。①を持った人がケガをした場合など。

①は精神科医の出番が多くなる。

②は何としても避けたいものだ。早期に除痛。

例えば、背骨の圧迫骨折でセメントを注入した人で、慢性の痛みに悩んでいる人を数人みたことがある。

骨折の治療は完璧にいったので医師は痛みを訴えるのはオカシイと思っている。

骨折の治療と痛みの治療は別問題なのだ。

もちろん両方とも完璧に行うことが理想だが、痛みの治療は時間のファクターがあり優先されるべきだ。

現実的な話・・・

腰痛だけを訴えることは少ない。ほとんどの患者さんは多数部位に痛みを持っている。

それに対して一々、もっともらしい病名をつけてカルテに記載して説明して治療するのは大変な労力だ。

4〜5人に一人の割合で慢性痛を持っているといわれている。

筋痛はそれだけ慢性化しやすいわけだ。

整形へいってもレントゲン、MRIをとって湿布とお薬、ペインクリニックへいっても硬膜外、神経根ブロックや星状神経節ブロック。

多くの患者さんはみきりをつけて我慢するか、マッサージに通う。

あるいは一発逆転の夢をいだいて手術をする。プラセボが一生続く幸運はまれ。

医師数が増え、世界トップの人口あたりレントゲン、MRI数、皆保険、これだけ条件が整えば慢性痛は伝染病みたいに広がっていく。


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by junk_2004jp | 2017-05-14 01:59 | 慢性痛 | Comments(0)