心療整形外科

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2009年 08月 31日

神経根に針を刺すと痛みを感じるのは

腰椎椎間板ヘルニアと診断されました(2ch) 424

痛みを感じるのは末端の神経 、ヘルニアに圧迫されているところは単なる信号の通り道であり、痛みを感じるセンサーは無い という事だよね?

じゃあ神経根ブロックを打った時の激痛はどう説明するんですか?と聞いたんだけど。 痛みを感じるセンサーの無い場所で痛みを感じるメカニズムを説明して欲しいんだ。


神経に針を刺すと細胞膜に穴があき、細胞外のNaイオンが細胞内に流入し、一過性の脱分極が起きるため。

神経を圧迫したところで細胞膜に穴があくわけではなく、またそこに機械的刺激の受容体がないので脱分極はおこりません。
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by junk_2004jp | 2009-08-31 18:57 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(1)
2009年 08月 29日

「トリガーポイントブロックをしています」といってもな~

Aさんは数カ月前、膝痛と肩痛で遠方より来院されました。

膝痛は内側広筋のMPS、肩痛は棘下筋のMPSでした。

一般的な病名として、膝痛は「変形性膝関節症」、肩痛は「肩関節周囲炎=五十肩」です。

膝痛はいっぺんでよくなりましたが、肩痛はまだ続きましたので、近くでトリガーポイントブロックをしているという病院を見つけて受診したそうです。

「注射は2か所しかできない」

「注射しても一時抑えでまた再発する」

「理学療法でよく動かすように」

というようなことを言われました。

「膝はTPB1回でよくなってしまいましたが?」

「また痛くなるでしょう」

というような会話で

「こりゃ、だめだ」

ということで、また遠方からいらっしゃいました。

結局、TPBが何か、MPSの病態など、詳しくは知らないでも「TPBをやってます」といえます。

「2か所しか鍼は打てません」なんていう鍼灸師はいないですね。
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by junk_2004jp | 2009-08-29 19:27 | MPS | Comments(3)
2009年 08月 28日

慢性痛対策・・・厚労省・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090715-00000009-cbn-soci

「施策の現況」では、戸山芳昭構成員(慶大医学部整形外科学教授)の代理で出席した慶大医学部専任講師の中村雅也氏が資料を示し、慢性痛対策の遅れを指摘。その上で、慢性痛には身体面の問題だけでなく、社会生活面、精神心理面の問題が関係しているため、「診療科を超えた全人的観点からのアプローチが必要」とした。具体的には、内科やペインクリニック、整形外科などによる投薬や外科治療、運動療法などの「身体的アプローチ」、精神神経科などによる認知行動療法や投薬などの「心理的アプローチ」などが必要だと指摘。多様なスタッフの連携による学際的な診療体制が重要だとした。


厚労省は学者の人選はどのようにしているのだろうか。

代理人は的を射た説明をしているが・・・。

ではヘルニアや脊柱管狭窄症と慢性痛の関係をどう合理的に説明するのか?

筋骨格系の慢性痛に悩んでいる人は実に多い。

直接生命には関係ないが人生の質に大きな影響を及ぼす。

どこの医療機関を受診しても型どおりのレントゲン、MRI、意味不明な説明と無駄な手術に対しては保険診療は実に大アマだ。

それに対して本当に必要な医療行為、たとえばTPB、心身医学療法、マッサージなどの手技療法にはこまごまとしたしめつけ。

何十枚とレントゲンやMRIを撮り、放置されたり、無駄な手術や投薬を繰り返される患者さん。

古い学者先生は退場していただき、新しい疾患概念をもった臨床医、生理学者を登用していただきたいものだ。
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by junk_2004jp | 2009-08-28 01:56 | 慢性痛 | Comments(5)
2009年 08月 27日

頚椎ヘルニアな~んちゃって

Aさん(60歳代、男性)は4年前頚椎ヘルニアの手術を受けましたが痛みは全く取れませんでした。

Aさんは右手小指側が痛くてパソコンのマウスも持てない状態だったそうです。

整形外科クリニックに通院していましたが一向に良くならないので、ある病院を紹介してもらい手術をしたということです。

術後、診察にいくたびに主治医にいわれたそうです。

「実際には痛くないのにあなたの脳が痛みを記憶している!」と叱られたそうです。

何か禅問答みたいですね(笑)。

主治医は、痛みの原因となっている(と勝手に思っている)ヘルニアを取ったのだから実際には痛いはずがないと思っているのです。

4年後の今も困っているところ、知人に紹介されて当院を受診されました。

b0052170_19101028.jpg図⑪のように手首尺側に痛みを訴えていましたが、そこには圧痛がなく、肘付近の尺側に強い圧痛がありました。

そこにTPBをするとすぐに症状(痛み)は軽減しました。

Aさんはマウスなどの使い過ぎ?のためか尺側の屈筋のMPSだったのです。

MPSを知らない医師は、手が痛いとかしびれるというとすぐに頚からきていると思うものです。

ヘルニアが見つかれば、話はそのことに限られてしまい、もう他のことは考えられなくなってしまうのです。

ヘルニアが神経を押さえて痛みが生じるはずもなく、このようなケースはMPS以外に考えられないのです。

Aさんが発症後いち早く当院を受診したなら、レントゲン1枚も撮ることもなく、血液検査もすることなく、おそらく数回の治療(TPB)で治癒したものと思います。

昨日の症例も今日の症例も地方の住民から中核病院と思われている病院の専門医による診断です。

MPSを知らない医師がたくさんいます。知らないのならそれでもいいのですが、違った診断をして見当違いな治療になっていきます。くれぐれもご用心を。
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by junk_2004jp | 2009-08-27 18:48 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)
2009年 08月 26日

な~んちゃって頚部脊髄症

b0052170_23202684.jpgAさん(70歳代、男性)は半年前より、頚痛、腰痛、左上肢、左下肢の痛み、しびれあり。

2つの整形外科を受診。

2つの整形外科とも「頚部脊髄症」との診断で手術が必要とのこと。1軒の整形外科では腰のすべり症もあるので下肢は腰からの症状とのこと。

Aさんの息子さんはある企業に勤めていたがお辞めになって整体師になるべく勉強中とのこと。その息子さんの勧めで当院を受診する。

病的反射なし。→脊髄マヒ症状を思わせる所見なし。

末梢神経障害を思わせる所見なし。

MPS以外に考えられない。

トリガーポイントブロックをする。

すぐにしびれや痛みは改善した。

私はとても不思議に思う。

なぜこんな症例を脊髄症と診断するのだろうか??

病的反射はなく、脊髄マヒを思わせる手指の巧緻運動障害はない、痙性歩行なし。

末梢神経障害を思わせる知覚鈍磨、筋委縮なし。
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by junk_2004jp | 2009-08-26 23:35 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2009年 08月 25日

トリガーポイント研究所

トリガーポイント研究所

佐藤恒士さんが立ち上げたサイトです。

MPS(筋筋膜性疼痛症候群)について簡素に要点をついて書かれています。

このサイトで勉強されたらいいでしょう。

私のサイトは膨大すぎますね(汗)。私のブログのリンクに挙げておきました。

佐藤さんのブログ「痛みに困っている方々に」も参考になります。

佐藤さんとはTMS会員ということでお知り合いになりました。
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by junk_2004jp | 2009-08-25 22:44 | MPS | Comments(0)
2009年 08月 24日

YOSHIKIのその後

YOSHIKI 持病悪化で首を手術   彼は疼痛性疾患?麻痺性疾患?

http://www.sanspo.com/geino/news/090824/gnj0908240518012-n1.htm
損傷した頚椎の骨を入れ替える再手術を3年以内に行うことを明かした。また、遺言書を書きためていた衝撃の事実も告白したが・・・・・


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090824-00000003-dal-ent

術後の状態は「ペットボトル程度のものしか持てない」といい、医師から「今後ドラム演奏は100%の状態では、無理」と言われたという。



前にも書いたので詳細は省きますがYOSIKIさんはMPSだろうと思います。そうでなければ理屈があいません。

原因が頚椎にないのですから頚椎を何度手術してもよくならないのではないでしょうか。

ドラマーという頚や腕の筋肉を酷使する職業柄、そのへんのMPSになったのだろうと推測します。

b0052170_1381727.jpg先日お見せしたこの写真の方は寝違え(急性のMPS)で数日で完治しました。普段はとくに症状はありません。

椎間板はつぶれてしまっていて当然、椎間孔も狭くなっています。このような写真はなにも珍しくはないのです。

このような写真の方が腕や頚のMPSを発症して診察を受けますと、まず必ずといっていいほど、神経が圧迫を受けているからだという妄想を聞かされるはめになります。生理学的な根拠はありません。

頚椎ヘルニアの手術をしてよくならなかった私の患者さんAさん、Bさん、Cさん・・・そうでしたね。

頚椎ヘルニアで脊髄症(まれです)が生じることがあります。これは手術適応です。
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by junk_2004jp | 2009-08-24 12:47 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2009年 08月 23日

MPS研究会

b0052170_22104770.jpg

本日,大阪で15名ほどの会員が集まって研究会が行われました。
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by junk_2004jp | 2009-08-23 22:10 | Comments(0)
2009年 08月 20日

寝違え

b0052170_172410.jpgAさん(70歳代、女性)は数日前、朝起床時より頚痛、頭痛があります。

普段は頚痛や肩こりなどありません。

本人の希望によりレントゲンを撮りました。

右の僧帽筋、頭板状筋などに強い圧痛があり、TPBをしました。

次の日、ほぼ治癒していました。

レントゲンではかなりの変性がみられますが、今回の症状とは無関係です。今回の痛みはMPSです。

このような変性はなにも珍しいことではありません。この変性が痛みやマヒなどの症状を起こすという根拠はありません。

間違った説明をして患者さんに無用の心配をさせることはいけません。さっさと痛みを取ってあげることです。
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by junk_2004jp | 2009-08-20 01:16 | 急性痛 | Comments(1)
2009年 08月 17日

MPS(筋痛症)患者ネットワーク

http://www.mps-patients.net/

私の患者さんだった方が待望のMPS患者ネットワークというサイトが立ち上げてくださいました。

この疾患に悩む多くの人がいるのに適切な診断や治療が行われていないのが現状です。

このサイトがきっかけになって患者パワーが日本の医療を変えていけばいいですね。
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by junk_2004jp | 2009-08-17 07:57 | MPS | Comments(10)