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2008年 09月 30日

脊柱管狭窄症??

b0052170_19174642.jpgAさんは脊柱管狭窄症による間歇性跛行で3回手術を受けています。(Aさんの了解済み)

脊柱管狭窄症とは狭くなった脊柱管によって神経根が骨で圧迫されて神経根障害が生じ、そのために下肢に痛みやしびれが生じるというものです。

私はその概念に反対しています。

写真で分かるようにあきらかに患肢のほうが、太くてむくんでいるようにみえます。これは神経障害の所見ではありません。筋痛症の所見です。昨日の肩の写真と同じことなのです。

この筋肉には強い圧痛があり、コリコリ状態なのです。脊柱管狭窄症や腰椎ヘルニアという診断を受けて下肢痛のある人はこのような写真であることが多いのです。

b0052170_1930252.jpgこの写真はAさんの手の写真です。怪我によって尺骨神経が損傷を受けたのです。これが神経障害の写真です。骨間筋は萎縮しています。痛みはありません。小指側に軽度の知覚鈍麻があります。

「神経障害の所見」と「痛み、しびれの所見」は違うのです。多くの医師はこの区別がなぜか分かっていないのです。

この手の写真をみれば100%の整形外科医は尺骨神経障害(麻痺)と答えるでしょう。しかしなぜか神経障害について間違った概念を伝統的に持っているのです。

脊柱管狭窄症(神経根障害)と言われていた痛みが完治しました。

神経根障害ではなくて「筋痛症」だったのです。
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by junk_2004jp | 2008-09-30 19:32 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2008年 09月 29日

パソコン肩

b0052170_7484381.jpg今日はたまたま、一日中パソコンで仕事をしている方の肩凝りを続けて診ました。そういえば最近、このような患者さんが多いです。

それも全く同じような感じの外観でした。写真でも分かるように、左側の肩が異様に凝って腫れているのです。右利きです。

Aさんは数ヶ月前に左頚・肩に激痛が走り、整体で一応よくなりました。痛みが0になったわけではないですが。

今月、再び激痛になり、病院にいってMRIの検査の結果、ヘルニアがあることが分かりました。治療は牽引と電気と薬でした。

パソコンをするとき左腕を常時使うそうです。

ヘルニアは無視してかまいませんが、こんな状態が長く続くといわゆる線維筋痛症タイプ(中枢感作)になって長く辛いことがあります。

休養、続けて長時間パソコンをしない、体操が大切ですね。

それにしても病院では相も変わらず、ヘルニアという無意味な診断をしているものです。MRIよりもこのような普通写真が病態をよく表しているものです。

MRIは病態を表していないばかりか、間違った診断になり、不安、動作恐怖になり治癒に悪影響を及ぼします。

MRIやレントゲンは悪性腫瘍や感染症、骨折、など特異的疾患の有無の鑑別に役立ちますがそれ以上のものではありません。

MRIやレントゲンには保険診療で医療費がつきますが、このような普通写真では当然ですが医療費はつきません。

MRIがないと患者がこない、MRIを購入する、MRIを使わないと経営が行き詰まる、視診、触診、問診はそこそこにパソコンとにらめっこの医療。
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by junk_2004jp | 2008-09-29 21:43 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(3)
2008年 09月 28日

脊柱管狭窄症(神経根障害)と言われていた痛みが完治しました。

脊柱管狭窄症といわれていた内科医の奥様

突然のメールで申し訳ありません。

家内が上記の症状で半年以上ペインクリニックの硬膜外ブロックをうけてきましたが効果がはかばかしくありません。

脊椎クリニックでMRIをとりましたが、診断はL4,S1の神経根障害でした。鎮痛剤で経過を観ているところです。

私なりにいろいろ調べてみましたが加茂先生のご説に辿り着きました。小殿筋の筋痛症に思えてなりません。

一度お伺いしてご診察をうけ、トリガーポイントブロック(一般医でも可とか)をご教示いただければと思いますが遠方なので少し迷いがあります。

___________________


ご報告

家内は完治しました。私の住所から通院可能の範囲に**大、*脊椎クリニックがありますが小松に遠征して助かりました。有難うございました。
                        
メピバカインの在庫を抱えることになりました。再発に備えましょう。


内科医が一度見学に来られて、奥様を治療されて約2ヶ月で完治されました。ペインクリニックも脊椎クリニックも真っ青ですね。

1回の見学でOKなんですよ。最も安全で、安上がりです。これは技術の勝利ではなくて、考え方の勝利なんです。
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by junk_2004jp | 2008-09-28 21:06 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(3)
2008年 09月 28日

中枢感作(central sensitization)

山田歯科医院のサイトから

「線維筋痛症、慢性頭痛、過敏性大腸炎、慢性疲労症候群、筋筋膜痛症候群、下肢静止不能症候群,
periodic limb movement disorder,顎関節症、multiple chemical sensitivity,
feamale urethral syndrome,間質性膀胱炎、心的外傷後ストレス障害,そして鬱病は中枢感作
(central sensitization)と言う共通のメカニズムを持つ。」 

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日本医科大学小児科の調査によると、小児科で治療している不登校児の70%に線維筋痛症が見つかったそうです。

この現象はtemporal summation of second painまたは簡単にwind upと呼ばれ、中枢が疼痛の感度を増大する機能を持っていること示すものです。健康な人でもこのwind upは起きるのですが、顎関節症、線維筋痛症、慢性疲労症候群、原発性月経困難症、過敏性大腸炎では異常な痛み感度の増大が起きることが報告されています。そして、この異常なwind upを中枢感作と呼びます。


山田先生のすばらしいサイトを引用させていただきました。

線維筋痛症に顎関節症を合併しているケースは多いです。顎関節症という病名は変えるべきですね。この病名だと関節が悪いというイメージがつきまといますから。

同じようなことが膝関節、肘関節、股関節、肩関節、脊柱などにもいえることです。

変形性股関節症の人に線維筋痛症の人が多い。
変形性膝関節症の人に線維筋痛症の人が多い。
椎間板ヘルニアの人に線維筋痛症の人が多い。
頚肩腕症候群の人に線維筋痛症の人が多い。
五十肩の人に線維筋痛症の人が多い。

なんとなくこのように感じています。線維筋痛症の例の分類基準に照らし合わせて診断すると、従来の病名は何だったんだろうと思うものです。

上に挙げた疾患の痛みの本態は筋痛症なんですね。顎関節症も、いわゆるヘルニアや脊柱管狭窄症によるといわれている坐骨神経痛も、五十肩も変形性膝関節症も同じ病態なんです。だから医者へいくとどれも同じ処方でしょ。ロキソニンとモーラス、電気。医者のへりくつは違うでしょうけどww。

ヘルニアがあるから筋痛症になっているのではなくて筋痛症の人を検査したらヘルニアがあったというだけのことなんですね。

ただ、股関節の場合は脚長差や可動域制限が生じますから筋痛症が起こりやすいという因果関係はあると思います。

膝の半月板損傷も、膝周辺の筋痛症の人を検査したら半月板が傷んでいたということだと思います。

軽症の線維筋痛症はたくさんいますよ。うちのかみさんも分類基準からいえば線維筋痛症でしょう。ゴルフしてますけどw。

これらの部分的筋痛症(顎関節症など)を線維筋痛症に合併していると見るべきなのか、線維筋痛症の一症状とみるべきなのか。

痛みの中枢性感作がそのキーワードなんですね。

部分的な痛みでおさまっている人、痛みが広範囲に拡大している人、その差は一体なになんでしょうか。ミトコンドリア?治療?環境?、ストレス?トラウマ?生い立ち?頻回の外傷?

私は60年間の人生で痛みに悩んだことはありません。痒みに悩みましたけど。痒みも中枢感作しますよきっと!幼児の時に山へいってひどく漆にかぶれたことがあります。それがきっかけかな?皮膚系のトラブルは。

皮膚系のトラブルは誤診が少なくて助かっていますけどw。見えますからねw。それに比べると痛み系(筋系)のトラブルは見えないんで、誤診がつきまといますね。
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by junk_2004jp | 2008-09-28 08:07 | 線維筋痛症 | Comments(6)
2008年 09月 26日

神経痛?神経のいたみ?

関節・神経
初めまして、Aと申します。*で*を開院しております。資格は柔道整復師です。先生のホームページやブログを最近知り、とても勉強になります。有難う御座います。

ヘルニア等が神経を圧迫して痛みや,痺れが出ることはないと言うお話などとても納得できました。それが原因で坐骨神経痛が起こるのではなく、MPSだということも。

ということは、そもそも今まで教わってきた神経痛というものはないのでしょうか?

神経痛という概念はどのように解釈すればよろしいのでしょうか?神経に触れてもは痛みは感じないのでしょうか?

歯医者などでも「今、神経に触ってしまったからごめんね」と強い痛みを感じたことがあります。

自分のなかで混乱してしまいました。もし、今までのホームページやブログに載っていたら申し訳ありません。初歩的な質問かもしれませんが、教えて頂けたら幸いです。お忙しいところ申し訳ありません。宜しくお願い致します。


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「神経のいたみ」ってなんでしょうか?神経を押さえたって、ひっぱったって、叩いたって痛みは起きません。

神経線維は痛みを伝えるものであって、刺激を受信するものではありません。足の裏の神経はいつも圧迫を受けていますね。

肘の内側を叩くと、ひびきますがそれはその辺の骨膜か靱帯のひびきの痛み(関連痛)です。尺骨神経を叩いたためではありません。

神経を針で刺したときは細胞膜に穴が空きNaイオンの細胞内流入が起きて脱分極されるのだろうと思います。

神経を押したり叩いたりしても脱分極は起きませんが、刺すと脱分極が生じるのでしょう。

従来の「神経痛」という言葉の意味はいいかげんなものだと思います。

温泉の効能に「神経痛・リウマチ・皮膚病」などと書かれているのを見ることがありますが、これは学問的に厳密な表現ではないと思います。

真の神経痛といえば、「帯状疱疹後の神経痛」「幻肢痛」など神経損傷のあとの神経因性疼痛です。

坐骨神経痛とかいっているのは「いわゆる坐骨神経痛」「な~んちゃって坐骨神経痛」でその本態はMPS(筋痛)なんですね。

歯の場合はどうなのでしょうか。歯は神経の最先端ですから、そこには受容器が付いているわけです。針で刺せば当然痛いでしょうし、痛覚過敏状態の神経の最先端の受容器に触れても痛みが生じるのでしょうか。
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by junk_2004jp | 2008-09-26 22:01 | 痛みの生理学 | Comments(3)
2008年 09月 25日

壮絶な慢性疼痛との戦い

平成X年にA病院でMRI検査をして、頚椎椎間板ヘルニア(C3~C7間)の診断。はじめて異常と言われて、ものすごく嬉しかった。
この気持ち、よく分かります。「おおげさだ」「そんなに痛いの?」「原因不明」などと言われていますので、ヘルニアが原因だと診断されて嬉しい気持ちは分かります。
"平成(X+5)年、A病院で頚椎椎間板ヘルニアの悪化と、後縦靱帯骨化症の診断で顕微鏡下による、前方固定術(C4、C5、C6)をする。手術の目的は、第1に神経症状発症の予防、第2に不定愁訴の改善の期待。手術をしてもきっと改善しないだろうと感じていた。手術をすれば周囲に分ってもらえると思っていた事も、手術を受けることを決めた理由の1つ。自分としては、第1に不定愁訴の改善だった。

「自分の痛みを周囲に分かってもらうために手術をする・・・きっと改善しないだろうと思いつつ」このあたりの心理状態は不思議ですね。
「むちうち症はこれで治る」 という本を読む。当初、低脊髄圧症候群の症状を読んで、自分はコレだと思う。

平成(X+8)年から、低脊髄圧症候群の診断的治療でブラッドパッチを6回(頚椎から腰椎まで計15箇所位)する。

回数を重ねる度に、体がつらくなる。6回目の頚椎部に行った以降が特につらくなる。極度の疲労感・短期間の複数の部位の激痛・考える事が大変・気力の喪失・寝汗などが続く。治らない、どうすれば良い、もう治らない、やはりずっとこのままか。 焦りが大きくなる。低脊髄圧症候群では無かったと思う。

(この治療のため、各地から病院に多くの患者が来られていたが、自分の知る範囲でこの治療で改善した方は、ほとんどいない。*病院もこの治療を中止。)

P教授の講演で「低脊髄圧症候群を支持していた先生が、検査したら自分も髄液もれが見つかった。以来、不支持になった。」という話を聞いたことがあります。
(X+12)年、図書館で「腰痛は怒りである」の本をたまたま見つけその後購入、TMSジャパンのサイトから加茂先生のホームページを発見する。質問もさせて頂いたりし、多くの真実を知る。

これ以降、ほぼ毎日加茂先生のホームページを拝見させていただく。症状が強いときでも、以前のように必要の無い不安感・恐怖感をほとんど持たなくなる。

また、持たないようにする。意識して体の事は無視し、暗黒の世界からは脱出できたと思う。不安になりそうな時も加茂先生のブログ等をいつも拝見することで、励まされる。自分は、心身症になっていたのだと感じる。

心身症とは身体疾患の診断が確定していて(明らかな身体疾患がない場合は心身症と呼ばない)、環境の変化に時間的に一致して身体症状が変動する疾患のことで、疼痛性疾患のほとんどが心身症です。
長年、自分の症状に対し不安が小さくなったり、解消したりする事はなかった。それは、症状に対する的確で素人でも理解し、納得ができるような説明がなかったからと感じる。加えて、治る・良くなる という確約がなかったからと感じる。

手術をはじめ、色々な治療などをしたが、結局はこの事が欠落していて、自分自身も半信半疑の状態での治療等だった ためと感じる。 
年中、頚が強くネクタイでしめつけられている、両肩に3Kgの重りがのっている、年中ヘッドロックで締め上げられているのを想像してみてください。辛いでしょうね。

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by junk_2004jp | 2008-09-25 08:31 | 慢性痛 | Comments(0)
2008年 09月 24日

証拠写真保存

2W前の左側面衝突。

最初は両側の頚部痛だったが、左側が強くのこっている。

胸鎖乳突筋、上部僧帽筋の緊張、圧痛。腰痛もあり。

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b0052170_2032556.jpg胸鎖乳突筋の伸張性収縮→筋肉の微小損傷
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by junk_2004jp | 2008-09-24 20:30 | 交通事故診療 | Comments(0)
2008年 09月 24日

CRPStype1のその後

金沢労働基準局にトラックバック

CRPStypeⅠ

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3月4日

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9月24日

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9月24日


Aさんは昨年8月、仕事中に台車に左足を轢かれ、CRPStypeⅠになりました。当院には12月より労災で通院しています。

写真でも分かるように、浮腫はかなり改善してきました。まだ日によって強い痛みがあるそうです。

金沢労働基準局の事務員さんはなぜか、労災を止めさせるようにやっきになっているようです(患者談)。

私はもちろんどちらでもいいのですが、患者さんが労災での治療を希望していらっしゃいますので、今しばらく労災での治療が適当かと思っています。

患者さんは弁護士をたてて権利を主張していらっしゃいますので、写真の保存の意味も込めてブログに掲載いたします。もちろん患者さんの了解済みです。

私もただでさえ、ストレスのかかる激務をやっているのですから、このようなことにかかわるのはいやなものです。

勤務できるかどうかの問題ですが、事務のような仕事や、倉庫管理のような仕事なら可能だと思いますが、靴を履くことが困難であるため不可能な仕事もあると思います。ところが、勤務先ではそのような適当な仕事が、金沢にはないとのことです。適当な仕事を与えてやればいいのにと思いますが、事情があるのでしょう。私の知ったことじゃないです。

金沢労働基準局は御用達の医師の診断を仰ぐようにということで(これは労災を止めさせるために引導する目的)、Aさんはいってまいりました。その医師はとても不遜な態度だったということで怒っていらっしゃいました。まあ、そうだわな、御用達だもん。

Aさんは当院を受診する前に一度診察にいったことのあるX医科大学麻酔科にいってきました。
「よくここまで治ったものだ」とおっしゃったそうです。

最も証拠になるものは普通写真です。ところが医師はそのようには思わないそうです。レントゲン写真なんかのほうが証拠らしいんです。レントゲンではやや、骨粗鬆症になっています。

X医科大麻酔科の医師や弁護士の助言もあり(患者談)、Y大、Z大の麻酔科の受診の紹介状も患者さんの希望でかきました。

あ~疲れるww。なんでこの症例にここまでもめなければいかんのや!
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by junk_2004jp | 2008-09-24 18:29 | 慢性痛 | Comments(0)
2008年 09月 23日

セカンド・オピニョンは現状では無駄なことが多い

「手術の選択もあるが、治るのに時間はかかるが、地元でリハビリ通院を。手術は今はやらない方がいい。」

中核病院、専門病院、有名医師のほとんどのセカンド・オピニョンはこのような調子です。診断は同じなんです。診断は似たようなもので、手術か保存療法かの違いぐらいでしょうか。

Mさん(40歳代)は肩の痛み、中指のしびれ、マヒ?がでたので、A医院、B病院、Cセンターを受診していますが、診断名は同じ。「頚椎神経根症」「変形性頚椎症」・・・・・「ヘルニアが神経を圧迫している。」な~んちゃって。

Mさんは腰痛もあり、時々激痛で数週間寝たきりのときもあります。D医院では腰椎椎間板ヘルニア、E医院ではすべり症という診断です。

私の診断では僧帽筋や腰部の脊柱起立筋のMPSでした。神経が圧迫を受けて痛みが生じるわけはないです。

中指のしびれ、マヒ?はたぶん前腕伸筋のMPSだったのでしょう。

Mさんは頚や腰にワケあり筋(筋硬結のある筋)を持っているのです。その筋肉が物理的ストレス、心理的ストレスで強く痙攣をおこすのです。ヘルニアや変形やすべり症が原因ではありません。

生物・心理・社会的なことが原因となって痙攣を起こすのが癖になっているのです。その状況は私にはよく分かります。個人が特定されるかもしれませんので、ここで詳しく書くわけにはいきませんが。

TPBですぐに軽くなりました。このことは筋肉に原因があったという証拠になります。あとはいかにしてそのような習慣化した痙攣をなくすかということです。

正しい診断を受けるだけで、気持ちも楽になり快方に向かうものです。

ちょっと胃けいれんを想像してみてください。(私は胃けいれんを診たことがないのですがw)

何かあったらすぐに胃けいれんを起こす人がいたとします。救急車で病院にいった、「胃が大きくなっている」「胃が垂れている」「特に異常はない」

あるいは「胃へ行っている神経が圧迫されている」・・・・いくら何でもこんな診断をする医師はいないでしょうが。でも頚や腰ではこれをやるんです。どこの名医でもw。

胃けいれんが起きている人を全身麻酔をかけたら痙攣が止まった。ヘルニアなどの手術でよくなることがあるのはこういうことです。しかし、また・・・・。

頚痛、腰痛もこれと同じなんです。


今日Mさんが、「思い切って小松に行って来たよ。肩がずいぶん楽になった。先生にも無理を言って、とてもお世話になった。ブログのMさんは私。」とにこにこしながら言われました。「絶対楽になるから。なんとか時間をやりくりして行ってみて。」と何度も薦めていたのですが、遠いし時間のやりくりがなかなかつかないしと、なかなかその気になられませんでした。でも最近特につらくなったようでやっと思い切られたようですね。「行ってよかった。また時間をなんとか作って行きたい。」と言われてました。今日はとびきりの笑顔でした。ありがとうございました。

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by junk_2004jp | 2008-09-23 10:13 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2008年 09月 22日

診察券の山ができるだけで・・・・

Aさん
名医といわれる病院、整骨院、その他よいと思われることにもトライしましたが、診察券の山ができるだけで時間を浪費するばかりでした。

「手術するほどではない。3ヶ月ほど安静にしていたら治る。」という名医の言葉を信じて過ごしました。


そのAさんは、今度また詳しく検査するために入院をすすめられているそうです。

最近、わたしのところに診察にこられる方は何回も何回も何回もレントゲンやMRIを撮っていらっしゃることがとても多いのです。

どの医師も共通しているのは、あいも変わらず、ヘルニアや、すべり症、脊柱管狭窄症などが痛みやしびれの原因だといっていることです。

かなしいかな、「慢性痛」という概念がこれっぽっちもないのです。

ヘルニアの手術が10年待ちなんてジョークの世界です。逆にヘルニアは無害だという証拠です。

有名な慢性痛のサイト「心と体の痛みのお部屋  慢性疼痛海外治療体験記」は2004年に患者さんだったエリーさんが立ち上げました。

たぶん慢性痛をテーマにしたサイトで日本で最初のものの一つだと思います。とてもすぐれたサイトです。患者さんはもとより、痛みに携わる医師は見た方がいいです。

_______________________

以下はBさんの腰痛診療歴です。このほか鍼灸、整体などにそのつどかかっています。

H5    腰痛、歩行は前傾姿勢・・・・・・・・・・・・・・・レントゲンで異常なし
H11   立位で腰、左股関節あたりに電撃痛・・・・レントゲンで異常なし
H16   前傾姿勢でしか歩行できなくなる・・・・・・・ レントゲンで異常なし
H17   救急車で、立位不能・・・・・・・・・・・・・・・・・レントゲンで異常なしMRIで椎間板ヘルニア
H20   腰痛、左下肢痛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・①レントゲンMRIで椎間板ヘルニア
                               ②レントゲンMRIで椎間板ヘルニア

分かっているだけで腰のレントゲン6回、MRI3回です。

私のところに来たときは軽い下腿の痛みだけでした。前脛骨筋のMPSでした。TPBをしたらすぐによくなりました。

この方はたぶん、左側の大腰筋がワケあり状態になっていて、過労やストレスで痙攣が起きるのでしょう。そのたびに歩行困難になって病院にいく。レントゲン、MRIをとる。ヘルニアといわれる。これを繰り返しています。

今度、歩けなくなったら、手術と言われています。

働き盛り、何かとお金がかかる年代です。

大腰筋、脊柱起立筋などのMPSです。どれだけ病院巡りをしてもむだなのです。まずは正しい診断はされないでしょう。

会社を休むには医師の診断書が必要なことが多いものです。だから病院にいかなければならない。病院では繰り返して型どおりに検査を繰り返す。間違った診断をされる。良くならない。代替医療にかかる。このようなケースがなんと多いことでしょうか。
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by junk_2004jp | 2008-09-22 08:14 | 慢性痛 | Comments(2)