心療整形外科

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2009年 05月 31日

トリガーポイント・マッサージ  Foam Roller





Foam Roller なるものを探して買ってきました。

スポーツオーソリティ

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長い方は2000円弱、短い方は3000円。材質が違います。

バットはプラスチックにスポンジがまいてあります。800円ぐらい。何かに利用できるでしょうか。

Foam Roller はちょっと難しいかな。ヒラメ筋にはよさそう。
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by junk_2004jp | 2009-05-31 11:31 | 慢性痛 | Comments(0)
2009年 05月 30日

開業医は100円寿司程度のお値段でお得ですよ

70歳代の男性が、かほく市(金沢市の北)から受診されました。

「田植えのあとから、右お尻から脚が痛い」

というのが来院の目的でした。歩きにくそうです。

殿部や下肢にトリガーポイントブロックをするとすぐによくなりました。

「右肩も痛い」

「いつからですか?」

「だいぶ前から・・・」

TPBをしました。すぐによくなりました。

「左の親指が痛い」

「いつからですか?」

「だいぶ前から・・・・」

ばね指でした。とりあえず腱鞘内注射をして様子を見ることにしました。

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50歳代の会社員の男性。数日前より腰痛。

TPBですぐに症状はなくなりました。

「肩こりもひどいのです。右腕がしびれています。」

TPBで肩こりも腕のしびれもよくなりました。


開業医はこのように患者さんの訴えを次から次へと解決しなくてはいけないのです。

それも短時間で。なにしろ駐車場が狭いし、患者さんもかなり混んでいますから。

患者さんに鍛えられるのですね。

大病院のように、「MRIの予約」なんてやってたら潰れてしまうのです。
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by junk_2004jp | 2009-05-30 00:38 | 急性痛 | Comments(3)
2009年 05月 27日

歯科医師より

以前より顎関節症の治療において、筋のしわざとおもい、筋にアプローチしてきました。頭痛なども改善することから、頭痛の多くが咀嚼筋の関連痛とも思っております。であるなら歯科医師のできることは大きいのではないでしょうか?

先生の本を読み本当に感動致しました。是非顎関節症の治療に取り入れたいとおもっております。

先生のTPBの考え方は欧米のそれとは違うような気がしています。

世の中がエビデンスエビデンスと言いますが、本当に今の医療がエビデンス(根拠)が無い事がわかります。

サイエンスとは本来自然の法則をみつけ、仮説をたて、実験しそれが再現されれば証明されたことになります。

学会で認められようが、他の人が違うといおうが、仮説に基ずく結果に再現性があればそれこそが、エビテンス(根拠)です。

サイエンスは「疑問」から始まります。先生の考え方こそ(エビデンス)にほかなりません。

医学も魔術と思い込みの世界から少しはサイエンスに近づかなければなりません。先生の考え方はまだ早すぎるのかもしれないですね。

お会いできる日を本当に楽しみにしています。是非よろしく御願い致します。



痛みの医療のエビデンスはとても難しいものです。まず診断名を告げないということから始めないといけません。

顎関節症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離すべり症、変形性関節症などといった病名を告げることによって治療者のかたよった思いこみを患者にすりこむ可能性があります。そしてそれは治療効果に影響を与えるかもしれないのです。

同じ人に対して、「骨がずれていて神経を刺激していて痛い。将来、もっとひどくなるかもしれない。」というのと「筋肉が緊張していて痛い。これは必ずよくなる。」と説明するのでは治療の反応はちがってくるでしょう。

ランダム化(ランダムに割りつける)、二重盲検(治療者と患者の双方を目隠し)、多くの症例が必要、偽治療が困難、おまけに結果は数字では表せない。

痛みの疾患に対してエビデンスを語るのは慎重を要します。

とりあえずは痛みのエビデンスは痛みの生理学と考えたほうがいいのではないでしょうか。

いろいろな感受性の脳があるのですからいろいろな痛みがあります。正しい痛みとか間違った痛みということではありません。またどの治療法がその人の痛みに有効かはやってみないとわかりません。

医師はある程度、引出を多くして、一期一会的な対応が必要です。
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by junk_2004jp | 2009-05-27 23:08 | Comments(0)
2009年 05月 26日

誤診によって不安にされているのです。

Aさん
加茂先生に出会うまでは長年ずっと背骨や関節が痛みの原因だと思い込んでいたのが、先生に筋痛だと教えて頂いたのがなにより嬉しいです!これからは痛みに怯えないように心を強くしていきます。まだまだ先生に頼りたい気持ちがあるのですが自分で頑張ってみます。
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Bさん
ヘルニアが原因ではないと教わると、「何かの拍子にヘルニアがもっと飛び出して悪化して、歩けなくなるのでは?」と今までのように常に不安を抱えて動作している必要がないので、何をするにしてもかなり精神的な負担が和らぎます。

本音を言えば、退院して注射を止めたらまた元に戻ってしまうのではないか?と心配していましたが、一度体が(脳が?)痛みを忘れてくれると、その後は意外と平気なものですね。明日もまた、娘と散歩にでも行ってみるつもりです。私のリハビリに丁度良い相手になっています。


ヘルニアや脊柱管狭窄が原因で痛みが生じることはありません。

神経根が圧迫されるとその神経の支配領域に痛みやしびれが生じるという理論は間違っています。

椎間板の変性やすべり症や分離症(疲労骨折は除く)が原因で腰痛が生じることはありません。

ほとんどの慢性疼痛は筋性疼痛なのです。圧痛点があるでしょ。筋肉が硬くなっていてやや腫れていませんか。

不安や緊張が痛みを作る可能性はあります。

「胃が痛いのは胃へいっている神経が圧迫を受けているからだ。」こんなことを言う医師を信用しますか?
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by junk_2004jp | 2009-05-26 02:02 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2009年 05月 25日

脊柱管狭窄症ブーム

高齢者が脚腰が痛くて歩行がままならないとくればMRIで「脊柱管狭窄症」と判で押したように診断される。

そして、硬膜外ブロックや神経根ブロック、血行改善剤の処方。

よくならない。

素人や内科の医師も診断に疑問をいだいているが気がつかないのは整形外科医や脊椎脊髄専門医。

マークシート方式の勉強が禍したのか、まるでマークシート方式のような「脊柱管診断サポートツール」に疑問をいだかない。いろいろ考えをめぐらせることができない医師たち。

最近の2例を紹介します。何も珍しいことではありません。二人とも70歳代の女性でつい最近までは特に痛いところもなく元気な方でした。

Aさんは遠方から息子さんの車で来院されました。

特に痛いところもなく夫の介護に明け暮れる日々でした。夫の死後、急に両下肢が痛くて歩行困難になりました。

Bさんは電車を2回乗り継いで来院されました。

旅行から帰ってから急に脚腰が痛くなりました。旅行に行った時は全く元気でした。

AさんもBさんも病歴を聞いただけでほぼ診断はできます。

お二人ともTPB後は腰が伸びて歩きやすくなりました。

本人もですが家人やかかりつけの内科医が脊柱管狭窄症という診断を疑問に思うのです。先日まで元気だった人がなぜ急に痛みがでたのか・・・それが脊柱管狭窄症によるものとは思えないのです。

お二人とも殿筋や下肢筋の筋痛症なのですよ。

Aさんは夫の死という出来事が影響しているのでしょう。患病で張りつめていた心が急に無になったとき体の不調がでることがあります。

Bさんは旅行で筋肉の疲労が原因なのでしょう。

脊柱管狭窄症(神経根が圧迫を受けて)で痛みが生じるという理論は間違っていると思います。生理学的に説明がつきません。
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by junk_2004jp | 2009-05-25 00:36 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)
2009年 05月 24日

心因性の痛み

MPSを知っている医師は「心因性疼痛」という言葉は使わないでしょう。

心因性疼痛は、構造異常(ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症・・・)が痛みの原因だと信じている医師がこれらでは説明がつかない痛みに対して用いることが多いのではないでしょうか。

痛みは脳と体(主として筋肉)の情報のやりとりですから脳(こころ)が関係しない痛みはありえません。

火事のときに火傷を負っているのも気づかず夢中になって人命救助をした・・・・このようなことは想像できますね。これはマイナスの心因性の痛みといってもいいでしょう。つまり心因が原因で痛みを感じなかったという意味です。

脳:体の責任割合が100:0、あるいは0:100ということはどんな場合にも考えにくいのです。

身体表現性障害、その中の疼痛性障害や身体化障害という精神科分野の診断カテゴリがありますが、これは情動が身体症状(主として痛み)として表現されるというものです。この診断分類もたぶんMPSをしっていれば不要になるのではないかと思うのです。

痛みのはじまりは単純なことが多いのです。ところが慢性化とともに「ワッケ分からん」(金沢弁)ようになるものです。

脳:体の責任割合など検査の仕様もありません。

痛みが辛い、不安→病院を訪れてもレントゲン、MRIと型通りの検査、同じような説明→医療不信、経済的困難→こだわり、とらわれの世界

痛みとはそういうものなのです。だれでもその世界に迷い込んでしまう可能性があります。このようになると、医師と患者の信頼関係も築きにくくなるものです。受容、支持、保証して気長にいくよりありません。

とにかく早い時期に適切な説明、治療が重要だと思います。

大学ではこのことをしっかり教えないといけません。

ヘルニア、脊柱管狭窄なんかで痛みがおきると思いますか?

すべり症や軟骨障害、椎間板障害で痛みがおきると思いますか?

痛みはC線維の先端についているポリモーダル侵害受容器が感作されてはじめて生じます。それがすべてのはじまりなのです。

「ワッケ分からん痛み」になる前に手を打つ、適切な説明をすることが大切です。
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by junk_2004jp | 2009-05-24 07:20 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2009年 05月 23日

疼痛は常に主観的で、心理的な経験である

疼痛反応のばらつきの管理

2009年5月22日 提供:Medscape

【カリフォルニア州サンディエゴ 5月13日】場合によっては顕著な疼痛反応の個人差を理解することは難しいが、疼痛専門家は解明のための研究を続けている。米国疼痛学会第28回年次学術会議(サンディエゴ)の口頭発表によれば、遺伝的、社会的、心理的要因を組み込んだ疼痛の生物心理社会モデルによって個人差を説明しうるという。

「十分なエビデンスから疼痛と組織損傷との関連性は低いことが明らかになっているが、個々の患者とその痛覚には、病理学の域を超える有意な差がある」とフロリダ大学歯学部(ゲーンズビル)のRoger Fillingim, PhDは述べた。

遺伝的、社会的、心理的要因

年齢、性別、民族等の属性は疼痛経験に影響を及ぼす可能性がある。また、気分、認知過程、環境ストレス等の状況変数も影響すると思われる。

Medscape Neurology & Neurosurgeryがポスター発表者でAlgynomics(ノースカロライナ州チャペルヒル)のゲノミクス研究者であるShad Smith, PhDにコメントを求めたところ、Smith博士も同意見 であった。「遺伝子は疼痛経験に非常に強力な影響を及ぼす可能性があることがわかったが、遺伝子だけではすべてを説明できない」

別のセッションで発表したDavid Morris, PhDは、疼痛治療の複雑さについて同様にコメントした。Morris博士はバージニア医療システム大学(シャーロットビル)を最近退職したが、発表中に「疼痛は常に主観的で、心理的な経験である」と述べた。

Fillingim博士は、患者の社会的・心理的状況を認識することが疼痛および鎮痛薬に対する反応を計測するのに有益であると述べた。「疼痛反応には頑健な個人差があり、疼痛治療に対する反応にも頑健な差がある

疼痛治療の多因子的アプローチ

ポスター発表を行ったJames A. Haley退役軍人局病院(フロリダ州タンパ)のRonald
Gironda, PhDは、患者が疼痛と付き合うための健全な方法を学ぶことが重要であると述べた。

Gironda博士は精神衛生と行動科学の専門家であり、非常に多くの患者が疼痛を気にして、寝てばかりで過ごし、鎮痛薬の用量が増え、生活のあらゆる側面に影響を及ぼす下向きのスパイラルに突入してしまうと述べる。患者は社会的に孤立し、やる気が起こらなくなり、場合によっては体重が増えることもあるとGironda博士は述べた。

多くの場合、慢性疼痛は長期に及ぶ経験であり、受容して、共存しなければならない。実際に外出したり、運動をしたり、疼痛から気をそらすことも必要である」とGironda博士は述べた。

「臨床医にとって最善の道は、全体的観点から患者をよく知り、患者が置かれている生活状況や疼痛反応にどのような影響を受けているかについて理解を深めることである」とFillingim博士は述べた。「臨床症状や病理所見のみに頼って、疼痛と治療に対する反応を予測するだけではいけない」


Aさんより
痛みのピーク時は満足に歩くこともできず、ただその場に立っていることさえ苦痛で、自分の子どもがすぐそこで泣いていても、かまってやることすらできない状態でした。

なにもできない自分が情けなくて涙を流した時もありましたが、今は多少の不安はあるものの、積極的に歩くことができます。普通の人からみれば何気ないただの一歩ですが、私にとって、痛みのない一歩というものは、とても大きな前進です。

これから、また仕事も探さなくてはいけませんし、完全に普通の日常を送れるまでになるには時間もかかるかもしれませんが、加茂整形外科の皆様のおかげで新たなスタートを切り出せたのですから、せいいっぱい頑張っていきたいと思います。本当に、どうもありがとうございました。

Aさん、がんばってください。痛みはとても辛いものですが、もう大丈夫です。

ある方から次のような内容のメールをいただきました。

「痛み(ヘルニアとの診断)のため職をなくし生活保護をうけているため、診察に行きたいのだが行かれない。マイホーム資金も使い果たしました。」

生活保護を受けている場合は他県での保険診療はできないとのことなのです。

ヘルニアで痛みがおきるはずがありません。
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by junk_2004jp | 2009-05-23 21:26 | 痛みの生理学 | Comments(6)
2009年 05月 21日

骨相占い師の予想、はずれる

白衣を着た骨相占い師

Aさんは1Wの入院で腰痛はほぼ0となり、本日退院されました。

某公立病院の整形外科部長の診断、予想(「治らない。これから悪くなることはあっても、よくはならない。痛いときは痛み止めを飲んで安静にしているほか方法はない。」)はみごとはずれたのです。

あなたの習った学問はもう時代遅れのポンコツです。新しい知識をどんどん取り入れていかないと患者さんが迷惑です。

はっきりいって、このレベルでメスを持つことはできません。

痛みは構造のせいではないのです。

痛みの本態は多くは「筋肉」にあります。筋肉の強いこわばり、spasm(痙攣)なのです。

これは不安や怒りといった情動に関係していることは十分に考えられることです。

高齢者は不安の中にいます。保障して安心を与えることがとても重要なことです。
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by junk_2004jp | 2009-05-21 12:17 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2009年 05月 20日

手術承諾書

腰部脊柱管狭窄症の手術承諾書。

私たちプロからみれば、理解できない代物です。

神経が慢性的な圧迫を受けると・・・

神経根刺激症状・・・・脚のしびれ感、痛み、筋力低下など

保存治療が基本

手術では傷ついた神経を直接治すことはできない。従って、手術の効果は術前にどれだけ神経が傷ついていたか、その程度と神経の回復力に依存。一般に、神経の回復力は、罹病期間と年齢に反比例する。


神経が傷ついている??CRPSタイプ2なの???

罹病期間が長ければ治りにくいのならさっさと手術すべきではないの?

圧迫を受けて傷ついている神経に対してなぜ保存治療が基本なの?保存的治療をしていると神経の傷が治るの?

痛みとはなにか、麻痺とはなにか、神経が傷つくとはどういうことか・・・など基本的なことから勉強していただきたい。

だめだ、こりゃ!
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by junk_2004jp | 2009-05-20 06:49 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2009年 05月 19日

痛みの可塑性―ガマンしてはいけない痛みの話―

http://jsam.jp/jsam_domain/journal/online/pdf/48-3-3.pdf

You should not bear acute pain to prevent chronic pain.
(慢性痛にならないために、痛みを我慢してはだめですよ!)

タクちゃんが掲示板に貼ってくださいました。
本稿は1998年の岐阜における全日本鍼灸学会学術大会での熊澤孝朗先生の教育講演の内容を編集部の責任においてまとめたものです。


痛みとは不思議なもので、こじれるととてもやっかいになってしまいます。

生じた痛みがすぐに終息するのか慢性化するのか分かる医師はおりません。

だから、とりあえず、痛みを消してやることです。急性痛は簡単です。TPBが最もよい方法でしょう。

TPBは家庭医でも可能です。

大学でしっかり教育することです。どれだけ多くの人が助かることでしょうか。医療費の削減に貢献することでしょう。

ヘルニアだとか脊柱管狭窄症だとかどう考えても矛盾だらけのことを教えていないで・・・。

軟骨が減っている、もおかしい。

痛みがいつコンガラガルか?どうも時間だけではないようだ。早期から慢性痛の様相を呈することもある。その逆に、かなりの時間がたっていても急性痛の様相のことがある。これは治療に対する反応によって想像するしかない。
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by junk_2004jp | 2009-05-19 23:48 | 痛みの生理学 | Comments(0)