心療整形外科

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カテゴリ:線維筋痛症( 57 )


2008年 05月 19日

圧痛点は他覚的所見

線維筋痛症の圧痛点は他覚的所見とされている。他覚的所見というのは客観的な事実ということだ。
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「椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性関節症、椎間板症、腰椎すべり症、テニス肘、五十肩、むち打ち・・・・」などと筋骨格系の疼痛に対して診断を受けている場合も必ず「圧痛点」が存在する。

この圧痛点と線維筋痛症の圧痛点はいずれも他覚的所見(客観的事実)として同じ性質のもので、カルテに記載されるべきものだ。

圧痛点を観察した医師はその圧痛点がどのようになっているのか、なぜその圧痛点ができたのか説明すべきだ。

また圧痛点を解消するにはどのような方法があるか説明すべきだ。
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by junk_2004jp | 2008-05-19 13:23 | 線維筋痛症 | Comments(1)
2008年 05月 13日

筋筋膜性疼痛症候群は線維筋痛症の子供?

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線維筋痛症の診断基準において、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを除外するというような項目はない。つまり、それらがあってもなくても問題にしていない。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症から線維筋痛症に進展するというような記載はない。それは当然のことで、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が痛みの病名としては不適切だからだ。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といわれている病態は筋筋膜性疼痛症候群だと思っている。

他医にて脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアと診断された人を線維筋痛症の診断基準に沿って診断し直すと線維筋痛症と診断できるケースが時にある。

線維筋痛症とは診断できないにしてもそれに近い印象のことも多い。「線維筋痛症タイプ」

筋筋膜性疼痛症候群が線維筋痛症の「子供」のことがあるように思われる。もちろんすべてが線維筋痛症に移行するわけではないが、いろいろな条件が揃うと移行するのかもしれない。

むち打ちにしても当初より線維筋痛症のような感じのものがある。微熱が続いたり、バレリュー症候群といわれるものが線維筋痛症化する可能性が高いような印象がある。

筋筋膜性疼痛症候群であるヘルニアや脊柱管狭窄症を手術すると線維筋痛症化することがあるのかもしれない。
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by junk_2004jp | 2008-05-13 21:53 | 線維筋痛症 | Comments(0)
2008年 04月 29日

他の医師の書いた処方箋

20年前より腰痛

Aさんは通院圏内のかたなので昨日(つまり3日後)再度来院されました。

「とても楽になりました。」と笑顔でした。元来、明るい性格のような感じです。

今、精神科でもらっている薬の説明書を持ってきてもらいました。

眠剤、抗不安薬が合計5種類、抗うつ薬が2種類、それにロキソニンに胃薬。

「わーぉ」という感じなんですが、患者さんの訴えをなんとかしてやりたいと医師の悪戦苦闘が伺えます。

後から診る医師はそれに対して、批判することは可能なんです。それは私にとってもいえることです。どこかで私の処方箋が批判されているかもしれません。

そういうわけで、他の医師の書いた処方箋について批判めいたことをいうのは気になるものなのです。その処方箋には医師の願いが込められているのですから。

TpBという手段、筋肉にアプローチするという手段が精神科医にはないのですから、自ずと薬に頼ることになります。

Aさんの場合、筋肉治療(TpBなど)をすることによって、今のお薬の量はうんと減らせると思います。
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by junk_2004jp | 2008-04-29 07:56 | 線維筋痛症 | Comments(3)
2008年 04月 25日

20年前より腰痛

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図はAさんが書いたものです。

Aさん(30歳代、女性)は中学生のころ体操部でぎっくり腰を起こして以来腰痛に悩んでいます。そのときはヘルニアと診断されました。いろんな医者にかかったが結局は手術しかないといわれました。

一時痛みは軽減しましたが3年前より痛みがひどくなり、背中、頚、頭まで痛くなりました。

昨年、2つの整形外科で手術をすすめられていますが、ネットで調べても手術成績が悪いので躊躇しています。

そのころよりうつ状態も併発して精神科で抗うつ薬をもらっています。疲労感が強い。睡眠障害あり。

Aさんは線維筋痛症という病名を知りませんでした。

線維筋痛症、慢性疲労症候群、睡眠障害、うつ状態・・・・これらは一つの病態カテゴリに属すものでしょう。

Aさんは痛みとうつ状態が相関していることを実感しています。

とりあえず、0.5%メピバカイン50mlでトリガーポイントブロックをしました。かなり楽になったということです。

今後どのように治療していけばよいかはAさんの症状を見ながら考えましょう。

もし中学生のときにぎっくり腰を起こさなかったら、その後はどうなったのでしょうか。あるいはヘルニアなんて診断しないで、トリガーポイントブロックをしてさっさと治してやったらその後はどういう展開になったのでしょうか。だれも分かりません。

一つはっきり言えることは整形外科医の多くは痛みについて間違った勉強をしているということです。
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by junk_2004jp | 2008-04-25 20:47 | 線維筋痛症 | Comments(0)
2008年 04月 19日

興味深い症例

歯の治療を契機に発症した四肢の痛み(右>左)

場所が移動するが絶え間なく続くガラスが突き刺さるような、筋肉の中からわき出るような痛み。
小生、実は2月初めから原因不明の手足の筋肉痛で困っており、良い先生はいないかとネットでずーと調べておりましたが、本日やっと先生のサイトに辿り着く事ができました。

今日は終日、先生のサイトを隅々まで見させていただき、先生の筋肉の病気に対する造詣の深さ、医療技術の高さに敬服致しましたと同時に、この先生なら自分の病気をきっと治してくれるんじゃないかと思いました。

とくに「傷みのメカニズムのアニメ」には、素人の私が言うのも不遜かもしれませんが、自分に照らし納得できるものがありました。

そこで、是非先生の治療を受けたいと思い、早速明日(午前)、訪問させていただこうと思いますので宜しくお願い致します。

何日かかるかわかりませんが、取りあえず、明日・明後日の二日の予定で訪問させていただきます。さらに日数を要すようであれば、また出直し入院も考えています。

私の病状の経緯について明日説明させていただきますが、簡単に記します。

・2月4日~現在まで、右下7番の歯科治療(根管治療)を受診中
・2月10日ごろより、まず右手首に関節痛にはじまり、数日後には手足の筋肉痛が序所に範囲を拡大し、現在は左右手足のあらゆる筋肉が、時間により場所を変え痛みます。

痛みは筋肉の中から沸き起こるような鋭い痛みで非常に不快です。日により痛みの程度はかわり、たまにある軽いときにはチクチク痛みます。
 
2月10日の関節痛と同じタイミングで、一部の歯のキャーという感じのイヤな神経の感覚が発生し、現在は上部前歯数本にその感じが毎日発生しております。

また鼻の奥の痛いようなイヤな感じが数日間隔で定期的に起き、この時には手足の筋肉痛も特に痛いです。

・歯科治療については、7番に根尖病巣があり、歯性病巣感染として筋肉リューマチを起こしているかも知れないとの歯科医の話で、4月5日に思い切って抜歯し、本日で6日経ちましたが、筋肉痛は治りませんでした。

その結果として、私のこの筋肉痛は別の原因との思いに現在至った次第です。

・病気以降、近くの内科、外科で血液検査を数回実施しましたが、異常はありませんでした。明日結果を持参します。では、明日伺いますので、宜しくお願いします。先生にお会いできるのを楽しみにしています。敬具 


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4月11日:初診
TPBを午前と午後の二度にわたってほぼ全身の圧痛点に行う。0.5%メピバカイン60ml。
ワデット、スーパーライザー。
薬:ガバペン、ランドセン

4月12日
ぐっすり眠れた。
TPB32ml

4月18日
TPB50ml

4月19日
TPB30ml、80%治癒したとのこと。

案外早くよくなったという感じがした。発症2ヶ月目という早い時期だった。TPBのスクランブル発射が効果があったのかもしれない。

歯の治療を契機としたのだろうが、なぜなんだろうか。

4月25日
痛みの移動がなくなる。安静時は痛みなしとなる。
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by junk_2004jp | 2008-04-19 12:58 | 線維筋痛症 | Comments(7)
2007年 10月 05日

爪を切ることができる。お茶碗を持つことができる。

線維筋痛症

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_591.htm
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「こんなに歩いたのは小学生以来です。」

歩かれる喜びにAさんは、今までの分を取り戻すかのように毎日歩かれました。粟津温泉まで歩いて行ってくるとでかけましたが、さすがに途中でタクシーに乗ったそうです。

右手の爪を切ることができるようになりました。左手でお椀を持って食事ができるようになりました。

今年の1月は車いすでした。粟津温泉はオフ会をやったところです。健常な人でもあそこまで歩く気にはなりません。

医師もがんばりましたが患者さんもとてもがんばりました。ということでBGM
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by junk_2004jp | 2007-10-05 21:58 | 線維筋痛症 | Comments(3)
2007年 07月 19日

線維筋痛症

線維筋痛症のAさんは今入院して治療しています。

治療は抗うつ薬、マッサージ、トリガーポイントブロック、低出力レーザー照射、WaDiT-12の水平治療です。

トリガーポイント注射は毎日2回行います。一回につき40~50ヶ所行います。注射といっても鍼治療のようなものです。

経過は良好で、日に日に改善しています。長時間歩かれるようになったので、Aさんは毎朝、遠くまで散歩に行かれます。今日は海を見てきたとおっしゃっていました。歩かれることがうれしいのです。

手指もだいぶ曲がるようになり、かろうじてグーができるようになりました。今日はこんなに力が入るようになりましたと私と握手しました。

足のしびれも取れてきました。頑固だった右踵のしびれも改善してきました。

手の甲、足背に左右合計16ヶ所注射(鍼治療)するのです。踵にも注射します。ふくらはぎにもすねにも・・・
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by junk_2004jp | 2007-07-19 20:12 | 線維筋痛症 | Comments(16)