心療整形外科

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2008年 08月 30日

痛みとは電気信号なんだ

日経メディカル・オンライン より
痒みの病態は非常に複雑、「弱い痛み=痒み」ではない

痒みと痛みについては、伝える神経は同じで、信号の強度が弱いと痒く、強くなると痛くなるというのが、これまでの定説だった。しかし、10年ほど前に、痒みの代表的な原因物質であるヒスタミンの痒みを伝える神経が発見されて研究が進展。この神経が痛みを伝える神経とは異なる特徴を持つことが明らかになり、痒みは痛みとは独立した感覚であると考えられるようになった。

しかし、さらに研究が進むと、代表的な発痛物質と考えられてきたブラジキニンやカプサイシンも痒みの神経を活動させ、逆に、ヒスタミンも痛みの神経を活動させることが分かった。痒みと痛みの関係は、研究が進むほどに複雑な様相が明らかになってきているのが現状だ。


痒みも痛みも電気信号なんだ。発痛物質、起痒物質がそれぞれの受容器を刺激すると、脱分極が起きて、電気信号として脳に伝わる。痛み、痒みのメカニズムは同じようなものだ。

代表的な発痛物質はブラジキニン、代表的な起痒物質はヒスタミン。

痒みには抗ヒスタミン剤、痛みにはブラジキニンの生成を阻害する消炎鎮痛剤。

下腿が痒いのに硬膜外ブロックをするか?神経根ブロックをするか?お尻が痒いのに硬膜外ブロックするか?

下腿が痒いと医者にいったら、MRIを撮りヘルニアのせいだというか?やぶ医者と思うことだろう。痛みもそれと同じなんだよ。

神経が圧迫を受けて痒いwww。そんなこという医者はヤブだよね。ところが神経が圧迫を受けて痛いという医者はヤブとは思われないのはなぜなんだ?

痒みの現場は皮膚、痛みの現場は主として筋肉なんだ。

痛みの悪循環=痒みの悪循環、同じ事なんだ。

ただ、皮膚の場合は痒いと感じる場所と、痒みの現場は一致しているが、痛みの場合、痛いと感じる場所と痛みの現場が離れていることがあるのでややこしい(関連痛)。

小殿筋の関連痛は下肢に広がっている。
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by junk_2004jp | 2008-08-30 19:47 | 痛みの生理学 | Comments(3)
2008年 08月 29日

医学生の椎間板ヘルニア

了解済み

A君(金沢大学医学部3年生)は2月ごろより、右臀部~右下肢に痛みとしびれ感が出現しました。

MRIの結果、4/5間の椎間板ヘルニアという診断でした。硬膜外ブロックや薬を続けていますが、改善しません。7月に再度MRIを撮りましたら、ヘルニアは大きくなっているとのことでした。

A君は私のHPを見て25日に受診されました。

医学部3年生というと、解剖学や生理学が終わったころだそうです。私はもうずいぶん昔のことなので記憶があいまいです。そのころは、何がなんだかよく分かりませんでした。

先日、MPS研究会を行いましたが、今になってもう一度、解剖の実習をすればよく分かるのになあという話がでていました。臨床の経験を積んで、キーポイントが掴めて基礎医学をやり直すととても効果的なんでしょう。

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A君に正しい知識を教えました。若い脳はいろいろな矛盾をすぐに理解できたようでした。

神経が圧迫を受けても痛みは生じないこと。

足関節の背屈力が低下しているのは、神経麻痺の症状ではなく、前脛骨筋の筋痛症のためだということ。

神経麻痺が起きていると思っている神経に向かって局所麻酔を注射する医療行為は矛盾していること。

28日再診、痛みの程度は50%減だということです。

ヘルニアは筋痛症の結果かもしれないし、あるいは筋痛症と同時に生じたのかもしれませんが、筋痛症の原因ではありません。そしてそれは無害です。
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by junk_2004jp | 2008-08-29 07:33 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2008年 08月 28日

トリガーポイントブロックが効果的だった広範囲筋痛症(線維筋痛症)

  掲示板より

はじめまして。東京在住のかおると申します。30年前から首がこるようになり、15年前には腰痛が悪化して動けなくなり、椎間板ヘルニアと診断され、手術を勧められました。手術をする前に少しの望みをもって、あらゆる治療院にかかり、時間とお金を費やしました。

現在は強い痛みは無いのですが、慢性痛になっていて頚部痛、左肩痛、右肘痛、腰背部痛、
坐骨神経痛、右股関節痛、右膝関節痛、両下肢のしびれと脱力感があります。

掲示板のみなさまの書き込みを拝見して勇気付けられ、私も小松に行きたい!と強く思うようになりました。ただ...注射はちょっと怖いです。。。加茂先生、みなさま よろしくお願いいたします。

  私
はじめまして。慢性の広範囲の筋痛症なのですね。最近はこのような広範囲で慢性的な筋痛症を「線維筋痛症」というようになりました。

慢性広範囲の筋痛症には、不安、抑うつ、焦燥感、頭痛、顎関節痛、睡眠障害、疲労感、冷感、しびれ感、こわばり、便秘・下痢、頻尿、微熱、などを伴うことがしばしばあります。


20歳代の時に耳鳴りや、微熱などで病院にかかりましたが、耳鼻科で検査をしたときに「両側感音性難聴で老化現象だね」と言われました。今も難聴、耳鳴りはあります。

臼蓋形成不全症と診断した医師には「将来は人工関節になりますよ」と言われました。

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かおるさんを3日間治療しました。広範囲慢性の筋痛症で、不安、抑うつ、焦燥感、頭痛、顎関節痛、睡眠障害、疲労感、冷感、しびれ感、こわばり、便秘・下痢、微熱が現在または過去にあります。「線維筋痛症のステージⅠないしⅡ」と診断してよいと思います。

カルテに記載する病名ななんでもいいのですが、たとえば、頚肩腕症候群、緊張型頭痛、変形性股関節症・・・つまりなんでもいいのです。w 保険診療は学問をする場ではないのですから。3日間の治療費の合計は5610円(3割負担分)でした。薬はモーラステープだけです。


8月18日から20日まで治療していただいた東京在住のかおるです。加茂先生には大変お世話になりました。

3日間のトリガーポイントブロック注射で、数日は腰痛から開放されて夢のようでした。その時は、朝起きたときに感じる全身のこわばりもありませんでした。

両下肢の痺れと筋力低下で足の指に力が入らなくなっていましたが、TPB注射をしてからはつま先に力が入り、指先を曲げることができるようになりました。

耳鳴りにも変化がおきているようで、治療前より耳の聞こえがほんの少し良くなって、テレビのボリュームをちょっとですが、下げても聞こえるので驚いています。

耳の聞こえを先生に報告したいと思い、耳鳴りまでTPB注射の効果か半信半疑で、毎日聞こえを確かめていたためお礼のメールが遅くなってしまいました。

今まで受けた治療のなかで、こんなに効果があったものは他にありません。

最後に質問なのですが、私の痛みは急性期のような激痛はないのですが、長い間痛みを抱えてきたので、うなじや頚、坐骨神経、肩、肘、膝、股関節など全身に広がっていて辛いです。

東京では満足のいく治療は受けられません。加茂先生のHPに辿り着き、TPB注射をしていただき、とても感謝しています。本当にありがとうございました。これからも、よろしくお願い致します。

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by junk_2004jp | 2008-08-28 19:48 | 線維筋痛症 | Comments(4)
2008年 08月 27日

心身症と身体表現性障害

       ① MPS+うつ
       ② MPS+神経症(不安、こだわり、とらわれ)

MPSにうつや神経症が合併していることはよくあることです。特に慢性のMPSには。

痛みが長期に続くと鬱っぽくなったり、神経症っぽくなったりするものなのです。当然のことですね。このあたりは身体科の医師が対応可能なところです。心身症の領域です。

MPSがうつや不安を強くし、うつや不安がMPSを強くします。

心身症とは
心身症と診断するには2つの条件を満たす必要がある。第1は、身体疾患の診断が確定していることである。明らかな身体疾患がない場合は心身症と呼ばない。第2は、環境の変化に時間的に一致して、身体症状が変動することであり、たとえば仕事が忙しいときや緊張したとき、身体症状や検査所見が増悪することで判断される。


一方、

      ③ MPS+身体表現性障害

身体表現性障害では、身体症状またはその重症度や罹患期間のいずれも、基礎にある身体的疾患では説明できない。身体表現性障害には、身体化障害、鑑別不能型身体表現性障害、転換性障害、心気症、疼痛性障害、身体醜形障害、および特定不能の身体表現性障害がある。

①②は同じ根っこにさく花という表現をした先生がいらっしゃいます。③は違うと思うのです。しかし、形のないもの、計測できないものの議論ですから、なかなか難しいものです。

身体表現性障害の分類にしてもアメリカとヨーロッパでは違うようですし、また、数年たつと改訂されることがあるのです。


そもそも「痛みの定義」は精神科医が座長になってつくられました。わが国では精神科にまだまだ偏見があるようです。

[痛みの定義] 国際疼痛学会   1986年

An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage, or described in terms of such damage.

精神科医 Harold Merskey を座長とするグループ

不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある。

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by junk_2004jp | 2008-08-27 23:57 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2008年 08月 26日

みなさんも推理してみてください

約2年ほど前に右腕がだるく痺れ診察を受けMRI検査で頸椎ヘルニアと診断されました。それから頸・肩・頭痛がだんだんひどくなり、めまいもともなり仕事も辞めました。

時々右足が突っ張り痛みが走る事もありました。それからは病院を転々とし紹介された病院で一年ほど前に脊髄の検査(ミエロ)入院しましたが、手術するまで悪くないと言われ、薬で様子をみて手術は最終手段と言われました。

それからは電器治療や整体に行きながら何とか生活はしてきましたが症状は改善せず、かかりつけの病院でまたMRI検査。前よりもヘルニアがひどくなっているとの事で手術を進められました。私は何とか手術だけは避けたいと思っていました。でも少しでも楽になりたいと思い、今年*月*日にレーザー治療(PLDD) を受けましたが、症状は改善していません。

現在は頚・肩・頭痛、両腕のだるさ痛み痺れ、右手、膝下からは突っ張り感、指先に痛みがあり力が入りにくく、ぎこちない感じです。両足もだるく、腰・膝も痛くて長時間立っているのが辛いです。歩く時筋肉がかたまっているような感じで重たく特に右足は違和感があります。

右足の方が張っているのが自分でもわかります。やはり私の症状も筋痛症なのでしょうか?


この症例のポイントは筋痛症か脊髄症かということです。

脊髄症(脊髄麻痺)は診察すれば分かります。

腕のしびれや頚痛、頭痛、めまいなどは脊髄症の症状ではありません。筋痛症の症状です。

脊髄症ならば診察した医師はそのことを告げるでしょう。しかし、これもあてにならないのが現実です。

●頚にヘルニアがあり、手足にしびれや痛みがあるだけで脊髄症と診断されることだってあるかもしれませんから。

●また、脊髄症に筋痛症が合併していることだってあります。運動神経の麻痺が最初にきて、知覚は保たれていますから、筋肉の痙性麻痺が生じると筋痛症が発生しやすくなることも考えられます。

めまいや頭痛が脊髄症の症状とは思えませんのでまずは筋痛症の症状ではないかと思います。

斜角筋、胸鎖乳突筋、頭板状筋などの筋痛症で、腕のしびれや頭痛、頚痛、めまいが起こることがあります。

脊髄症の症状は痙性麻痺です。歩きにくい、手の巧緻運動障害などで初発することが多いようです。

広範囲の筋痛症なので、線維筋痛症の圧痛点の検査もしてみたらいいでしょう。また、うつ状態、不安、焦燥感、しびれ、冷感、こわばり、頭痛、口渇、睡眠障害、過敏性腸炎、頻尿、月経困難症、顎関節症、微熱などの合併症があるのなら、線維筋痛症として治療したらいいと思います。

頚椎ヘルニアは脊髄症以外、手術の適応がないと思います。それはヘルニアが原因ではないからです。それがしっかりと診断できるかどうかです。

「手術するまで悪くない」という言い方は疑問です。ではなにが原因で今の症状がでているというのでしょうか。悪くなるまで待とうというのでしょうか。
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by junk_2004jp | 2008-08-26 20:21 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2008年 08月 25日

脊柱管狭窄症って何?

Aさん(50歳代、女性)は、義母の死をきっかけにか、腰痛、両下肢痛のため10mも歩行ができなくなりました。

近隣の病院(そこは2007年の読売新聞のアンケート調査によると、脊柱管狭窄症の手術数が全国2位)を受診して脊柱管狭窄症と診断され手術が必要とのことでした。

この病院以外にも全国的に脊柱管狭窄症で有名な病院を受診しました。手術をしなくてもいいだろうという意見もありました。

ある人の紹介で、半年後に当院を受診しました。そのときも歩行可能距離は10mぐらいでした。

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図のように圧痛と筋肉の硬結があり、圧痛点はその他にもたくさんあり、線維筋痛症と診断しました。

ステージⅢ・・・痛みのため普通の生活が困難

デプロメール(SSRI、抗うつ薬)を処方し、トリガーポイントブロックをしました。

約2ヶ月で体調は回復し、歩行も普通にできるようになりました。デプロメールは最大量100mgで1年後には25mgでした。1年後はステージⅠ (痛みはあるが、日常生活に重大な影響をおよぼさない)でした。

このように、腰痛、下肢痛は神経が圧迫を受けているためではないのです。手術数の多い有名病院が正しく診断できるわけではないのです。

脊柱管狭窄症の病態の説明はとても納得のいくものではありません。

このケースはうつ状態に合併した筋痛症ともいえると思います。
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by junk_2004jp | 2008-08-25 18:55 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(6)
2008年 08月 22日

思いやられる痛み医療の実態

大変、厚かましい事を承知でメールさせていただきました。現在、**在住の*才(*)になりますAと申します。

*月*日に、左肩肩甲骨の辺りが、寝違えになりました。よく寝違えをしますので、あまり気にせず仕事をしていました。5日後から、左腕に激痛が走るようになり、あまりの痛さに、整形外科へ。お決まりで、MRIへ。たいした説明もうけず首のヘルニアだと。

寝れないくらい、痛くなったら手術だからと言われ、その日は牽引、電気、痛み止めの薬、湿布をもらい帰ってきました。

不安になり、色々人づてに聞き、整形外科じゃだめ!ペインクリニックに行くべきだと。

2W後に、ペインを診察、沢山の血液検査と、レントゲン。

まずは、星状神経節ブロックをしてみましょうと、四回やりましたが、まったく腕の痛みとれず
あんなに恐怖感がある注射に耐えても、四回ぐらいじゃダメだと、腕自体の痛み取る、注射もしようと、透視下ブロックだからと。

私は、てっきり痛い左腕に、直接注射を打つものだ!っと、思っていましたので、腕に直接打つんでは、ないんですか?っと聞きました処、神経からきてるんだから、腕に打ったって意味がないと…訳わからず、予約を入れて帰ってきました。

何故?疑問をもちながら、携帯でヘルニアの事を調べていたら、加茂先生のHPに出会いました。ショックでした。筋肉だったなんて。私何やってたんだろうと。でも先生、その意見誰も聴いてくれません。

ペインも、カイロも整骨院も鍼も、みんな神経からだからと、痛い左腕は無視です。

たまたま行った場所が、悪いのかも知れませんが、さすがに、疲れてきました。このまま、どの治療もせずとも痛みは、消えていくのでしょうか?

ただ、痛みをとってほしいだけなのに本当に悲しくなってしまいました。何か?自分なりに腕の痛みとる方法などは、ないでしょうか?もう少し頑張って、なにか自分合う治療院を探すべきか?途方にくれております。

すいませんでした、長々と。先生にメールをした事で、少し落ち着きました。どうぞこれからも、痛みと戦ってください。頑張って下さい!加茂先生!

はじめまして。それは筋肉が痙攣をおこしたためだと思います。肩胛骨のあたりの筋肉でしょうか。上肢の痛みはその関連痛かもしれません。きっとよくなると思います。ストレスが関係していることが多いですよ。おだいじに。

お返事ありがとうございますm(__)m。涙出ましたm(__)m。はい!痛みは、左肩甲骨にゴリゴリした塊があります。腕は、そこから来ている痛みなんですか…ありがとうございます。はい!いくらでもブログに載せてください!


神経が悪いはずがありません。医療関係者は基礎から勉強やり直してください。どこかが痛い、しびれるというと神経が原因だというのは医師の悪い癖です。もし神経が悪いのなら、ブロックの適応ではありません。筋肉が痙攣をおこしているのです。筋痛症です。

ヘルニアが原因で痛みやしびれがおきることはありません。頚のヘルニアで起きることのあるのは脊髄の麻痺症状(脊髄症)です。これはとても希なことです。患者さんは麻痺症状を訴えているのではありませんね。手術をして痛みが止まることがあるのは、全身麻酔で筋肉の痙攣が止まるからだと思います。

肩胛骨~上肢ですから、棘下筋か上鋸筋あたりの筋痛症(MPS)でしょうか。もしかすると上肢の筋肉にもMPSがおきているのかもしれません。

レントゲンやMRIは悪性腫瘍、感染症、骨折など特異的な脊椎疾患があるかどうかを調べるためです。その可能性はとても少ないと思います。

トリガーポイントブロック(圧痛点ブロック)で1~数回で治癒するものと思います。慢性化するとややこしくなってしまうことがあります。

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by junk_2004jp | 2008-08-22 13:48 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2008年 08月 21日

医学界の不思議

基礎、臨床を通して「筋肉」に関する研究会や学会がないようだ。

http://www.umin.ac.jp/ac/

「日本筋痛症学会」こんなのがあってもよさそうなのだが。登録商標に出願しておこうかな。

これはとても不思議なことだ。筋骨格系の痛みのほとんどは筋痛症であって、多くの人がこれに悩んでいるにもかかわらず、医師には筋痛症という概念が抜け落ちてしまっているのだ。

海外では、International MYOPAIN Societyというのがある。

いろんな学会があるのになぜ最も多い疾患と思われる筋痛症の学会がないのだろうか?筋肉を軽視しているのだろうか。

筋肉は痛くならないとでも思っているのだろうか、あるいは痛くなってもほおっておいても治るとでも思っているのだろうか?

筋痛症(myo-pain)を勉強すれば筋骨格系の痛みやしびれはほとんど理解することができる。

ヘルニア、脊柱管狭窄症、顎関節症、変形性関節症、腰椎すべり症、椎間板症、椎間関節症、五十肩、坐骨神経痛、緊張型頭痛、テニス肘、腱鞘炎などの痛みの本態は筋痛症なのだ。

筋痛症が理解できれば無駄な検査や手術を避けられる。

従来の医師の説明には矛盾が多すぎる。そろそろインターネットのおかげでその矛盾に気づいた人もでてきた。
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by junk_2004jp | 2008-08-21 02:07 | MPS | Comments(4)
2008年 08月 20日

ヘルニア術後1年痛みが続いている

加茂先生、いつもありがとうございます。(何度かメールでの質問にお答え頂いている者です)

先週は右臀部外側と仙腸関節附近に注射を受けてきました。看護士さんに薬を指示する際にカルボカインとかノイロトロピンというのが、聞こえましたが、他にもあったようですし分量なども聞こえませんでした。

これが良く効いてその日はいわゆる坐骨神経痛はすっかり消えたのですが、残念、夜遅くには又出てしまいました。

今日は加茂先生のアドバイスに従って、右足、脛の外側への注射をお願いしたのですが、断られてしまいました。

この先生はTPBという意識で注射をしてくださっているのではないようです。受けている私は加茂先生のTPBの代わりを期待してるのですが。

足の先へ行けば行く程、神経は傷んでいるので、そこにいきなり注射をしてもすぐには快復しない、というような説明でした。


私はこのようなメールでのご質問にお答えしているのですが(^^;)

この方はたぶん臀筋と前脛骨筋などのMPSなのでしょう。

多くの医師はそれが分からないのです。そして神経が傷んでいると思っているのかもしれません。

神経が傷んでいたらCRPSタイプⅡ、難治性の神経因性疼痛です。この場合そんなことはありえません。

CRPSは外傷後神経を損傷した時などにおこります。病態は全くちがいます。医師が上記のように説明したらこのように切り返してください。

筋肉の病気を神経が圧迫を受けているからと思って手術をしたわけです。でも術後も痛みが続いている。術後を見ているペインクリニックの医師も整形外科医の考えの延長線上にいてうまく対応できていません。
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by junk_2004jp | 2008-08-20 08:34 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
2008年 08月 19日

頚椎ヘルニア?あなたはどちらの医師を信じますか。

Aさん(50才代、男性)は5年前より頚部痛があり、約半年前より、右頚部痛が強くなり、右拇指にしびれがあります。

ある地方の独立行政法人**セ*ターで頚椎ヘルニアを指摘され手術を勧められました。

ここは脊椎脊髄の専門病院で、整形外科医は10数人、年間の脊椎脊髄手術が*00例を超えるそうです。もちろん脊椎脊髄指導医はたくさんいます。

Aさんの奥さんは私のHPを見て、田舎の一診療所の医師である私の方を信頼しました。それでAさんは約1ヶ月当院に入院し、しびれや痛みはほぼなくなりました。

Aさんは斜角筋や長とう側手根伸筋などのMPSでした。

治療は簡単です。

ヘルニアがそのような痛みやしびれを起こすことはなく、筋肉のspasm(痙攣)が原因なのです。

トリガーポイントブロックなどを中心に治療しました。

もちろんAさんには脊髄症を思わせるような病的反射はありませんでした。

この問題は病院の規模や専門性に関係ないのです。ほとんどの専門医は誤解しているのが現状です。年間*00の脊椎手術数ですがいらない手術もいっぱいしているのでしょう。

筋肉の病気を脊椎や神経の病気だと思い込んでしまっているのです。

この症例も有名脊椎専門の病院を多数受診しています。

脊椎脊髄専門医が必要となるのは「麻痺」のときや脊椎の悪性腫瘍や感染症、骨折などのときなのです。痛みやしびれは麻痺ではありません。

spasmが手術の全身麻酔で止まってしまうことがあるものですから医師はそのことになかなか気がつかないでヘルニアを取ったから治ったと思うのでしょう。

しかし手術をしてもよくならない人もよく見かけます。再発、再手術、固定術→ますます悪化・・・・このようなパターンはめずらしくないものと思います。

何よりも私のような治療で1ヶ月たらずで治ってしまう理由を聞きたいものです。

本当に手術が必要なのが脊髄症状のあるものです。それが診断できない脊椎専門医はいっぱいいます。

しかしAさんの奥さんはなぜ私の方を信頼したのでしょうか。女性のカンなのでしょうか?

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by junk_2004jp | 2008-08-19 19:26 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)