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2007年 04月 29日

ペインリリース研究会

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ペインリリース研究会

私がネットで整形外科医の一般的な意見と違った痛みに対する考え方を主張しているので、講演のご依頼がきたのでしょう。

私も含めて整形外科医は筋肉についてあまり教育を受けていないもので、どのようなアプローチ、ストレッチが有効なのか、この際勉強してきます。

筋肉のスペシャリストの方々の方法を直にみるよい機会だと思って講演をお引き受けしました。私は一臨床医ですので、新しい研究などはなく、耳学問や経験したことの話になってしまいます。

不慣れなものではたしてうまくいくでしょうか。パワーポイントはできているのですが、90分の時間でどれ位できるのか見当がつきません(笑)。

ご質問の時間もあることでしょうが、お手柔らかにお願いします。皆様と共に「痛み問題」を考えていくよいチャンスだと思っています。
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by junk_2004jp | 2007-04-29 06:55 | Comments(2)
2007年 04月 28日

神経根炎

ヘルニアがあっても必ずしも痛みは起きることはないことは知られるようになった。ただし、神経根が炎症を起こすと痛みが生じるという説は聞く。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_351.htm
今回、驚くべきことに、Gronblad医師らはヘルニアを起こした椎間板と対照とした正常椎間板のPLA2値が等しいことを見出したのである。さらに関連する炎症細胞も比較的少数しか認められなかった。では、これまでの研究は椎間板ヘルニアの炎症関与に対して性急に結論を出してしまっていたのだろうか?あるいは、今回の研究が炎症の急性反応がおさまった後の椎間板ヘルニアを調べているだけなのだろうか?


髄核からでる炎症性サイトカインTNF-αに注目して、神経根に髄核をのせる実験をみることがあるが、どうなんだろう。ヘルニアは繊維輪を突き破ったものばかりではないのだから。

もし神経根炎がおきたとしてもそれがどうして遠く離れた下肢などの痛みになるのだろうか?下肢には必ず圧痛点があるし、筋硬結もふれる。

神経性炎症で説明しようとする投稿があったが、どうなんだろう。そのような解説をしたものを見たことがない。

このあたりのことは、臨床医よりも生理学者の意見を聞きたいものだ。

Patrick Wallはヘルニアを神話と表現している。一方、筋筋膜性疼痛は「スジの通った仮説」といっている。
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by junk_2004jp | 2007-04-28 14:45 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2007年 04月 26日

やりっぱなし

X日に大学病院で手術を受け、ヘルニアの除去は大成功だったと担当医師から報告を受けました。X+10日、退院しろとのことで出てまいりましたが痛み(左の尻と左脛からくるぶし、足の裏まで)は全くよくならず、もう生涯このままではないかとひどく落ち込んでおります。手術をする前に先生のホ-ムペ-ジを先に見つけておれば手術をしないで済んだのに、と悔やまれてなりません。

診察に伺いたいところですが、手術後の痛みで今は動けない状況です。歩いたり立っていたりすると左足のくるぶしから下が痺れるようにいたく動けない状態です。ストレッチなど今出来ますことがあれば、ご指導お願いできますでしょうか。


http://junk2004.exblog.jp/6728464/これは同じような例です。

この割合(椎間板ヘルニアの手術)は現在下がり続けていて、神話がばらまかれて、少数の人の利益になるが多くの人の不利益になるような不名誉な時代は終わった。不利益をうけたある人たちは、手術の結果、明らかにいっそう悪くなった。

病院はベッドの回転を効率よくしないと経営が困難になるためか、ヘルニアを取ってしまえば、よくならなくてももうすることがなくなるので退院してもらうということになる。

主治医に病態を尋ねても「手術は成功した。あとは自然に治るでしょう。」なのだろう。

ヘルニアが神経を圧迫して(炎症が起きて)痛いという珍説はもう終わりにしてほしいものだ。
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お尋ねの症例は、文面からの推測だが、小臀筋や下腿筋や足底筋の筋筋膜性疼痛症候群と思われる。

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痛みがかなり強そうなので、ボルタレンサポのような消炎鎮痛剤をつかったらよいと思う。基本的には安静は必要ないと思うが、無理に痛みの起きるような動作はしないほうがよい。可能な範囲で動くこと。

b0052170_084991.jpg痛みの起きている筋肉を指圧をしたりマッサージをしたりしてから軽めのストレッチをする。図は梨状筋のものだ。

筋肉の攣縮による痛みはストレスと多いに関係がある。痛みがストレスになり、ストレスが痛みを作るという悪循環に陥っている。

治癒を信じてリラックスすること。痛みの発生もストレスが関与していることも少なくないので、そのあたりも顧みること。たぶん杉様のケースは?
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by junk_2004jp | 2007-04-26 00:16 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2007年 04月 25日

腰部脊柱管狭窄症

Aさん(80才代)は車を運転するような元気な方でした。腰、下肢の痛みのため数年前に腰部脊柱管狭窄症の診断で手術をしました。

術後、痛みは改善せずかえって悪化しました。他の医師から抗うつ薬や抗不安薬の処方をしてもらっていますが、痛みは強く死にたいと言っています

訪問看護のサービスを受けていて、看護師からいろいろ相談を受けてきましたが、麻薬の投与を始めようと思っています。

Aさんにとって、結果的に悪魔の手術でした。よかれと思って手術したのでしょうが、結果は反対。「手術は成功したのだから、あとは心療内科でみてもらえ」てか。

昨日の掲示板でも、脊柱管狭窄症の手術をしたが、よくならず、膀胱直腸障害が生じたという相談がありました。やはり手術そのものは成功したということだそうです。

私は腰部脊柱管狭窄症そのものの病態概念に疑念をもっています。馬尾型なら麻痺で神経根型なら痛みという、説明には納得できません。

神経根が圧迫を受けるとなぜ下肢に痛みが生じるのか生理学的説明はされていません。生理学的知識の少ない一般の患者さんはそれで納得するかもしれませんが、プロである私を納得させるものではありません。私は痛みの本態は臀筋や下肢筋の筋筋膜性疼痛症候群だと思っています。そのようにしか推理できません。

Aさん以外にもこの手術のあと辛い思いをしている人を何人も知っています。術後すっかりよくなったという人は1人知っています。

脊柱管狭窄のために除圧手術を受けた患者を7~10年後に追跡調査したところ、1/4の患者が再手術を受け、1/3が重度の腰痛を訴え、半数以上が2ブロック程度の距離も歩けないことが明らかになった。

高齢者に多い腰部脊柱管狭窄は診断基準すらできていません。ですから、病院によって手術するしないについて見解の相違があり、整形外科医の間でも十分なコンセンサスが得られていません。外科医から手術を勧められた患者さんへの対応ですが、手術は考える必要はないだろうとお話してください。

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腰部脊柱管狭窄症サポートツール

こんなの参考にして診断しているのかな???

前屈で症状悪化ならヘルニア、前屈で症状改善なら腰部脊柱管狭窄症だって!w。なんかシンジラレナイレベル、タイムスリップ。

臀筋、下肢筋の筋痛症なんだよ。圧痛点があるでしょ。
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by junk_2004jp | 2007-04-25 01:56 | 慢性痛 | Comments(6)
2007年 04月 24日

あと何回?

杉良太郎が緊急入院 23日に手術(4月23日 デイリースポーツ)

俳優で歌手の杉良太郎(62)が22日、椎間板ヘルニアの手術のため、都内の病院に緊急入院した。関係者によると、
過去に2度、同じ手術を受けている杉だが、今回は別の部位の手術になるという。数カ月前から、腰に激しい痛みを訴え、最近は1時間も立っていられなくなるなど症状が悪化。ここ数日はそれもままならなくなり、主治医の診察を受け、緊急手術が決まった。

手術は23日に行われ、その後療養するという。5月下旬から6月にかけ、遠藤実歌謡音楽祭(3公演)、自身のコンサートといった大きなステージが控えており、そこに万全な形で臨むためにも手術に踏み切ったという。

杉は01年5月に行った名古屋・御園座での座長公演の直前にも椎間板の手術を受け、翌日には同舞台のリハーサルを行い、そのまま1カ月公演を乗り切った。

ストレスと腰痛。杉様は今後、何回この手術を受けることになるのだろうか?手術、儀式、費用・・・、信じるってことはすごいことだね、する方もされる方も・・・。
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by junk_2004jp | 2007-04-24 00:06 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(9)
2007年 04月 23日

病態時

痛みのヘルニア原因説の教授の講演を聴いたことがあるが、ヘルニアがあっても痛みのないことがあるぐらいは知っている。

それで、「病態時のヘルニア」というヘンテコな言葉を使って煙にまいていた。つまり、病態時でないときはヘルニアは無害なわけだ。一旦、病態時になると痛みを起こすというなんか分かったようで分からないことをいっていた。

それで、病態時は異所性発火がおきているという理論をいっていた。神経線維は先端の受容器で、痛みの信号が入力されるのだが、損傷した神経は神経線維の途中で痛み信号が起きることがある。これを異所性発火という。

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異所性発火ならば、ヘルニアのところから、痛みの信号が発せられているが、脳は下肢から発していると誤認しているということだ。

それならば、下肢には圧痛点は存在しないことになる。また神経損傷に伴う痛みということで、CRPSタイプ2ということだ。そんなバカな。

ヘルニア原因説の先生には、この図を持って行き、どこで電気信号がおきて、どのような経路で伝わるのか説明してもらえばよい。
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by junk_2004jp | 2007-04-23 00:51 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(12)
2007年 04月 22日

心因性腰痛

ストレスが腰痛を引き起こす「心因性腰痛」
診断法は、エックス線やMRIなどの精密検査によって骨や神経に異常がないことを確認していく除外診断。あらゆる疾患の可能性が否定され、患者自身に大きなストレスがかかっていることが確認されたときに初めて「心因性腰痛」という診断が下される。


私は患者さんに説明するときに「心因性」という言葉を使うことはない。これは微妙な言葉で聞き取り手によっては誤解が生じるかもしれないからだ。

精密検査をしたら、ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離症、すべり症、椎間板の変性などがみつかったので、「心因性」ではないという誤解がなかろうか?これらは、健常人でもしばしば見られるもので、生理学的にも痛みの説明にはならない。

精密検査は特異的疾患(悪性腫瘍、感染症、骨折などの明らかな外傷)を見極めるためである。

手術をする医師はこのへんを誤解しているのではなかろうか。術後、よくならない患者さんは器質的なパートは治ったのだが、心因のパートに問題があると思って心療内科へ紹介するのだろうと思う。

特異的疾患以外の腰痛は筋痛症で、これは構造によるのではなくて、心理・社会的ファクターによるものと考えるべきだろう。

引き金が外力だったとしても、慢性化するファクターの一つには、心理・社会的なことが問題となるのだろう。
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by junk_2004jp | 2007-04-22 18:15 | うつ・不安・ストレス | Comments(1)
2007年 04月 20日

慢性痛に移行するか否かの予測

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急性疼痛の時期に慢性疼痛の萌芽があることは、すでに述べたとおりである。慢性疼痛の患者を診ていると、起こるべくして起こる一群の患者や、起こりやすい疾患群があるように思える。これらの面についての急性期での医師の把握と対応が、慢性疼痛に陥らせないための技術である。

ペインクリニシャンのための心身医学的知識  中井吉英(関西医大)
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by junk_2004jp | 2007-04-20 20:55 | 慢性痛 | Comments(3)
2007年 04月 19日

いつまで続くバカげた診断

阪神・赤星
前日、大阪市内の病院で診断を受けた結果は「頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニア」。それでも、症状が回復へ向かっていると判断され、4日ぶりに試合前練習にも参加、ベンチで出番を待った。

頚椎椎間板ヘルニアであってもプロ野球の選手をやっていけるということです。

以前に頚椎のヘルニアで手術を勧められていた人が1ヶ月もしないうちに全く元気になったことがあります。

今日こられた腰椎ヘルニアの人は臀筋と下腿筋の筋筋膜性疼痛症候群でした。

ヘルニアがあるのは事実だから「誤診」とは言いにくいのでかえってやっかいだ。ヘルニアが原因で痛いわけではないのだが・・・。

俺の場合だけど、 造影剤を入れて撮影した後に、麻酔を注入される。 176の言われたブロックを打ったのと同じ効果ってことと思う。 ただし、俺の場合だけど、その麻酔の効果は1時間で、その1時間の間に いろいろ動いてみて、痛みの状態を観察すると言うことだった。

さらにちなみに俺の場合・・・ 2週間入院して保存で効果なく、16日目にこの検査をしたんだけど、 全く痛みが退かなかった。 「腰痛の原因は椎間板ヘルニアにあらず、よって手術の意義は薄く、 原因は不特定」 ということで翌日退院。 つい1週間前のことだが、見捨てられた気分だった。 一体どうすりゃいいの??つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 

これは2chの投稿です。よくあるパターンですね。ヘルニアのあるところの神経根ブロックをして効いたら、ヘルニアが原因、効かなかったら原因不明。

考える能力があるのか?

硬膜外ステロイド注入の効果は限定的:米国神経学会が腰痛治療ガイドライン

神経学の教授にしても神経根性頸部痛といっている。このような概念は矛盾していてありえないんだ。どれだけいいことを書いていても結局は分かっていないんだと思ってしまう。
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by junk_2004jp | 2007-04-19 20:48 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
2007年 04月 18日

トリガーポイントの形成



T.K.さん作成
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このようなイメージかな?筋のこわばりや短縮が起きないように、マッサージやゆるゆる体操やストレッチをすること。

わずかな筋の損傷でも大きな結果になってしまうことがあるものだ。
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by junk_2004jp | 2007-04-18 22:28 | 慢性痛 | Comments(9)