カテゴリ:慢性痛( 499 )


2017年 04月 26日

ミラー現象

ミラー細胞

「わ、痛そう!」は、共感する神経細胞が働いていた。

神経科学者のラマチャンドラン氏はミラー細胞が発見される前から鏡を使って幻肢痛の治療をしている。

家族3人が同じような痛みで来院。

病室で誰かがよくなるとみんながよくなる。その逆もある。

膝痛でも肩痛でもいわゆる坐骨神経痛でも長い痛みの人は大概両側に同じように圧痛点がある。

「患側をかばっていたら反対側もいたくなってきた。」というがミラー現象なのだろう。

幻肢痛のミラーセラピーはこの現象の有効利用なのだ。

痛みを共感してもらっては困る。

慢性痛の大きな責任は脳にあることがわかる。

痛みが分節を超えて広がるのは(同側に広がるのは)グリア細胞の活性化にあるといわれている。つまり、痛みの電気信号は一本道のハイウェーを進むのではなく、周りに影響を与えて進む。

とにかく、痛みは早く止めるにこしたことはない。

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by junk_2004jp | 2017-04-26 19:48 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 04月 20日

痛みと洗脳と利権

TV出演の影響が収まらない。

大阪での放送が1、2日前にあったとのことで、そちらからの問い合わせが増えている。

もう諦めていたという人も一回の治療ですっかりよくなった人もいる。

なんだか「軟骨すり減り」の洗脳が解けたかのようだ。

治りにくい人は洗脳が解けないか脳の可塑性変化が強い、不安障害、抑鬱状態。

痛い、痛い人でも入院した途端によくなる人もいる。

水が溜まっていて外見上は痛そうだと思われる人でも、よく歩くように指導すると見違えるようによくなったという。

その逆のこともある。

産業界、医学会の利権が絡んだ洗脳。

悪意はないものと思うが。

医師も洗脳を受けている。

軟骨がボロボロ、将来は人工関節と言われれば誰でも歩く恐怖が生まれる。

正座を避ける。

ますます悪化。

医師は治そうとはしないで人工関節になるまで放牧(失礼)しているがごとき。

私の婆さん時代(明治生まれ)の日本人は皆、きちんと正座ができた。

その時代は軟骨、半月板、椎間板、脊柱管などという言葉は一般的ではなかったし、医師もそんなにおおくはなく洗脳する必要もなかった。

痛みの本態は筋筋膜性疼痛症候群、慢性疼痛なのだ。

自分のペースで歩くことが大切。

肥満、腰痛、膝痛で歩くことが困難な方はポール・ウォーキング(ノルディック・ウォーキング)がよい。



スティックはアマゾンで買える。


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by junk_2004jp | 2017-04-20 22:41 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 04月 18日

慢性痛の治療の主役は本人、医師は脇役

昨年3月から5月に入院した時50か所以上だったTrポイント注射も大幅に減って臀部の10数所位までに改善し、まだ注射の影響もあろうかと思いますが、午前でほとんど痛み無し。午後は注射の効き目が薄れるのか15%の痛みな感じです。ほぼ改善状態、後はワントラム増量に期待しています。

それにしてもありがたい事です。1年半前にある先生に「この病気はどんな病院に行っても治らないし、治せる先生なんかいないよ」(循環器医者)「原因がわからない以上治療のしようがない」(整形外科)と言われ途方に暮れていたのがウソみたいな話になりました。今後は薬に頼らない痛み改善を模索していかなくてはなりません、何かアドバイスございましたらお願いします。

〇前回入院はTr注射が直してくれるという意識だった。
今回の入院は自分が直すんだという意識。Trポイント注射はその為の手段に過ぎないと。

脳と痛みと神経回路の勉強してきた。午前大雨と痛風以外は足が燃えるような痛みが出ても毎日6,4km歩いた。

木場潟の自然(風景、風、行きかう人、鳥の鳴き声、草花の匂いなど)痛みを感ずる余裕がないくらい情報がいっぱい入って来てとてもいい。

午後は大量に持ち込んだDVD鑑賞(時代劇と空想科学映画が好き)更にレコードプレヤー持ち込んでspレコードの鑑賞。痛みの支配からの逃避してました。


このメールは了解を得て掲載しています。

「ヘルニアの痛み、脊柱管狭窄の痛み」と言っている痛みも実は言っているだけで、本当はよくわからない痛みと言ってもいい。

「軟骨が減っているための痛み」と言っているだけ(医師がそう思っているだけ)で生理学的には正しくない。よくわからない痛みと言ってもいいのだ。

慢性痛=神経障害性疼痛=心因性疼痛=中枢の可塑性疼痛=中枢性感作

痛みを認知・反応する中枢(脳脊髄)が過敏になった状態なのだ。

医師の手持ちのカードは、言葉、注射、鍼、マッサージ、電気治療、種々の薬など。

なるべく速やかに痛みが取れる方法を模索するわけだ。

他人の脳の変化だから客観的な指標があるわけではない。

この患者さんのように自分が主役になって医師を利用するという考え方がいい。

退院時はワントラム3錠。


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by junk_2004jp | 2017-04-18 04:26 | 慢性痛 | Comments(3)
2017年 04月 13日

慢性の痛みは学習された痛み、記憶された痛み、可塑性の狂乱

つまり、痛みの悪循環によって脳・脊髄に痛みの電気信号が繰り返し繰り返し入力され続けると、脳・脊髄は痛みを学習して、わずかな刺激で強い痛みを感じるようになる。

この痛みを慢性痛=神経障害性疼痛、ときには心因性疼痛とか身体表現性疼痛という。

医師によって教育させられた痛みともいえる。

慢性の痛みの治療は脳を再教育して痛覚の過敏状態を正常に戻すことなのだ。

「何回ぐらいの治療が必要か?」という相談をしばしば受ける。

他人の脳の認知・反応を何回で変えられるかわかるはずもない。

年齢や軟骨、椎間板の状態には関係がないように思われる。

コメント欄の千秋さんは

「加茂先生、お世話になっております。2回通院し、股関節の痛みは劇的に少なくなりました。お尻、腰の痛みも改善方向に向かっております。」


脳がいいとか悪いとかいう問題ではない。次のようなタイプは治りにくい傾向だ。

「夜間痛がある、トイレに何度も起きる、眠れない、」

広範囲に痛みがある。

長期間、痛みがあった。

神経質、完全主義、こだわり、注意集中、

不安傾向、強いストレス、

強い思い込み。

発達障害


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by junk_2004jp | 2017-04-13 14:35 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 04月 10日

痛みの原因が構造上の問題だという医師に診てもらっていても良くなることはない

痛みの原因が構造上の問題だ(たとえば椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄、すべり症、椎間板症など)とすることは

痛みの生理学の基本である「痛みの悪循環」を説明することはできない。

構造上の問題だとすることは究極は手術をして構造異常を回復させるか補強するかしなければならないわけだが。うまくいかない。

「痛みと上手に付き合っていきなさい」「筋肉を鍛えて構造異常を補強しなさい」とアドバイスがされる。

痛みの原因が構造上の問題だとすると「慢性痛」を説明できない。慢性痛とは3ヶ月以上続く痛みのことで、痛みそのものが治療の対象と言われている。脳の痛みの認知・反応の歪みなのだ。

レントゲンやMRIの一般化により、見えなくてもよいものまで簡単に見えてしまうことが混乱の原因だ。

癌や感染症などの特殊な病気の発見に有用だったが慢性の痛みの医療には悪影響だったわけだ。

最近の医師は画像だけを見て触診た問診を疎かにしていると聞く。これでは誤診する。

癌・感染症・リウマチなど特異的疾患を除いて痛みは構造異常のせいではなく機能的(functional)な問題なのだ。

そのことをしっかりと知っている医師に診てもらうことがとても重要なことだ。治療法はそれほど問題ではない。

次はFace Bookの投稿から。

この患者さんが構造異常派医師に診てもらっていたら・・・除圧術や固定術を2度ほどやって相変わらず痛みをかかえていただろう。そういう人がとても多い。

もうこの問題は議論の余地はない。いまだに構造異常派の大学病院、中核病院がなんと多いことか!

負の可塑的変化から正の可塑的変化に成功したのだが、患者さんの努力や能力によることも大きい。

承認ありがとうございます。

今から3年前ぐらい、先生のところで一ヶ月の入院をさせて頂き、20年以上の腰痛が完治することが出来ました、Aと申します。

私の仕事は理容師で、先生の治療を受ける前は毎日恐怖の激痛で、仕事することを諦めかけてた時でした。

そんな中、勤めてたお店の方々のお客さんから、加茂先生の治療は是非受けなさいの話を聞き、藁おも掴む思いで入院治療をして頂きました。

あれから3年の月日が流れ、退院から一年後に、念願の目標だった理容室を独立開業することが出来ました。

あの時、先生の治療に出逢うことがなかったら、今も痛みと格闘の日々を強いられ、仕事は完全に断念しておりました。

今こうして地元で、元気な一経営者になれたのも、加茂先生のお蔭以外他は何もありません。

治療後、現在3年経っても腰の痛みは全くありません。

身体が毎日快適です。改めてこの場をお借りしまして、お礼の言葉に代えさせて頂きます。

加茂先生、本当にありがとうございました。


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by junk_2004jp | 2017-04-10 02:44 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 03月 31日

急性期慢性痛、慢性期慢性痛



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中井吉英教授(元・関西医科大)は図のように痛みを説明しています。

つまり急性痛と言えども最初から慢性痛の形をとる場合があるということ。

私のような開業医はこれがよくわかる。

かかりつけ医は患者さんの過去のパターンをよく知っているからです。

「Aさんはまた、妙な痛みが出てきて歩行が困難。」

なんらかの心理的な辛さが痛みに転換している。(転換性障害)(身体表現性障害)(心因性疼痛)

かかりつけ医でなければ、この診断にたどり着くのに時間がかかる。

これは患者さんに説明困難なことが多い。実際に痛いのだから。

Bさんは痛みが出るたびに腰の手術をしてくる(笑)。

https://vimeo.com/179557907


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by junk_2004jp | 2017-03-31 20:26 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 03月 30日

昭和に流行った痛みの医学は間違いだったわけだが

昭和に流行った痛みの医学が間違いだったことは議論の余地はありません。
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄が・・・・
軟骨が・・・・
半月板が・・・・
腱板が・・・・
椎間板がぺしゃんこ・・・・
すべり症が・・・・


それを大学病院、基幹病院、専門病院でなぜ引きずっているのでしょうか。

私のような地方の診療所と基幹病院の関係、普通に考えて逆ですね。

慢性の痛みに行き場所がなく困った患者さんがた〜〜くさん押し寄せていらっしゃいます。

ヘルニアの手術をしたがよくならない。

すべり症でボルトでとめたがかえって痛くなった。

脊柱管狭窄症の手術をしたがかえって悪くなった。

ふくらはぎが歩くといたくなるので診てもらったら脊柱管狭窄症で手術が必要といわれた。

軟骨がぼろぼろで手術が必要といわれた。

半月板の手術をしたがよくならず、反対のヒザも痛くなってきた。


なぜ痛みが生じるのか

どうして慢性化するのか(慢性化には医師の診断が大きく関わっていると思う)

なぜ痛みの部位が広がるのか

痛みの生理学の発展、fMRIなどの発展で詳しく分かっています。

週刊・医学のあゆみ2017.1.14

慢性の痛みー何によって生み出されているのか

■慢性の痛みはどのように考えられてきたのか?……小山なつ・等誠司 
神経可塑、長期増強、生物・心理・社会的モデル、痛み行動、集学的治療

■慢性痛はどのようにアプローチされているか?:脳画像法からみた慢性痛の脳内機構……半場道子 
■脊髄では何がおきているのか?──神経障害性疼痛の脊髄後角におけるメカニズム……津田誠 
■脳幹における痛みの抑制と慢性疼痛発現の機構……御領憲治・古江秀昌 
■情動・報酬系では何が起こっているのか?……南雅文 
■痛みは脳をどう変えるか?――Neuroimagingからみえてきたもの……寒重之・柴田政彦 
■慢性疼痛のメカニズムにおいて,心と体の間で何が起きているのか──心身医療の観点から……細井昌子 
■慢性の痛み医療はどのような夢をみるか……北原雅樹 


このような最新の研究者の著書をみても「脳」の話ばかりです。ヘルニアも軟骨も脊柱管もでてきません。

多くの患者さんのために早く臨床に取り入れるべきです。

簡単な治療でよくなることが多いです。

医療費削減にも貢献することでしょう。

私は2001年ごろにHPを作りましたが、最近の慢性痛ブームに我が意を得たりの心境です。


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by junk_2004jp | 2017-03-30 14:27 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 03月 28日

「神経が圧迫を受けて痛い」「軟骨がすり減って痛い」というガラパゴス医学

「神経が圧迫を受けて痛い」「軟骨がすり減って痛い」というガラパゴス医学から早く決別しなさい。

こんなこと言ってると訴えられる時代がくるだろう。

間違った情報を患者に与え、治るチャンスをのがす。

痛みは時間との戦いという面がある。

今日は8回腰の手術をしたという人、ヘルニアの手術を5回したという人を診た。

ヘルニアの手術を2回してなおたいへん辛い中学生を診ている。現在、回復傾向にある。

ヘルニアの手術を2回して大変重い線維筋痛症の人を診ている。長い回復の道のりのスタートをきったところだ。

ある脊椎外科医のHP

この方は「神経障害性疼痛」を誤解している。ヘルニアや脊柱管狭窄によって神経が障害を受けると思っている。だから手術するタイミングが重要だと説いている。

治らないのは前医が手術を勧めなかったから時期を逸したというわけだ。これでは治らなくても自分の責任ではないという何とも都合のいいいいわけだ(笑)。

慢性の痛み-何によって生み出されているのか?
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何が慢性痛を生み出しているのか? 慢性痛は単に“長く続く”急性痛ではなく,中枢神経系の可塑的な変化を伴って成立する独立した病態である.それはどのように生み出され,患者を苦しめ続けるのか? 医学・医療はそれに対して何ができるのか?

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by junk_2004jp | 2017-03-28 21:20 | 慢性痛 | Comments(0)
2017年 03月 20日

慢性痛は学習された痛み

「脳はいかに治癒をもたらすか」より

慢性痛は可塑性の狂乱である

モスコヴィッツは慢性痛を「学習された痛み」と定義している。

慢性痛=中枢性感作(central sensitization)=神経可塑(neural plasticity)=中枢性疼痛=CRPStype1=神経障害性疼痛=神経因性疼痛≒疼痛性障害(身体表現制障害)=心因性疼痛

などいろんな表現がある。

神経障害性疼痛というと、ヘルニアや脊柱管狭窄で神経が障害されているとの誤解がされるおそれがある。

心因性疼痛はよく誤解される言葉だ。

痛みの定義

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。

そのような損傷があるように表現されるものがある。


これが慢性痛なのだ。

1986年に痛みの定義が決められ、ちょうどそのころに痛みの生理学が爆発的発展があった。

その10年後ぐらいに中枢(脳脊髄)の痛みの過敏化に対して臨床的研究や治療が盛んになった。

つまり30年前に痛みの生理学の爆発的発展があり、20年前に慢性痛に対して「繰り返される入力=学習」という考えが主流になった。

日本はいまだに、「軟骨が減っている」「ヘルニアがある」「脊柱管狭窄だ」などという診断が主流になっている。これはガラパゴス状態。

これらが痛みの原因ではないのだが・・・・

受診のたびに、このように言われるとすれば、よくなるどころか、ますます痛みの学習に強い影響があるだろう。まるで流行り病いのようだ。

なにもなかったら、痛みの説明や治療がされないことも多いのではないか。

「ヘルニアがあるが手術するほどではない。」

「痛みとうまく付き合っていってください。」

このように言われることもある。いずれにしても、医師数が増え、レントゲン、MRIが増え、検査が増えれば、患者数も増えるというのが現状だ。

医師は痛みに対して再教育される必要がある。

ひとたび痛みが慢性化すると、その治療はさらに困難になる。


痛みが学習されないうちに痛みを取ってしまうことがとても大切なことなのだ。


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by junk_2004jp | 2017-03-20 21:49 | 慢性痛 | Comments(2)
2017年 03月 17日

お礼のメールはうれしいものです

わたしはX月から約2ヶ月間先生にお世話になりましたAです。

本当にお世話になりました。退院して3か月が過ぎました。

私は朝のストレッチ45分は退院してから休んだことなく頑張っております。

先生のトリガーがなくなるのでストレッチを始めました。

先生のお陰で3年半ぶりにゴルフのラウンドに行って来ました。

先生に感謝してもしても足りません。どうかいつまでもお元気でお身体ご自愛ください。小松が懐かしく思います。本当に有り難う御座いました。


Aさんは頚から両下肢とほぼ全身に痛みがありました。

このようなメールをいただくと本当にうれしいものです。また、ほっとします。

もちろん慢性痛(chronic pain),中枢性感作(sentral sensitization)、神経可塑性 (neural plasticity)

脳が獲得した(学習した)「痛みの過敏」を消せるか、全く消せないまでもうまく管理できるか?

「何日ぐらい必要ですか。」という質問を受けるが、分からない。

医師と信頼関係が結べるか。協力して共に治療できるか。治療や薬に対する反応は。

慢性痛の診療の基本は「傾聴、共感、受容、支持、保障」

午前中だけ3人ほどの予約患者さんを診るような環境ならいいのですが。現状はそうではありません。


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by junk_2004jp | 2017-03-17 00:22 | 慢性痛 | Comments(0)