心療整形外科

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カテゴリ:MPS( 178 )


2014年 09月 23日

MPSについて

筋骨格系の痛みの多くは筋筋膜性疼痛症候群(myofascial pain syndrome、MPS)です。1983年にTravellとSimons は「筋筋膜性疼痛と機能障害:トリガーポイントマニュアル」という表題の膨大な書物でMPSを体系化しました。

MPSは我が国において認知度が低く、医療でうまく対応できていないためか患者数は2010年で成人の22.5%が慢性痛を持っているとの報告があります。

悪性腫瘍、感染症、リウマチ・痛風、神経障害性疼痛(幻肢痛、帯状疱疹後神経痛など)を除外診断(レントゲンや血液診断)できれば、痛みやしびれはMPSということになります。もちろんこれらの疾患にMPSが合併していることはよくあることです。

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛、頸椎症、椎間板症、神経根症、すべり症、分離症、肩関節周囲炎、腱板損傷、頚肩腕症候群、胸郭出口症候群、テニス肘,手根管症候群、肋間神経痛、変形性関節症、半月板障害、アキレス腱周囲炎、腱鞘炎、足底腱膜炎、シンスプリント、などと言われている疾患の痛みやしびれはMPSだと思っています。

MPSの症状は痛み、しびれのほかに罹患筋によって、力が入らない、耳鳴り、ふらつき、知覚鈍麻など多彩です。

特殊なMPSとして、痛みが全身に広がった線維筋痛症(250万人)、浮腫や強い痛みが続くCRPS があります。

MPSの原因は重力(外力)です。①一過性の大きな外力(転倒、むち打ち、打撲、ねん挫など)②慢性的な外力(生活習慣、仕事、スポーツ)③心理的な緊張(くいしばり、握りしめ、頚背中のこわばり)

MPSは慢性化しやすいと言われています。また部位が広がっていくこともあります。早期にトリガーポイント注射などの治療が必要です。手技は比較的簡単ですので、プライマリ・ケアの医師、専門外の医師が行えます。私は30ゲージ、27ゲージ19mm、38mm の注射針を使っています。

MPSは急性痛と慢性痛に分けられます。急性痛は「組織損傷+痛み」、慢性痛は「痛みそのもの」が治療の対象です。組織損傷は電子顕微鏡レベルの微小損傷から完全骨折のような大きな損傷までさまざまです。

組織損傷の治療と痛みの治療は別の問題です。組織損傷の治療は必要に応じて行えばいいですが、痛みは損傷が治癒(不全治癒)したと思われる時期を過ぎても痛みが残ることがあります。それが慢性痛です。中枢性、末梢性の感作がその本体と言われています。

慢性痛は「生物・心理・社会的疼痛症候群」といわれ、全人的対応が必要となってくることがあります。トリガーポイント注射のほかに認知行動療法や薬物療法が必要なことがあります。

変形性股関節症の痛みもMPSですが、可動域制限や脚長差はMPSを永続させる要因となっています。

不安、怒り、抑うつ、こだわりなどはMPSを拡大、永続させることになるでしょう。また不安やうつは痛みの閾値を低下させます。


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by junk_2004jp | 2014-09-23 10:43 | MPS | Comments(0)
2014年 09月 07日

歯痛もMPS

母は、歯科医に通い続けても治らなかった痛みが、今日初めてうけたTPBで治ったので驚いていました。TPBを受けた側の足の痛みが消えただけでなく、足のむくみがなくなったことにも驚いていました。反対のあまり痛くない方の足は今日も普通にむくんでいたそうです。ありがとうございました。


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図の③④⑧が歯に関連痛がくるものです。この患者さんは④でした。

患者さんは頚痛、膝痛、下肢痛などを訴えて来院されました。もちろんこれらもMPSでした。
最後に歯痛にも悩んでいるということで下顎部の数カ所に局所麻酔を注射しました。

このような治療は危険もなく簡単なので決して敷居の高い治療ではありません。やってみることですね。

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by junk_2004jp | 2014-09-07 10:18 | MPS | Comments(0)
2014年 09月 02日

筋骨格系の痛みのほとんどはMPSで、慢性化することがある

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この本を読んだ方の奥様が来院され、その後の様子をFace Bookに書いてくださいました。

「Dr.夏井ホームページへの投稿メールが切っ掛けでこの新刊を読んで、非常に理に適っていると納得できた為、盆明けから首の痛みに悩んでいた、**ちゃんの為に石川県の加茂整形外科医院まで行ってきました。首の痛みも長年の肩こりも、今までにうけたどの整体やマッサージよりも改善効果があったようで、目から鱗が落ちまくりでした。トリガーポイントブロック、凄すぎます。(私自身は腰痛や肩こりが続いたことはないので良く分かりませんが、**ちゃんは小学生の時から今までずっと肩こりです)」


その翌日

昨日、妻が「今回の痛みがでる前よりも、首と肩の動く範囲が拡がった」と、とても驚いていました。首の痛みはおさまりましたが、長年の肩こりにも効果が期待できそうなので、しばらく通いたいそうです。 ちなみに、早速テニスボールを買ってきて、自分でトリガーポイントほぐしもし始めました。


痛みの治療、特に慢性痛、は個人差があります。

今回はとてもいい報告をして下さいました。

次は円盤状半月という診断で手術を検討していたお子さん、1年半続く膝痛。お母さんと2日間治療にいらっしゃいました。

先生、先日は、ありがとうございました。
お陰さまで、娘の膝は、驚くほど快調のようです。
本日、治療後初めてのバレーの部活で信じられないくらい、違和感なしの膝で本人も、びっくりして帰ってきました。そんなにすぐに良くなるわけもないと思っていましたがすごい効果です。
小松まで行ったかいがありました。本当にありがとうございました。
娘は、あの魔法の注射が欲しいと言っていました。東京で、先生に近い先生を早く探したいと思います。


円盤状半月が膝痛の原因になることは無いと思っています。
痛みの原因は内側広筋、外側広筋のMPS(筋筋膜性疼痛症候群)でした。慢性の凝りです。引き金は筋肉の微小損傷です。

この筋肉がMPSを起こすと膝くずれが生じることがあります。

http://junk2004.exblog.jp/6344099

無症状膝のMRIにおける異常所見の発生頻度

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_62.htm

円板状半月板は15膝にみられ、すべて外側であった。円板状半月板は広い年齢層にみられ、その頻度は13%であった。


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by junk_2004jp | 2014-09-02 01:23 | MPS | Comments(5)
2014年 08月 24日

腰、ひざ、肩、首の慢性痛が手術なしで治るトリガーポイントほぐし

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はじめに

この本を手にとられているのは、腰、ひざ、肩、首の慢性痛に悩まされている方だと思います。なかには、病院で手術をすすめられた方もいるのではないでしょうか。

腰痛であれば腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、ひざ痛なら変形性膝関節症、肩や首の痛みは頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症と診断されると、手術をすすめられることが多いようです。

これらの病気は骨などの変形によって神経が圧迫されて起こるといわれています。したがって、神経の圧迫をとりのぞけば痛みは消えるという理屈です。

ところが手術をしても、痛みが消えないことが多いのです。そうしたケースを耳にして、手術をためらう人も多いのではないかと思います。大きなリスクをともなう手術をしたのに治らなかったら、なんのために手術をしたのかわかりません。

こんなことが頻繁に起こるのは、これまでの診断や治療が間違っていたからです。痛みの原因は骨などの変形によるものではありません。そのほとんどは筋肉に原因があるのです。日本ではまだよく知られていませんが、筋肉が原因で痛みを引き起こす「筋筋膜性疼痛症候群(MPS)」という病気があります。

私の病院には他院で手術をすすめられたという患者さんがたくさんいらっしゃいます。そこで私が診察してみると、そのほとんどが手術の必要のないMPSでした。

MPSの多くは「トリガーポイントブロック」という治療で治すことができます。「トリガー」とは「引き金」という意味です。腰、ひざ、肩、首の慢性痛を訴える人の筋肉にはトリガーポイントが見つかります。このトリガーポイントに麻酔注射をして、緊張した筋肉をゆるめれば痛みがとれていくのです。

そのメカニズムは本書で詳しく述べていきますが、比較的軽症の痛みであれば、トリガーポイントは自分でストレッチしたり、身近にある道具を使って筒単にほぐすこともできます。この方法を「トリガーポイントほぐし」と命名しました。

トリガーポイントは誰にでも見つかります。腰、ひざ、肩、首の慢性痛に悩まされている人は、まず「トリガーポイントほぐし」を試してみて、その効果を実感してください。

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あとがき

慢性痛をもっている人は、日本に2000万人ぐらいいるといわれています。

痛みは、私たちの体に危害を加える外力(原因)の存在に気づき、それから逃避するためにあるものですが、痛みがさらに次の痛みをつくるという悪循環を生みます。

このうち急性痛は「痛み」と「組織損傷」が複合したものであり、痛みと組織損傷はそれぞれ別々に治療すべきです。とくに、痛みは時間がたてばたつほど悪化することがあるので、早期からの治療が必要になります。

一方、慢性痛は中枢神経が過敏になって起きているもので、痛みそのものが治療の対象となります。

そして、「神経が圧迫されると痛みやしびれが生じる」「老化した椎間板や関節軟骨は痛みの原因になる」「かたちが正常でないと痛みの原因になる」「損傷を治すと痛みも治る」—これらは生理学的な根拠がなく、単なる思い込みです。

リウマチ、痛風、悪性腫瘍、感染症などをのぞいて、からだの痛みの多くは筋痛です。この筋痛が慢性化しやすいのです。筋痛はもっともありふれたものですが、意外と知られていません。日本の医学教育では、この筋痛がすっぽりと抜け落ちています。

痛みの生理学は急速に発展しましたが、それが臨床に反映されることはなく、いまだに従来の伝統的な考えのまま治療が行われています。それも専門医のレベルにおいてさえです。無駄な検査、無駄な治療が繰り返されることは大きな損失でしょう。

「手術は完全に成功しました。なぜ痛みが続くのかわかりません」有名大学病院で脊柱管狭窄の手術をした方がこうおっしやいました。

この時点で、そもそも痛みの原因が間違っていたことに気づくべきなのです。痛みに悩む人は、私が医師になった40年前より増えているように感じます。これは、MRI、CT、内視鏡などが発達し、医師数も増えて、保険診療で簡単に検査できるようになり、ムダな治療機会を増やしていることが一因ではないでしょうか。

医師が今のような診断を変えないかぎりは、患者さん自身が勉強して対策をとるべきでしょう。

加茂整形外科医院院長 加茂淳 


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by junk_2004jp | 2014-08-24 23:16 | MPS | Comments(0)
2014年 07月 27日

HOW TO TEACH DOCTOR ABOUT MPS

HOW TO TEACH DOCTOR ABOUT MPS (医師にいかにしてMPSを教えるか)
線維筋痛症と同様、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)もしばしば誤解されている。今日でさえ、MPSの症状や治療を理解していないのみならず、その存在すら信じていない医師がいるのは驚きである。MPSの治療は、正確な診断があってはじめて行うことができる。
これはアメリカのサイトからです。日本と同じような状況ですね。
MPSを知らないから「慢性痛」を正しく理解できません。
MPSを知らないから「線維筋痛症」を理解できません。
MPSを知らないから「痛みの生理学」を理解できません。
MPSを知らないから「心身一如、心身相関」を理解できません。
MPSを知らないから間違った診断をします。レントゲン、MRI、関節鏡などで見られた正常でない所見が痛みの原因だとかってに思い込んでしまいます。
MPSを知らないから手術ができるのです。
筋硬結もまたMPSの結果です。筋硬結にこだわる必要はありません。
MPSは最も普遍的な痛み疾患です。
いろんな治し方があることでしょう。全世界の古代からの人類がそれぞれの地域でそれぞれのやり方で治してきたのでしょう。
慢性痛が増えている背景には医療機器の発展と医師の思い込みがあります。

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by junk_2004jp | 2014-07-27 06:51 | MPS | Comments(0)
2014年 07月 06日

痛み・しびれが進むと麻痺につながると思っているのではないか

本日のマジスカ診療所

脊椎外科医には気をつけろ!

後縦靭帯骨化症

手の痺れ、首から右肩にかけての張りと懲り、首のダルさが顕著になり「このままだと、転倒したり運転中に鞭打ち等になると神経に重大な損傷が起こり、現代の医学ではどうにもならない事態にもなります。またこの先はマヒも起こりますからその予防のためにも早急に手術が必要です」と忠告され・・・


この説明は矛盾があるのです。

「手の痺れ、首から右肩にかけての張りと懲り、首のダルさが顕著になり」・・・これを後縦靭帯骨化で説明できない。MPSです。

将来起きるかもしれない麻痺を予防するために手術をする・・・・これは間違いとはいえない。しかし、現に麻痺の兆候があるのなら早急に手術が必要かもしれないが、その兆候がない人に早急にとは。

手の痺れ、首から右肩にかけての張りと懲り、首のダルさが顕著になり・・・・これを麻痺の兆候と勘違いしているのではないだろうか。

後縦靭帯骨化症の手術をしたあと大変辛い痛みに悩まされている人、今回を含めて4人、知っている。

後縦靭帯骨化症は黄色靭帯骨化症も同じだが無症候のものが多いと思われる。

もし症状が出るのなら脊髄麻痺だ。後縦靭帯骨化は脊髄を前方から、黄色靭帯骨化は後方から脊髄を圧迫することによって脊髄麻痺が生じても不思議ではない。

脊髄麻痺の症状は痙性麻痺で、手指の巧緻運動障害、痙性歩行(パタパタ)で病的反射、腱反射亢進。知覚鈍麻。

痛みやしびれではない。末梢神経の麻痺はみたことがない。たぶん起きないのだろう。

Aさんは頚や背中の痛みで受診して、後縦靭帯骨化症という診断で手術をしたが、よりひどい痛みに悩まされている。

もともと、MPSだったのですが、たまたま検査で無症候の後縦靭帯骨化が見つかっただけ。

手術とは怪我を負うことです。それがますます痛みを複雑にしてしまった。

痛み、しびれと麻痺の区別ができない。

もう数年すると裁判で負けるときがくるのではないだろうか。

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by junk_2004jp | 2014-07-06 07:57 | MPS | Comments(0)
2014年 07月 05日

どれだけ時間をかけても知らないものにはたどりつかない

今日のマジスカ診療所

30歳代、男性、腰椎ヘルニアのオペ歴あり。

両側の臀部痛と足裏のしびれ

大学神経内科に2ヶ月入院していろいろ検査をしたが診断がつかなかった。

最後に「梨状筋症候群」で梨状筋が神経を圧迫しているのではないかといわれた。

私は3分ぐらいで診断と治療ができた。

「尻こり&足裏こり」MPS

局麻を打ったらすぐに痛みはとれた。

このような症状は不安や抑うつと関係することが多いから、経過をみなければいけないけど。

医師の学生時代に2時間でいいからほとんどの痛みやしびれはMPSだということを教えたらどれだけ医療費に影響がでるものだろうか。

痛みやしびれと麻痺の区別がわからない。

神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じると思い込んでいる。

痛みの診断ではまずは除外診断(悪性腫瘍、感染症、リウマチなど自己免疫疾患、痛風を除外)

積極的診断(どのような状況、体勢で痛みやしびれが強くなる、弱くなるか)

治療的診断(どのような薬剤や治療で改善するか)

このような手順で診断する。

ほとんどの痛みやしびれは筋筋膜性疼痛症候群です。

ただし、急性と慢性では大きく違いがあります。

構造の治療と痛みの治療は別問題です。

痛みの治療の方が重要です。慢性化、広範囲になることがあるからです。

構造は時間が関係しませんからいつでもゆっくりできます。

なにしろ痛いと仕事になりませんから。


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by junk_2004jp | 2014-07-05 12:12 | MPS | Comments(1)
2013年 12月 06日

私の本を読んだ整形外科医からの質問

先月号のフナイに副島隆さんのところで、先生の御本の掲載があり、早速取り寄せて先生ご執筆の「トリガーポイントブロックで腰痛は治る!」を拝読させていただきました。

大変驚きの内容に愕然としておりますが、先生のお話を果たして俄に信じてよいものか分かりません。

私も第5腰椎分離すべり症(1cm強のすべり)で永年慢性の腰痛がありますので、患者さんの腰痛には常に興味があり、自分なりに対応しているつもりです。TPBも必要に応じて積極的にやっています。

以下質問です。

①「神経損傷モデル」を先生は否定されていますが、神経根ブロックの際の患肢の放散痛はどういうふうに説明されるのでしょうか?

②絞扼性神経障害の数々をどう説明されるのでしょうか?

先生のお考えは、一部では正しいと思いますが極論すぎてはいませんか?お時間がある時にでも、よろしくご返信下さい。


拙著をお読みいただき、またご質問、ありがとうございます。

すべり症や分離症(疲労骨折を除く)は健常者でも腰痛患者でも同じような割合であるということはよく知られています。

また、ポリモーダル侵害受容器はこのような構造異常に反応するものではありません。

慢性腰痛の患者さんをレントゲン撮ったら、たまたま分離すべり症があったというのが本当のことでしょう。

このことは患者さんの腰痛にお墨付きを与えますし、ますます痛みが持続するのに貢献するでしょう。

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痛みがなぜ慢性化するのか?・・・痛みの悪循環で説明されています。

質問①

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神経は細胞膜によって、外はナトリウムイオン、内はカリウムイオンに分極されていますが、針で穴をあけると瞬時にナトリウムイオンが流入します。(脱分極)その電気現象が脳に伝えられると脳は下肢に放散する痛みとして認識する。



質問②

絞扼性神経障害は上記のような神経の電気活動が起きない状態です。つまり痛みとは真逆の生理現象です。
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上記図が神経の絞扼障害です。痛みやしびれではなく、知覚鈍麻~脱失です。

この神経に触覚神経などが混線(脊髄後角で)すると、CRPSタイプ2といわれる極めて難治な痛みになることがあります。

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by junk_2004jp | 2013-12-06 18:13 | MPS | Comments(1)
2013年 11月 21日

TPBは心に打つ注射

ちょっとかっこよい話をさせていただきます。

短い診療時間で、患者さんの苦しみの本質を見抜き、全人的に治療しなければなりません。

それには言葉や態度が重要です。

医師も人間ですから体調の悪いこともあり、いつもうまくいくわけではありませんが。

TPBのわざなんてしれてます。研修医でも私も同じでしょう。違うのは会話のし方だと思います。

TPBは一つの手段なんです。

医師には個性がありますから、TPBにしてもいろいろでしょう。

次のメールは9年間、痛みに苦しんでいたかた方からのものです。


加茂先生へ

11月12日から15日までトリガー注射してもらいました妊婦のAです。先生には感謝感謝です。ありがとうございました。

受付の方にも看護師の方にも入院患者さんたちにも、待合室の患者の方にも、小松の町の人にもみんなに優しくされて本当に心が癒されました。小松が第二の故郷のように大好きになりました。

15日金曜日の午前中にトリガーを打って、無事Bまで帰りつきました。帰りは足も軽くてさくさく歩けてほとんど疲れませんでした。本当にありがとうございました。

病名がわかったことで、周りにSOSを発信することができ、保健師さんが子育てについて相談に乗ってくれたり、職場の組合も動いてくれて、また体調がよくなれば仕事復帰の道も開けそうになりました。

心に余裕ができ、子供にも優しく出来るようになりました。今まで何も出来なかった自分が好きになれなかったけど、実は病気と気付かないまま、これまですごく頑張ってきたんだということが分かって自分が好きになれました。世界が変わった感じです。

土曜には家族とふぐを食べに@という繁華街に出かけることができました。とても美味しかったです。

そして、Cにある、D整形外科で火曜日にトリガーポイントしてもらえました。妊婦を診たのは初めてで、恐る恐るでしたが、アメリカでの経験もあり勉強熱心そうな方でした。ネオビタカインとノイロトロピンでした。

注射する場所が限られているのと、胸には打たないことで、加茂先生のときのようには、改善されなかったけど、打たないよりははるかにらくです。せめて、胸に打ってくれれば、息苦しさもとれるし、痛みで目が覚めないと思うんですが。胸などには打ったことないとのことで、さすがに妊婦で初めて挑戦する気にはなれないだろうなと諦めました。D先生と信頼関係をまずは築いて、出産後にじわじわと交渉してみようと思います。

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by junk_2004jp | 2013-11-21 01:49 | MPS | Comments(0)
2013年 11月 20日

うれしいメール

加茂先生

こんばんは。先週神奈川から左臀部・下肢痛の治療のためお伺いした者です。

おかげさまで、自宅にも戻った後も痛みがぶり返す事無く、安心して仕事や介護ができる様になりました。本当に有難うございました。

先生のおっしゃっている事を信じ、思いきって小松に行った事、心から良かったと思っています。痛みが和らいで、思いがけずあちこち観光もでき、一人旅の楽しさを味わせて頂きました(^◇^)

これからもテニスボールマッサージとストレッチは地道に続けていきます。

5ヶ月間の痛みをあっという間に取り去って下さって、本当に有難うございました。先生のご健康と益々のご活躍をお祈りしております。
 

こういうメールは治療者にとってうれしいものです。

皆がこうなってくれればいいのですが、そうはいきませんね。

もう半年遅れればそうはいかないかもしれません。

なにがよかったのか・・・・

①医師を信じる

②積極的

これは重要なことです。

遠方に治療に来たということが儀式的な効果やストレス解消になったのかもしれません。

医師の注射のスキルなんて微々たるものです。

手術でよくなることもあるのも同じことです。

とにかく、痛みとはそういうものなのです。

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by junk_2004jp | 2013-11-20 12:52 | MPS | Comments(4)