心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:MPS( 179 )


2015年 08月 31日

「しびれ」と「知覚鈍麻・脱失」

コメント欄に質問がありました。

「しびれ」

ジンジンした嫌な感覚。神経症状ではない。線維筋痛症、筋筋膜性疼痛症候群に付随することが多い。

重いカバンを持っていると手がしびれてきた。

綱引きのあとしばらく手がしびれて動き辛かった。このとき感覚も少し麻痺しているようだった。

長時間正座していて足がしびれた。

鉄棒にぶら下がっていたらしだいに手がしびれた。

高齢者は下肢の筋肉が重力に対抗困難になりしびれを訴えることがある。

ストレスと多いに関係することがある。

「筋肉の緊張→静脈のうっ血」に関係するのではないだろうか。

あなたのストレス度チェック

b0052170_1811482.jpg


「知覚鈍麻〜知覚脱失」

神経症状です。(神経麻痺症状)

局所麻酔を打ったあと

神経麻痺で知覚が鈍麻している。あるいは脱失している(全く感じない)

このような状態も「しびれている」と表現されることがあるもので、ややこしくなります。

医師は注意深く患者に聞く必要があります。

「しびれ」が高じて「麻痺」になることはありません。


[PR]

by junk_2004jp | 2015-08-31 18:11 | MPS | Comments(0)
2015年 08月 21日

International MYOPAIN Society(国際筋痛症学会)

International MYOPAIN Society(国際筋痛症学会)

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の診断基準 (Simons,1990)

●大基準
1 局所的な疼痛の訴え
2 筋筋膜の圧痛点から関連痛として予測しうる部位での疼痛あるいは違和感
3 触れやすい筋肉での索状硬結の触知
4 索状硬結に沿った一点での強烈な庄痛点(ジャンプサイン)の存在
5 測定可能な部位では、可動域のある程度の制限

●小基準
1 圧痛点の圧迫で臨床的疼痛の訴えや違和感が再現する
2 圧痛点付近で索状硬結に垂直に弾くような触診を加えたり、圧痛点に注射針を刺すことでえられる局所的ひきつり反応
3 筋肉を引きのばしたり(ストレッチング)、圧痛点への注射により疼痛が軽快する

診断には大基準5項目すべてと、少なくとも1つの小基準を満たすことが必用


筋筋膜性疼痛症候群は International MYOPAIN Societyで診断基準によって定義されています。

患者の体をいつも触診している鍼灸師、柔道整復師、理学療法士はこれによってすぐに理解できるはずです。

除外項目はないですね。つまり椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症は除くとは書かれていません。そんなものあってもなくても関係ないわけです。

一方、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などについて世界的な学会の診断基準はありません。痛みやしびれと関係ないから作られないのです。

A先生が言っていた、ブログに書いてあった、手術して治った人がいるというような話ではデベートできません。

ついでに、これも読んでね

腰痛への煽り:賢明な医療か、医療対象化か、あるいは病気の押し売りか?

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_609.htm


[PR]

by junk_2004jp | 2015-08-21 20:28 | MPS | Comments(0)
2015年 07月 16日

復習:Patric Wall 筋筋膜性疼痛症候群

神経根性疼痛(神経根がヘルニアや脊柱管狭窄で圧迫を受けてその神経支配領域に痛みやしびれが生じるという考え方)が生理学的に否定されています。その痛みは筋筋膜性疼痛症候群です。

脊柱管狭窄症とか椎間板ヘルニアと言われている痛みは五十肩やテニス肘と同じメカニズムなのです。これはありふれた筋肉の病態で脊椎外科医の専門ではありません。家庭医で十分対応ができます。専門でなくてもちょっと知識があれば対応できます。鍼灸マッサージでも対応できます。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_528.htm
神話がばらまかれて、少数の人の利益になるが多くの人の不利益になるような不名誉な時代は終わった。不利益をうけたある人たちは、手術の結果、明らかにいっそう悪くなった。


http://junk2004.exblog.jp/20995589/
スミスのチームは、腰痛患者を対象としたX線やMRI(磁気共鳴映像法)検査も問題視している。 腰痛には無関係な異常を見つけるだけに終わることが多いためだ。

40歳以上の成人の8割には、腰の部分に膨らみなどの変形が見られる。医師は手術したくなるが、これは痛みの原因ではない。こうした「異常」がCTやMRIに現れても、腰痛と結び付けることにはほとんど意味がない。


http://junk2004.exblog.jp/11975069/
手術をしてもしなくても半年後はほとんど差がなくなりそれが2年間続いています。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_594.htm#toutuugaku

疼痛学序説ー痛みの意味を考えるー Patrick Wall 著 横田敏勝 訳

筋筋膜痛症候群

線維筋肉痛症候群と異なり、筋筋膜痛症候群(myofascial pain syndrome)の痛みは1つの領域に限局している。圧迫が痛みを生じる圧痛点(トリガー点)がある。このときの痛みは、遠隔部に拡がり、患者が訴えていた痛みに似ている。

トリガー点の下に、ピーンと張った筋肉の帯を触れる。この帯にある筋肉を伸展したり、この帯に局所麻酔を注入したり、針を刺したりすると、痛みは緩和する。1930年代、初期の痛みの専門家のある人たちが、筋肉や靱帯の中に少量の高濃度食塩水を注射して、自分たち自身にこの病態に似た状態を再現した。痛みが注射部位から遠隔部に拡がり、丸1日間持続するのを感じた。患者はトリガー点やピーンと張った帯のある筋肉を動かせないかもしれない。あるいは、その筋肉を動かせば痛みが誘発される。筋筋膜痛症候群のトリガー点は、鞭打ち症のような脊椎損傷部位に現れるかもしれない。多数の研究者がトリガー点の領域から採取した生体組織を調べたが、異常は発見されなかった。ピーンと張った帯は収縮している筋肉によって作られるが、この収縮は痙撃するほど強くない。一部の人たちの痛みは、2ヵ月間続き、後遺症を残さずに消失する。対照と比較した研究はなされていないが、回復は局所の圧痛点の治療と、運動によって加速される。痛みが6ヵ月間あるいはそれ以上続くと、予後がだんだん悪くなる。圧痛点の局所治療は一時的緩和を生じるが、圧痛は戻ってくる。

これらの病態では、問題と原因が圧痛点になければならないと,患者たちが確信している。圧痛点にそれを納得させるような異常が見当たらないので、本書でもう馴染みになったサイクルが始まる。

多くの医師たちは、局所性の原因がない局所性の痛みはありえないと思い込んでいる。したがって、局所性の原因を証明できないので病気は存在しないと結論する。これは、赤ん坊から沐浴水を独断的に放ることと同じである。この病態については、検討に値する筋の通った仮説がある。たとえば、脊髄内の少数の運動ニューロンの興奮によって、興奮性が高まった領域にピーンと張った帯が生じる。そして、この領域が感覚を生じるというものである。註1)実際には、原因がないこの痛みは、医師たちがそれを観察したことを認めているのに、英国では正しい病名で診断されていない註2)。

1)訳者は、筋繊維の微小損傷と考えている。  2)わが国では数年前、トリガー点への局所麻酔薬注射の保険適用が認められた。

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の診断基準 (Simons,1990)

International MYOPAIN Society

●大基準
1局所的な疼痛の訴え
2筋筋膜の圧痛点から関連痛として予測しうる部位での疼痛あるいは違和感
3触れやすい筋肉での索状硬結の触知
4索状硬結に沿った一点での強烈な庄痛点(ジャンプサイン)の存在
5測定可能な部位では、可動域のある程度の制限
●小基準
1 圧痛点の圧迫で臨床的疼痛の訴えや違和感が再現する
2 圧痛点付近で索状硬結に垂直に弾くような触診を加えたり、圧痛点に注射針を刺すことで得られる局所的ひきつり反応
3 筋肉を引きのばしたり(ストレッチング)、圧痛点への注射により疼痛が軽快する診断には大基準5項目すべてと、少なくとも1つの小基準を満たすことが必用

[PR]

by junk_2004jp | 2015-07-16 22:39 | MPS | Comments(0)
2015年 06月 29日

MPSを治すのに神の手(カリスマ)はいりません

MPSの治療はだれにでもできます。

たぶん太古から世界中どこでも普通にあった病態で、それぞれの方法で治療していたのでしょう。

圧痛点(痛覚過敏点)が治療点となり、そこを押す、揉む、刺す、
お灸、伸ばす、縮める、などいろんな方法があります。

急性痛と慢性痛に分けられます。受傷当初より慢性痛のような状態のこともあります。

急性痛=組織損傷の治療+痛みの治療
慢性痛=痛みの治療

急性痛は組織損傷の程度により安静度が違います。

慢性痛は安静はだめでよく動くことです。

鍼やトリガーポイント注射は有効な方法です。

「腰痛は脳の勘違いだった」の著者は、医師に注射を打つポイントを指示して7年間続いた腰、下肢の痛みを3ヶ月で治しました。

私の著書「トリガーポイント注射で腰痛は治る」に書きましたが、「内科医が私の治療を見学して脊柱管狭窄症で痛いと言われていた奥さんを自分で治療して治った」

http://junk2004.exblog.jp/17571883/

このエピソードも私の治療を数回見学した外科医が奥様を治したです。

このように、だれにでもできる治療です。

キーポイントは痛みの生理学、心身医学の知識です。

治療者は「やさしい人」であることが必要条件でしょう。これを常に保つことは難しい。

「傾聴、受容、共感、支持、保証」これさえできればいいのですが・・・。たくさんの患者さんを限られた時間で診るのですから難しいことです。

慢性化した痛みもTPBだけで治ることがありますが、こじれにこじれた痛みは薬が効果的なこともあります。

特殊な検査はいりません。特殊な技術もいりません。


[PR]

by junk_2004jp | 2015-06-29 17:05 | MPS | Comments(0)
2015年 06月 03日

「腰痛は脳の勘違いだった」を読んでTPBに打開策を

次のようなメールをいただきました。
この方は「腰痛は脳の勘違いだった」をお読みになっていました。(その本の中にお名前が)

・・・・ところが、去る2月28日に外来リハビリを終えてリハビリマットから立ち上がったときに左でん部に激痛が走り足の力が抜けてマットに尻もちをつきました。立つこともできない痛みが ありストレッチャーに乗って入院しました。思いだすとその10日ぐらい前から動くと左のお尻がチクチクする痛みがありました。鎮痛剤を飲みながらリハビリを続けていますが、いまだに痛みが取れません。


受傷2ヶ月半後当院入院、薬は以前より続けて飲んでいらっしゃいます。
私のような治療法がどこでも簡単にできるようになればいいですね。

急性痛=損傷の治療+痛みの治療

慢性痛=損傷が治癒した後も続く痛み=中枢性感作、末梢性感作=痛みの認知システムそのものの治療

治療の反応からみると今回の場合はまだ慢性痛という状態にはなっていなかったのでしょう。

痛みは腰から下肢にかけて。

もしこの患者さんにヘルニアや脊柱管狭窄があれば、それが原因だと誤診されるのです。

1週間の入院集中治療を終え帰京して2週間が経過していますが、左臀部の痛みはすっかり消え仕事にも復帰しました。芍薬甘草 湯とトラムセットの服用は続けています。トリガーポイントブロック療法のおかげです。本当にありがとうございました。

「治る、イケる!」予感と自信は初診時に感じました。数本の注射を打って頂いたあと痛みがスッと消えた時、「立ってみてください」と先生に言 われて自然に立て歩けた時です。

車椅子で入院しましたが、おかげさまで退院時には車椅子を手放すことができました。

思い起こせば、鎮痛・消炎剤治療の限界を感じて知人の戸澤さんの書籍を読み返し、そこに紹介されていた先生の著書とブログを読み、すがる思い で小松に飛びました。劇的な効果に我ながら驚いていますが、先生の理論を信じた自分の選択が正しかったことに安堵しています。

帰京後、短期間 での私の様変わりにびっくりして関係者からどのような治療を受けたのか聞かれることが多く、私が経験した福音と先生のご著書を紹介していま す。

東京でのリハビリの主治医のA先生もその一人で、Bクリニックでの療法として短い方の注射から取り上げることを検討しておら れます。

目下、長い車椅子生活により退化した体力と可動域を回復するためリハビリに励んでいます。本当にありがとうございました。

[PR]

by junk_2004jp | 2015-06-03 17:14 | MPS | Comments(0)
2015年 04月 20日

筋の痛みの基礎的メカニズム

筋性疼痛といえば水村和枝教授ですが、論文を紹介します。

筋骨格系の痛みのほとんどは筋・筋膜性疼痛症候群です。多くの医師がこのことを勉強していません。そしてまちがった診断をします。(脊柱管狭窄症だとかヘルニアだとか軟骨が減っているだとか・・・)

筋性疼痛は慢性化しやすく長期にわたり人を悩ませます。

b0052170_20282174.jpg


筋の痛みは、その多くが生命予後にかかわらないことから、また、筋の異常は通常のX線検査などで検出できないことなどから、これまであまり注目されてこなかった。しかしながら、正常では痛みを感じない程度の圧迫刺激によって痛みが引き起こされる病態(機械痛覚過敏)では、筋収縮によっても痛みが惹起されるため、日常生活に支障をきたしQOLが低下するケースも多く、現代の高齢化社会においては筋の痛みや痛覚過敏のコントロールは重要な課題となっている。

・・・・・・

遅発性筋痛における神経栄養因子の役割

本モデルでは光学顕微鏡レベルでの筋損傷はみられず、筋・筋膜性疼痛症候群に特徴的な硬結とトリガーポイントが形成されるという報告があることから・・
b0052170_20292769.jpg




[PR]

by junk_2004jp | 2015-04-20 20:30 | MPS | Comments(2)
2015年 03月 16日

痛みは直ちに鎮痛すべきである

1998年の日本医師会 「疼痛コントロールのABC」
b0052170_18461715.jpg


痛みは時間というファクターが関係する。

痛みをがまんすることによって、痛みが増幅、慢性化、広範化することがある。

慢性痛とは創が治癒したと思われる期間(3ヶ月)を過ぎても続く痛み。

確実に痛みをブロックするには、圧通点(痛覚過敏点)に局所麻酔をうつことです。


[PR]

by junk_2004jp | 2015-03-16 18:53 | MPS | Comments(0)
2014年 11月 01日

膝痛の新しい考え方

健康2014・12月号に私の記事があります。

リウマチ・痛風以外の膝痛もMPSです。

http://junk2004.exblog.jp/20921338/

ヒアルロン酸もはや推奨せず

米国整形外科学会(AAOS)は6月4日、変形性膝関節症治療に関する臨床診療ガイドライン(CPG)改訂版を発表した。ヒアルロン酸を推奨しないと明記した。変形性関節症(0A)は庫擦による消耗が原因の関節炎とも知られ、65歳以上に発症することが最も多い。米国では約3300万人が0Aに確患し、身体障害の主因となっている。

本CPGは膝関節置換術より侵襲性の少ない治療を対象としている。2009年cpGから変更された主要推奨事項は、アセトアミノフェンとヒアルロン酸に関する2点。アセトアミノフェンの推奨用量は4000mgから3000mg/日に減った。

これはFDAが2009年以降にアセトアミノフェン使用者全般に対して変更したことによる。ヒアルロン酸の関節内注射は、14件の試験のメタ解析において臨床的に重要な改善を意味する最小開値に達しておらず、症候性の変形性膝関節症治療法としてもはや推奨されないものとしている。


b0052170_262222.jpg

[PR]

by junk_2004jp | 2014-11-01 02:07 | MPS | Comments(0)
2014年 10月 31日

医師がMPSを知らないと起こる弊害

医師がMPSを知らないと起こる弊害は

① やたらと検査をする。

② 誤診をする。

③ 診断ができない。

④ 治療が遅れる。

⑤ 患者さんに不安感、絶望感をあたえる。

昨日の症例を紹介しましょう。

① 70歳、男性、ゴールデンウィークのころ山登りをしたあと、右膝が痛くなる。病院を受診してレントゲン、MRIの検査を受け、「半月板がぼろぼろで手術をするしかない」といわれました。
知人の紹介で当院を受診しました。

内側広筋に強い圧痛がいくつもありました。トリガーポイントブロックをすると、すぐに痛くなくなりました。

内側広筋のMPSだったのです。山を下るときなどに傷めます。伸張性収縮があぶない。


② 20歳代、女性、1週間前、立ち上がろうとした時、急に腰痛、右太ももの前面の痛み。下肢をまっすぐに伸ばせない。MRI検査を受けているときに右ひざも痛くなりました。

MRIの結果、椎間板ヘルニアと診断されました。投薬で様子見、よくならなければ神経ブロックといわれました。

ネット検索で当院受診。腸腰筋、中臀筋、内側広筋などのMPSでした。もちろんその場で痛みがなくなりました。早期手当がよかったのでしょう。

立ち上がる動作は腸腰筋にとって伸張性収縮ですね。


このような症例は検査をしなくても話を聞いただけでMPSだと診断できます。あとは治療的診断をすればいいのです。

多くの医師はこの現実を知りません。

MPSを知っていたとしても羽生結弦さんのときの説明のように誤解しているのです。MPSはヘルニアなどがなかったときの診断名だと誤解しているのです。

医師数が増え、MRIが増えて容易に検査できる現状ではますます慢性痛が増えます。

患者さんも専門医が詳しく検査した結果ですから真に受けてしまいます。


[PR]

by junk_2004jp | 2014-10-31 01:25 | MPS | Comments(0)
2014年 10月 29日

大学でMPSを教えれば疼痛難民は減る

大学の整形外科、リウマチ内科、循環器内科やある病院の脊椎外科で診断のつかなかった症例です。

80歳代、女性。昨年末より背痛、両下肢痛で歩行困難。

MPSは筋骨格系の痛みの中で最もありふれたものです。

診断は簡単です。まず、除外診断(悪性腫瘍、感染症、リウマチ・痛風、帯状疱疹後神経痛)

圧痛点が1個以上あればMPSです。

骨折や腱や靭帯の断裂に合併していることもあります。構造の治療と痛み(MPS)の治療は別問題です。

変形性股関節症に合併したMPS、脊髄麻痺に合併したMPSもあります。

家族や患者さん本人の積極的努力がいい結果をもたらしたのでしょう。

4ヶ月の入院からの退院翌日、初めて加茂先生に診ていただいた後、ゴールデンウイークの休みに入るまでの5日間連続で通い、その後は9月までで合計10回受診しました。

ゆっくりですが徐々に痛みが減り、始めの頃は車椅子で診察室まで入っていたのが杖になり、今では近所のスーパーマーケットをカートを押しながらゆっくり一周、一緒に買い物に行けるようになりました。

9月に受診した直後は、まだ時々痛みが出るようで、もう一回診てもらいたいと言っておりましたが、とうとう「卒業かな?」という言葉が本人から出るようになりました。

痛みはほぼなくなったそうです。加茂先生に診ていただけて本当に感謝しております。こんな短い文章では伝わらない思いですが、この言葉に尽きます。

また母と買い物に行けるようになったことは、先生にたどり着くまでの日々を考えると夢のようです。

何度目かの受診の時、母が「痛みが出た時にはトリガーポイントの位置を親指でぐーっと指圧すると痛みが治まるんです。」という話をした時に、先生が嬉しそうに「医者いらずだなぁ。」とにこにこしてらしたのがとても印象的で、先生に診ていただけて本当によかったと心から思いました。

お一人お一人、治り方は違っていると思いますが、母の場合、

① 7月頃まで、毎朝、膝上内側のトリガーポイントと思われる所(先生が注射されていた箇所)を蒸しタオルで温めました。温めた方が痛みが楽になるとのことでした。

② 痛みが出たり、出そうになったときは自分でトリガーポイントと思われる所を親指で5秒位押して3秒位休むというのを何度か繰り返して、自分の出来る範囲で痛みをコントロールしていました。

③ 始めの頃は注射直後に痛みが楽になっていましたが、家に着いて車から降りる頃にはまた痛みがぶり返していました。ゴールデンウイーク以降は注射直後より、注射翌日や翌々日くらいから調子が良くなることが多かったようです。

④ 40年以上看護士をしていた母にとっては、トリガーポイント注射によって自分の状態が改善するのか半信半疑の初診でした。初めてのトリガーポイント注射の直後、先生に立ってごらんと言われて、恐る恐る立ち上がった時に「痛くない!」4ヶ月ぶりに痛みのない状態を実際に体験し自力で立つ事が出来、通うたびにゆるやかながら、右下がりの折れ線グラフのように痛みが減っていきました。痛みが出たら加茂先生の所に行けば大丈夫という安心感はとても心強いようで、デイケアでのリハビリも、先生がいつも仰る「あせらず、ゆっくり。」を自分に言い聞かせながらを頑張りました。

まだ以前の歩きっぷりと比べると不安定ですが、日を追うごとに足取りがしっかりしてきているようです。デイケアのスタッフさんや、入院時にお世話になったリハビリのスタッフさん達にも半年前の状態からの変わり様を喜んでいただいてます。もし、また痛みが出た時には伺いますのでどうぞ宜しくお願いします。

冬に向かって徐々に気温も下がってきております。たくさんの患者さんをかかえられ、お忙しい毎日をお過ごしと思いますが、お身体ご自愛下さいませ。

ほんとうにありがとうございました。

[PR]

by junk_2004jp | 2014-10-29 02:24 | MPS | Comments(0)