心療整形外科

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カテゴリ:慢性痛( 504 )


2016年 12月 04日

専門外来SPの反響はすごい!!

外来はすごい数の患者さんが押し寄せています。困っている人が多いのには今更驚かされます。

外来にある5つのベッドをフル回転してやっていますが、午前中1時間ほどオーバーします。午後も5時ごろまでそういう状態が続いています。

最近は再診の患者さんが来るようになりました。

「ずいぶんよくなった」「かなりよくなった」「歩きぶりがよくなったと言われた」

「しばらくはよかったがまた痛くなってきた」

「よかったので無理をしたらまた痛くなってきた」

などという人が多い。このような場合はトリガーポイント注射を続けます。

なかなか良くならないこともあります。

その場合はトラムセットやノルスパンテープを使います。

「どれぐらい良くなるのか?」「何回ほどしなければならないのか?」という質問を時々受ける。

恐怖、不安、強い思い込みなどが治り方に大きな影響を及ぼす。だから医師はわかりません。

膝痛以外に腰痛、頚痛、肩痛、下肢痛など複数箇所痛みのある人が多い。

特異的疾患(悪性腫瘍、感染症、リウマチ、痛風)を除いては同じメカニズムです。

最初から筋肉に重点を置いて、心理・社会的要因を考慮して治療すれば、医療費は少なくて済むし、なにより健康な状態を保てます。

ある意味、医師によって作られる慢性疼痛ということもできるのです。

メールをいただいた2例を紹介しますから参考にしてください。

分裂膝蓋骨は痛みの原因にはなりません。


バスケットボールを小2よりしており、小6で最初に痛みを訴えてきましたが騙し騙し練習は続けました。ですが、中学になって全く痛くてバスケットボールの練習ができておりません。どこの整形外科や整骨院に行っても分裂膝蓋骨や膝のねじれが原因と言われてます。分裂膝蓋骨に成長期に足が痛いのは仕方ないと言った感じです。このような息子でもトリガーポイント注射は有効でしょうか?

先週おせわになりました、Aです。帰ってから2、3日は様子を見てました。昨日からは二か月ぶりに練習復帰できました。ありがとうございました。心から感謝致します。


慢性の変形性膝関節症でも一回で効果があります。すぐにお風呂に入っても大丈夫です。

先日 @県から伺いました、Bです。13年間も膝の痛みに耐えてた、義母でしたが、5日経ちましたが、今のところ 痛みがなく、毎日 自分で揉みほぐしてます、本当にビックリしてます。やはり、13年間 痛みがあったから、痛みのある歩き方になってしまってますが、聞くと痛くない!っていうので、ありがとうございました。

私の実母も、来週 人工関節の手術する予定でしたが、先生の治療と、義母の経過を目の当たりにしたら、手術を阻止しなければ!と思い X日に伺いたいと思ってます。後 受診後 温泉に入るは、大丈夫でしょうか?


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by junk_2004jp | 2016-12-04 16:55 | 慢性痛 | Comments(1)
2016年 11月 05日

「老化したものは痛みの原因になる」「神経が圧迫されると痛みやしびれの原因になる」という説は間違い

b0052170_21581350.jpg写真は出来が悪いが、80歳代後半の女性。普段、腰痛や下肢痛は全くない。

数日前、風呂からあがるとき、腰にピリッと感じた。右腰に強い圧痛点があったので、そこに局所麻酔を2mlほど注射した。すぐによくなった。

レントゲンを撮って欲しいとのこと。

ほとんどの椎間板は完全に潰れてしまっている。

「レントゲンは特に異常は見られません。」と説明した。

痛みセンサーは老化に反応するものではない。

発痛物質、機械的刺激、熱刺激に反応する。

痛みは悪循環をして広がることがある。早期に鎮痛すべき。

「神経を圧迫すると痛みやしびれが生じる」これは論外の間違い。

変形性関節症:半分以上が自覚症状なし…東大病院など調査

50歳以上の日本人では、女性の4人に3人は膝(ひざ)の変形性関節症、男性の5人に4人は腰椎(ようつい)の関節症(腰椎症)であることが、2000人を対象にした東大病院などの調査で分かった。半分以上は自覚症状がなかったが、加齢とともに痛みなどの症状が表れやすくなるという。変形性関節症患者の大規模な国内調査は例がなく、7月の日本骨代謝学会で発表する。

変形性関節症は四肢や脊椎(せきつい)の軟骨がすり減り、関節の炎症や変形が起きる病気で、症状が進むと激しい痛みが生じて歩行困難になる。介護保険の要支援原因の第1位となっているが、国内の潜在的な患者数や予防法はわかっていなかった。

研究チームは、東京都板橋区と和歌山県日高川町の50歳以上の住民計2000人以上を対象に、関節をX線で撮影するなどして調べた。変形性膝関節症と診断されたのは男性54%、女性75%、変形性腰椎症は男性81%、女性68%に上った。このうち痛みがある人は、男性の2~3割、女性の約4割にとどまった。

患者の割合を04年度の年齢別人口構成に当てはめると、50歳以上の膝関節症患者は3080万人、腰椎症は同3300万人と推計された。

研究チームは昨年、全国の計1万人を対象に、患者の遺伝子と症状、治療効果などに関する追跡調査を始めた。研究チームの馬淵昭彦・東大医学部助教授は「潜在患者が多いことが分かった。病気の実態や治療法の解明につなげたい」と話している。

毎日新聞 2006年6月12日 20時12分 (最終更新時間 6月12日 21時11分)

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by junk_2004jp | 2016-11-05 22:09 | 慢性痛 | Comments(0)
2016年 09月 15日

ジストニア?筋硬症?筋筋膜性疼痛症候群?

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Aさん(70歳代)は数年前から両方の手の指先がチクチク痛くしびれています。
写真のようにほとんどの指が十分に伸展しません。

長年自営で建設業をやっていました。

コンクリートを粉砕する機械(昔はよく見かけました。ダダダダと振動する、なんという名前なんでしょうか)をよく使ったとのことです。

その後遺症なんでしょう。

以前にも同じ症例をみたことがあります。

そのほかでは板前さんの包丁。

ドライブ好きの高齢者のハンドル握り。

荷物の仕分けの女性。

前腕の指の屈筋群に圧痛あり、指の小さな筋にも圧痛あり。

30G(ゲージ)注射針で圧痛点にごくわずかな局麻剤で注射しました。

4日後、少し良くなってきたとのことでした。

職業性の一種のDystonia(ジストニア)

Myogelosis(筋硬症)

Myofascial pain syndrome(筋筋膜性疼痛症候群)

病名は以上のようなものが思いつきます。

行った治療と病名の関係について保険者が理解できるものにすることです(笑)。

手根管症候群といわれている症例がありました。

朝方とくに指がこわばるのでリウマチと診断されている症例がありました。

職業歴を聞く、前腕の圧痛点を調べることが重要です。

肩や首が前方に出たり、骨盤が傾いたりするのもこれと同じことだと思います。



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by junk_2004jp | 2016-09-15 19:53 | 慢性痛 | Comments(3)
2016年 08月 08日

線維筋痛症とジストニア

Bさん(50歳代、女性)

小学生のころから夕方になると頭痛。

40歳代、顎関節症、歯列矯正。

尾骨を強打。腰痛。頭痛、めまい。

44歳、椎間板ヘルニアの手術。

リハビリ中、ふくらはぎに痛み出現。現在杖歩行。

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顎関節症、緊張型頭痛、腰痛、下肢痛、これらは別々の病態とみるのではなくて一連の連続した病態とみるべきです。

足指は屈曲したままで伸ばすことはできません。ジストニア状態。

キーとなる言葉は「筋肉の攣り」です。

このような病歴の人はたくさんいることでしょう。

リスクを持った人を早期発見して、日常のメインテナンス、対処法を教えることでしょう。

ヘルニア手術や歯列矯正や抜歯は意味のない医療です。


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by junk_2004jp | 2016-08-08 20:59 | 慢性痛 | Comments(0)
2016年 08月 03日

慢性痛を「ジストニア様状態」という観点から

現在、当院で治療している「過去のむち打ち症」の人は5人ほどいる。

20年前、3年前、1年前、5年前など様々で、もちろん今は損保会社とは無縁で、自分の保険で診ている。

http://junk2004.exblog.jp/23447602/

http://junk2004.exblog.jp/24399439/


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人の頭は5kg重ほどある。

30km/hで追突されたということは、30km/hでバックして壁にぶつかったということ。

このとき防御の姿勢をとったか、とらなかったかは大きな違いになる。

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胸鎖乳突筋、斜角筋が急に過伸展する。

筋紡錘が働き、過伸展した筋を収縮させるように働く。

この状態が長く苦しい、辛い状態になると思う。

私は胸鎖乳突筋、斜角筋などに30ゲージの注射針で数カ所局所麻酔を少量注射してよく動かすようにしている。

「軽くなった」「辛さが少なくなった」「痛みはあるが辛くはなくなった」という人が多い。

耳鳴り、めまいがなくなる人もいる。

多分、事故後すぐにでもこうすればよかったのではないか、未然に防げたかもしれない。

転倒など不意の怪我は後々辛いことになる可能性がある。

ジストニア http://www.geocities.jp/dystonia2005/dystonia.html

症候性ジストニア…原因が分かっているもの(二次性)、別の疾患やケガが元になっているものに分類されます。

〜〜〜〜〜〜〜

痙性斜頸は、頭頸部の筋緊張異常により頭位に異常を生じる疾患で、頸部ジストニアとも呼ばれ、特発性の局所性ジストニアです。

〜〜〜〜〜〜〜

固定ジストニア:交通事故や転倒等の脊髄の外傷が誘因で脊髄から異常信号が出て、手足・頸部・顔面が硬直します。


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by junk_2004jp | 2016-08-03 15:24 | 慢性痛 | Comments(0)
2016年 07月 15日

頚痛とフワフワ感

Aさん(50歳代、女性)は10年ぐらい前より肩こりと立っているとフワフワしためまい感があり倒れそうになる。ストレートネックと言われた。

遠方から3日間治療に来られました。ホテルに泊まられたのでしょう。感想をメールでいただきましたので紹介します。治療効果にはもちろん個人差があります。

治療費は3日間で合計2680円(3割負担の場合)。

同じような症状の人から質問のメールをいただくことがあります。参考にしてください。

両側の胸鎖乳突筋、斜角筋、上部僧帽筋などの慢性の筋筋膜性疼痛症候群です。トリガーポイントブロックをしました。

特に胸鎖乳突筋のMPSでは頭を支え辛いので体位を変えるときめまい感があると言われています。

ストレートネックは慢性の筋肉の短縮の結果でしょうか。

注射の仕方は医師が大学で習うようなものではありません。私は私の方法でやっています。いろいろと工夫されたらいいでしょう。

11日から13日まで治療していただいたAです。首の不調がでてから10年、肩こり歴は40年。

このような慢性痛ですのですぐにすっきりとはいかないですが、先生の「また来なさい。これくらいしかないでしょ。」の言葉心に染みました。

いろいろな病院行きましたがそんな風に言っていただいたことは初めてでした。本当にうれしかったです。先生のような整形外科医が増えてほしいなと心から思います。ブログにコメントしようと思いましたがやり方がわからなかったためメールさせていただきました。

今日は頓服飲まずに仕事できました(*^^*)先生やスタッフの方の温かさも脳に作用するのかもしれないですね。本当にありがとうございました。また仕事の休みを調整して治療にいきます。

筋肉を動かすこと、意識します!!。

感想をもうひとつ。先生の注射は鍼灸師のようでした。医師なら誰でもできると書かれてますが勉強が必要ですね。現状できる医師が少ないことわかるような気がしました。感動しました。


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by junk_2004jp | 2016-07-15 13:29 | 慢性痛 | Comments(1)
2016年 07月 11日

医師は診断して説明する義務があります

1)「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄が末梢神経を圧迫、絞扼すると、その神経支配領域に痛みやしびれが生じる」ということは生理学上証明されていません。

2)健常成人でも椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄は50%以上に見られるというデータがあります。

3)手術をしても痛みやしびれがとれないことがあります。または、しばらくはよいが数週から数ヶ月で痛みやしびれが再発することがあります。

4)手術という外傷でより複雑で難治なCRPSという状態になることがあります。



このような印刷物を術前に患者にみせないと訴えられて裁判で負ける時代がすぐそこにきていると思います。

弁護士の数が増えています。弁護士にとってこのような医療訴訟はビジネスチャンスです。

それはどんな治療にもいえますね。

トリガーポイント注射にも鍼治療にもいえますが、短時間で患者さんに痛みのメカニズムや慢性痛を説明することはほとんど困難です。

それは共通する言語や基本的な知識に医師と患者さんの間には壁があります。

その壁を乗り越える意味でマスコミが正しい情報を伝えることやペインセンターを作って医師を指導したり情報を発信することです。

私は慢性痛の本態は「中枢性感作」(脊髄後角や扁桃体、延髄などに生じた痛覚過敏)にあると思っています。

ヘルニアや脊柱管狭窄のせいでもFasciaの癒着のせいでもありません。

中枢性感作に対して、鍼やトリガーポイントだけでよくなれば本当によいことです。

あるいは認知行動療法だけでよくなればもっといいです。

本を読んで知識を得るだけでよくなったとしても不思議ではない。

薬物療法を否定したところで、変えられない環境、変えられない仕事、時間的、経済的問題があります。

決められた人生の時間があります。

よくならない鍼治療によくならないトリガーポイント注射にどれだけ通えばいいのか。そういうことも言えるのです。医師は中枢性感作に対して使うことができる薬物を提示する義務があるともいえる。




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by junk_2004jp | 2016-07-11 20:35 | 慢性痛 | Comments(1)
2016年 07月 04日

慢性痛はなかなかややこしくて話がすれ違う

慢性痛は脳やポリモーダルが進化しすぎたためなのだろう。(ポリモーダルはある意味脳神経、脳の出先機関と考えてもよいわけだが)

原始的な動物はポリモーダル受容器はなく、Aδ線維のようなものだけで、それも痛みとして認識する脳はない。

ただ、侵害刺激に対して反射的に逃避するだけ。つまり反射として運動神経が反応するだけと思われる。

昆虫、魚、爬虫類はどうなんだろうか。

哺乳類はポリモーダル侵害受容器は備わっていることだろう。

野生では慢性痛は致命的なので慢性痛はないのではないか。

霊長類(オランウータン、チンパンジー)は慢性痛はあるのだろうか。

痛いかどうか聞けないが怪我をしたあと3ヶ月以上たっても痛み行動をとるのだろうか。

ペットとして飼っている犬や猫はどうなんだろうか。

人間の脳はあまりにも進化しすぎてしまったので慢性痛(意味のない痛み)に悩むようになった。

ポリモーダル侵害受容器の受容体は、エネルギーを電気エネルギーに変換する装置だ。

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受容体に反応するものだけが痛みの原因になる。

悪性腫瘍、感染症を除けば

痛みの原因が体内にあるものは、自己免疫疾患(リウマチなど)、痛風、仮性痛風だ。

初発の痛みの原因が体外にあるもので電気信号に変換できるものは「外力」と「熱」しかない。

彼らがいうところのファシアの癒着や肥厚に反応する受容体はない。それ自身にエネルギーはない。

私は昔から体が硬い方でストレッチや柔軟体操は苦手だ。体の前屈ではハムストリングは突っ張って膝下10cmぐらいまでしか手が届かない。ラセーグテストは30度ぐらいだ。しかし腰痛などの痛みは無縁だった。今でも数回素振りをするだけでゴルフができる。

「ファシアの癒着や肥厚は体を固くしてケガをしやすい。」とは言えるのだが、痛みの原因とは言えない。

また姿勢にも同じことがいえる。

私は姿勢には無頓着だ。腹ばいになってパソコンを打っている。

どんなところで寝ても腰痛になることはない。

枕にも無頓着だ。強いて言えば固めの高めがいい。

患者さんから質問があれば、「自分が一番気持ちよいものにしなさい。」と答える。

「遅発性筋痛」(運動会の翌日痛みが強くなる)のメカニズムは本当のところよく分かっていないのだろう。

患者さんに短時間でわかりやすく説明するには、「筋肉が突っ張っていて(凝っていて)痛いのですよ。」というが、痛いから攣っているのか、攣っているから痛いのか。姿勢が悪いから痛いのか、痛いから姿勢が悪くなっているのか。

医師が唯一痛みの存在を知る手がかりは圧痛点だ。

圧痛点の直下には機械的刺激に過敏になったポリモーダル受容器が存在する。

普通、押すぐらいの機械的刺激では痛みとして感じられないのだが、過敏になった(閾値が低くなった)ポリモーダルが存在するということだ。

中枢性感作(脳の痛覚過敏)は痛みの起きた時期などから想像できる。

わずかなことですぐに痛みになる場合、急性痛が繰り返していると捉えるのか、断続的に慢性痛が起きていると捉えるのか微妙だ。

慢性痛だと判断しても薬を使わないことが多い。「大丈夫です。よく動かすようにしなさい。」というアドバイスだけのこともある。

しかし、どんな治療にもあまり反応しない慢性痛もある。

ポリモーダルの受容体で電気エネルギーに変換され、脳に伝達される。

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この電気信号を読み解く脳がなければ痛みとして認識できないわけだ。

脳は電気信号を扁桃体や海馬、視床などと交通して読み解いて痛みとして認識しているのだ。

脳はまた、交感神経やホルモンを介して痛みに反応しているのだ。

慢性痛は脳の働きを抜きにして語ることはできない。

脳は多様性に富んだ不思議な臓器だ。

読書療法、認知行動療法、絶食療法、森田療法、操体法、自立訓練法などいろいろあるが、なにより慢性痛にならないようにすることだ。

慢性痛はminorRSD(自律神経反射性疼痛)とも言える。http://junk2004.exblog.jp/25953987/

今ではこの言い方はなくなりCRPStype1となったが「そんなもん、CRPSとは言えない。」という意見が必ずでてくる。じゃあCRPS様にしようか。minorCRPSにしようか。

40年前の私の指導医の教え

痛みはいかなる時も速かに止めること。医療では完壁よりも急を尊ぶ場合が多い


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by junk_2004jp | 2016-07-04 01:23 | 慢性痛 | Comments(0)
2016年 06月 30日

ベルギーからの患者さん

ベルギー人のAさん(ベルギー在住、奥様は日本人)は10ヶ月前、庭仕事中、急に背中に痛みが起こりました。

オステオパシー医に診てもらったが良くならず、ペインクリニック医にも匙を投げられ、途方に暮れていました。

痛みのため不眠が続いています。最近では痛みは頚や腰の方まで広がっています。

奥様は私のHPを見て、本(トリガーポイントブロックで腰痛は治る!)を購入して、治療のためだけに3日間来日されました。

外人さんはまず医師と握手をするのですね。

頚から腰にかけてたくさんの圧痛点がありました。

30ゲージ1cmの注射針で0.5%メピバカインを数十カ所の圧痛点に少量ずつ注射して軽く動かしてもらいました。

すぐに笑顔になりました。効果があったのです。

ランドセンを寝る前に1錠飲むようにと奥様にいってわたしました。

次の日、久しぶりにぐっすり眠れたとのこと。

昨日は金沢へ行ってきたとのこと。

今日、3回目の治療をしました。

痛みは半分以上なくなったそうで、慌ただしく関空から帰国されました。

ベルギーにもこのような痛みに悩んでいる人が多いそうです。

「ツアーを組んでお連れしようか」という冗談もでました。

このほか、オーストラリア在住の日本人の方、二人も治療してよくなったことがありました。

オーストラリアは進んでいるとのことでしたが、そうでもないこともあるのですね。ヘルニアだとかすべり症だとか言われていて、マサージに数万円かかると言っておられました。

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by junk_2004jp | 2016-06-30 22:12 | 慢性痛 | Comments(0)
2016年 06月 30日

中枢性の痛覚過敏

私は整形外科の臨床医です。痛みの専門家でも脳科学者でもありません。

私がブログで何度も書いていることは独自で勉強したことの受け売りです。

40年の経験がありますから、なるほどと納得したことをわかりやすく書いているつもりです。

勉強の仕方も書いています。

質問はこれで受付ません。どうしてもなら、住所氏名、メールアドレスを書いてください。

勉強の仕方

痛みの生理学の第一人者、熊澤孝朗先生の著書「痛みを知る」がいいです。

日本臓器製薬の「医療関係の皆様へ」から入って「痛みのしくみとその歪み」ー痛みの慢性化理解のための10項目

この内容もブログに書いたことがあります。

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[痛 みの定義] 国際疼痛学会   1986年

An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage.

精 神科医 Harold Merskey を座長とするグループ

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。


❶それには組織損傷を伴うものと・・・・急性痛、炎症性疼痛

❷そのような損傷があるように表現されるもの・・・・慢性痛、神経障害性疼痛、非炎症性疼痛

熊澤先生は1980年中頃に痛みの生理学の大発展(ビッグバン)があり❷の痛みが生理学的に理解できるようになったと書いています。

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末梢性感作

ポリモーダル受容器の受容体の数が増える。神経成長因子の作用で表皮に近く伸びてくる。

中枢性感作

下行性疼痛抑制系の機能低下、時間的加算、長期増強

最近では画像で示されるようになりました。

扁桃体、海馬、背外側前頭前野、延髄

最近、NHKのTVでも「キラーストレス」でやっていました。

交感神経の司令塔、延髄で連絡枝が密になる。

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http://logmi.jp/11687

「トラウマ」で脳は実際に損傷する

痛みの悪循環が続くと、大脳皮質の体積が減少するとのことです。
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このようになった脳も訓練で回復するそうです。それが認知行動療法です。

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by junk_2004jp | 2016-06-30 19:55 | 慢性痛 | Comments(0)