心療整形外科

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2010年 02月 24日

きょうの健康「早めが肝心!子どもからのロコモ対策」

きょうの健康より

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脊髄症による痙性歩行、骨粗鬆症による骨折、リウマチの関節炎以外はロコモの原因は筋肉にあると思われるが、なぜか筋肉は無視されているようですね。



人間はワケあり筋を持つことによって、痛みや変形、運動機能障害に悩まされる。
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by junk_2004jp | 2010-02-24 23:56 | Comments(1)
2010年 02月 23日

「腰痛ガイドラインの策定を進めています」

b0052170_1737743.jpgNikkei Medical 2009.12 特別編集版

インタビュー 米延策雄氏

原因や病態がよく分からず、治療方針がバラバラ
一般に非特異的な急性腰痛は、自然に治る場合もあり、治らないまでもどんどんひどくなるような病気ではありません。

そのため、痛がっても治療しない傾向にありました。

そうすると患者さんは、いつ治るのかと不安になり、生活や精神面などにさまざまな問題が生じてきます。

最近では、痛みをきちんと取るべきだという方向に治療のコンセプトも変わりつつあります。


細かい診断名をつけず、速やかに治療を開始する
腰痛診療における混乱の原因の1つは、さまざまな診断名が付けられてしまうことです。その点を整理することも、新ガイドライン策定の狙いです。

ところが大半の腰痛は画像診断でも診察でも痛みの原因が分かりません。すると医療側は保険診療上、「変形性腰椎症」とか「椎間板へルニア」など、色々な病名を付けます。患者さんはとりあえず納得しますが、別の病院に行くと別の病名を告げられます。



新ガイドラインでは、詳細な診断名をつけずに非特異的な腰痛という枠組み(トリアージ)に留め、速やかに痛みの治療に移るという考え方をとります。

今のところ、日本の社会ではこうした考え方がまだ浸透していません。例えば英国のガイドラインでは、医師の問診と診察で腫瘍や骨折など深刻な病気が疑われた場合にはX線検査を行いますが、単に腰が痛いだけでは少なくとも6週間はX線撮影しません。

薬を出し、6週間経っても治らなければ、初めて撮影します。社会の理解を得るためには、腰痛についての正しい常識を広める活動が必要です。


詳細な診断名をつけることに固執せず、いち早く痛みの治療にとりかかるべきです。


以上、米延氏がインタビューでお話しているところから引用しました。

痛みの診断において、画像診断の意味は「悪性腫瘍、感染症、骨折、リウマチ及びその周辺の炎症性疾患があるかないか」にあります。

痛みはなるべく早く止めるべきです。

私の主張と合致しています。
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by junk_2004jp | 2010-02-23 17:37 | 急性痛 | Comments(3)
2010年 02月 13日

わかさ4月号別冊付録

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「難治の脊柱管狭窄症の痛みしびれが劇的に退き長く歩けた・救われた!新発見の治し方」

わかさ4月号の別冊付録に私の記事が出ています。毎度のことで変わり映えはありませんが、患者さんの体験談付きです。

そもそも「痛み・しびれ」と「麻痺」を脊柱管狭窄症という一つのカテゴリにいれて論ずるのはおかしなことです。

全く異なった病態なのに同じ病名が使われているのですから!

脊柱管狭窄症の治療について、手術からAKA、プラセンタ注射、体操などいろいろ紹介されています。

馬尾型・・・麻痺・・・・「真の脊柱管狭窄症」・・・手術が必要・・・稀

根型といわれているもの・・・痛み・しびれ・・・「な~んちゃって脊柱管狭窄症」「実はMPS」

                         MPSはどんな治療にも反応する可能性あり

                         慢性痛


菊地先生もでていらっしゃいます。以下は引用しました。
保存療法が優先される。
主な保存療法は、牽引や電気治療、薬物療法(消炎鎮痛剤、血流改善剤、漢方薬、外用薬)、理学療法、コルセット、運動療法、日常生活の工夫。
保存的治療は、根本的な治療をするものではない。

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by junk_2004jp | 2010-02-13 01:17 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(7)
2010年 02月 11日

交通事故診療の難しさ

交通事故・むち打ちのほとんどは急性の筋性疼痛です。ちょっと変な表現ですが急性の遅発性筋痛です。頚の筋肉などが微小損傷を起こすのでしょう。

これはレントゲンやMRIではわかりません。

もしヘルニアが見つかったとしても、それが原因で痛いわけではありません。

ヘルニアが以前からあったのかもしれません。また事故により生じたのかもしれません。どちらなのかは確かめようがありません。

ヘルニアが以前からあり、それに急性のMPSが生じた。このようなケースはあるでしょう。

またヘルニアとMPSが同時に生じたのかもしれません。痛みはMPSのためなのです。痛みの治療と構造の治療は別問題で2本立てなんです。

ヘルニアの治療とMPSの治療を同時に行えばいいということになりますが、ヘルニアの治療といっても物理的に引っ込めさせることはできません。

ヘルニアはあってもそれが原因で痛みがでることはありませんので放置して痛みの治療、すなわちMPSの治療をすればいいのです。

もうひとつの考えられることはMPSが続き筋肉の短縮が生じその結果ヘルニアが生じるというストーリーです。

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交通事故診療の難しさは生じたMPSがどのように発展するのかしないのかを判断できないところにあります。

あまり不安がらせるのも問題ですが、かといって軽くいうのも問題です。

ごく早期に局所麻酔を打つことは将来広がるかもしれないMPSを食い止める可能性があります。

しかし、患者さんはMPSの初心者ですし、治療の意味や病態が理解できないことが多いものです。

「注射をしましょうか?」という問いに拒否されることがあります。

拒否されると注射はできませんが、この大事な時期を逃すとMPSの広がり慢性化を防ぐことはとても難しくなります。

最初は場所も限局されていて痛みもそれほどひどくはないので、注射を拒否される気持ちはよくわかります。

また、注射をしなくても数日でよくなる場合もあります。そのへんのカンは長年の経験でだいたいわかります。カンといっては医学的ではないですが、自律神経症状が強くでているケースや強い圧痛を有するケースや筋肉の腫脹が見られるケースは要注意です。

そして、電気をあてたりする治療が始まるわけですが、このようにして慢性化・拡大化していくことがあります。

このへんが治療のとても難しいところです。

私の家族なら拒否しても早期に局所麻酔を注射します。

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掲示板で交通事故後の痛みの投稿がありましたので、掲示板だと埋もれてしまいますのでこちらに掲載しておきます。

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見違えるほどです。 ...仙台の患者

おはようございます加茂先生、2日間の集中治療ありがとうございました。

おかげさまで、ぐっすり眠ることが出来ました。もともと冷え性ではなかったのですが最近足が冷たく浅い眠りだったようで、2日目の夜から足もぽかぽかで最高の気分です。驚きました。

2日間で周辺の痛みがなくなり、最後の背中のトリガーポイントの治療が効いたようで、帰りの移動も大変楽になりました。この場をお借りしまして御礼と感謝を申し上げます。

約1年前の交通事故被害で疑問に思っていた原因と症状の関係が自分なりながら納得することができ、これから諸問題を解決に向けた筋道が見えてきました。

自信を持って交渉を進める決意と、多くの同じような環境で理不尽な思いを抱えている方々にもこの場をお借りして情報を提供できればと考えています。

痛いことを我慢していても何の解決にもならない、積極的に生きる礎は、痛みを無くすこと。この度、思い切って診療に出かけたて大変良かったと思っています。


仙台の交通事故に詳しい弁護士さん  小松亀一法律事務所

私の著書を読んでいらっしゃいます。

大阪の行政書士・植山保さん

大阪でのMPS研究会にオブザーバーとして参加されました。
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by junk_2004jp | 2010-02-11 12:02 | 交通事故診療 | Comments(4)
2010年 02月 08日

脊椎恐怖病名シンドローム

腰椎すべり症、腰椎分離症、腰椎不安定症など聞いただけで痛くなりそうな病名ですね。

これらは痛みやしびれの原因とされることがありますが、健常者でもみられますし、科学的根拠はありません。

ただし、中学生ごろのスポーツ障害を腰椎分離症ということがあります。これは関節突起の疲労骨折だといわれています。骨折ですので除外してください。

ついでにヘルニアや脊柱管狭窄症も痛みやしびれの原因ではないと思います。

これらの病名は患者さんを不安にさせて痛みの治癒に決していい影響はありません。

我が国には、CTもMRIも全世界の3分の1の台数があると言われています。

これは「あなたも私もおいしい患者・9割の病気は自分で治せる」という本からいただきました。面白い本ですよ。

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痛みの画像診断は「悪性腫瘍、感染症、骨折など明らかな損傷、リウマチ周辺の炎症性疾患」の除外にあります。

またこの本には次のようなデータもありました。

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つまり日本のお医者さんは過大な設備投資をして安い料金であくせく働いているのです。

それが言い結果を生んでいるのならまだ分かるのですが、脊椎恐怖病名シンドロームの患者さんを増やしているのは皮肉なことですね。
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by junk_2004jp | 2010-02-08 23:00 | Comments(3)
2010年 02月 06日

読後のメール

私の本を読んだ方から次のようなメールをいただきました。今の痛みの医療を端的に表していますのでご本人の了解を得て、載せます。

もし頚や腰にヘルニアでも見つかれば、それが原因だという説明を受けるのでしょう。

先生のご著書「腰痛は治る!」を拝読させて頂き、「ここに私の訴えてること全てが書いてある!」と早速にメールをさせて頂いた次第です。

私は**市在住の****と申します。

年齢51歳。まさしく、色々な意味で「お年頃」であろうかと思います。

先生のご著書の中にありました「訳あり筋」、まさにこの「訳あり筋」を私は何箇所か温存してきたようです。

一昨年、50歳になった途端に五十肩を発症致しまして、これが相当の痛さ・辛さでして、最後は包丁も持てない、息をするのも苦しい、そして情けなさのあまり涙する。

そんな日々の中、どこの整形外科に行っても「は?」と思うような理学療法。

本来、整体&鍼灸フェチ(笑)の私はさっさと整形に見切りをつけ整体&鍼灸院にて加療し現在は肩のほうは全快には至りませんが通常の生活に困難をきたさないようになってきました。

そんななか、肩をかばうことで本来持っていたんであろう「訳あり筋」に影響を及ぼしまして、頸・腰に痛みが出始めました。

頸はあまりの痛さに不安がよぎりまして整形外科を再び訪れることとなりました。

整形外科では異常なし、「痛いと言われてもねぇ~何もできません」

それでも何とかして欲しいという私にキシロカインを注射して下さいましたが効果はありません。

あげくの果てには「脳を調べてみてください」と。

もちろん、脳のMRIも撮影しました。こちらも異常なしです。

年齢的に更年期の症状もあり、婦人科へ通院しておりましたのでそちらでこの症状を相談すると、「ホルモンもおおいに関係するから」と足踏みしていたホルモン療法をはじめました。

このホルモン療法は画期的でして、痛かった頸が翌日には柔らかくなり楽になりました。

これはこれで、良かったのであろうと、現在もホルモン療法は続行中です。

最近は「訳あり筋」がさらに活躍している様子でして私の腰・背中はまるで鉄板が入ってるかのごとくパンパンで全てのやる気を奪われ、笑顔も出ない状態になっております。

現在、通院している整体・鍼灸院ではこの「訳あり筋」はとっくに気がついてくださって、そこを緩める治療をして頂いております。

が、その鍼も1週間も効果はなく、この先どれだけ鍼灸院に通うんだ?と、不安に駆られている今日この頃です。

自分でも「痛みの悪循環」を起こしているとひしひしと感じております。

痛みには強い方であると豪語している私も精神的に参ってきました。

五十肩の痛みは背中・腰の痛みも私の痛み経験の中で、陣痛に匹敵です。

難産だった私ですが、それに匹敵するというと、周囲の者がやっと「へぇ、そんなに辛いの?」とわかってくれる、そんな感じです。

あと、私はパニック障害も持っており、どうも疲れた時になる感じで鍼灸の先生はこれも背中の張りを緩めたら良くなるとおっしゃっています。

痛みを理解してもらえない辛さも相当なストレスで、先生の著書を拝読し終えた時には「あぁ、わかってくださる人がいるんだ」と嬉しくなりました。本当にありがとうございます。

先生のご提案されている治療を受けたいと思います。

こちら方面で、先生の治療にご理解いただく医師との連携があれば教えて頂ければ幸いです。

突然のメールで失礼致しました。あつかましいと思いつつ、それでも先生をお頼りしたい・・・
と、そんな衝動にかられメールさせて頂きました。


1日も早く加茂先生の治療が広がって痛みから救われる方が1人でも増えるといいのに・・・悔しいですね。

先生の本を抱えてどこかのお医者さんに「これ、見て!!」と訴えたい気分です。

鍼灸師さんが見抜いてることを医師がわかってないってなんだかおかしいですよね。
目の前の画像だけみて判断されることにはもう疲れました(苦笑)

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by junk_2004jp | 2010-02-06 12:35 | 慢性痛 | Comments(0)
2010年 02月 05日

腰痛は脳の勘違いだった

改訂版が出版されました。

b0052170_21172147.jpg初版から2年半ほどたちましたが、それ以降のことが書かれています。

慢性疼痛の人にはとても参考になると思います。
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by junk_2004jp | 2010-02-05 21:19 | 慢性痛 | Comments(0)
2010年 02月 04日

尺骨神経麻痺???

掲示板より

ゆうママさん
話は変わって、明日、職場の同僚が加茂先生のところに受診することになりました。

以前から肩こりがあるとは聞いていたのですが、最近特に痛みが強く、しびれもあってとても辛そうです。

ということで、Aさんが診察にこられました。

b0052170_18132786.jpgAさんは2W前、就寝中、急に左前腕尺側(小指側)にしびれを感じ目が覚めました。

頚と肘のMRIの検査を受けましたが、特に異常はないとのことだったそうです。。

診断は「尺骨神経麻痺」とのことでした。

場合によっては、肘の所に腫瘍があるかもしれないとのことでした。

Aさんの薬指と小指はまっすぐに伸ばすことが困難で、少し屈曲しています。

図のように、尺側の屈筋と小指球にかなり強い圧痛がありました。

圧痛点に局所麻酔を注射するとすぐに痛みやしびれは消失~軽減しました。

指もまっすぐに伸びるようになりました。

夜間に急に、これらの筋肉にspasm(痙攣)が起きたのだろうと思います。その原因は日ごろの疲れ、冷え、ストレスなど複合的なものなのでしょう。

この症例は先日の「正中神経麻痺???」に似ています。

医師は「しびれ」という言葉を聞くと「神経障害」=「神経麻痺」を想像するものです。

私もい長年、整形外科医をやってますので、その気持ちはよーーく分かります。

これが、ややこしくしている元なのです。

「しびれ」=「異常知覚、ジンジン」であって「知覚鈍磨=麻痺」ではないのです。

筋筋膜性疼痛症候群MPSという概念さえあれば簡単に診断できますし、治療もできるのです。

「しびれ」はMPSの症状なのです。

MPSで知覚鈍磨が出現することもあります。

「痛み、しびれ」と「神経麻痺」この全く違う生理現象をなにかうやむやにしてしまっているのです。

「しびれ」を神経症状だと表現している本もありますが、やはり言葉を厳密に使うべきですね。

「痛み」も当然神経症状ではありません。

「知覚鈍磨~脱失」は神経症状のこともあります。
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by junk_2004jp | 2010-02-04 19:02 | 急性痛 | Comments(0)
2010年 02月 03日

慢性の痛みをとりまく状況とこれまでの経緯について

慢性の痛みをとりまく状況とこれまでの経緯について

厚生労働省健康局疾病対策課


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新たに生じた「慢性痛」という疾患に対してどのように対応すべきかということがとても遅れていた。

なによりも、「慢性痛」という病気を作らないことが重要なことなのだが。

この問題に関して、保険病名の混乱や交通事故医療、労災など各種保険の問題は山積だ。

慢性痛を治療しようにもそのような病名自体がなく、もちろん適応を通った薬剤もないのが現状だ。

保険病名は相変わらず、構造異常病名(たとえば変形性**症、ヘルニア、脊柱管狭窄症など)をつけるのが慣わしだし、交通事故や労災だとむりやり外傷病名をつける。

構造異常病名、引き金病名(捻挫、打撲など)いずれも病態をあらわしているものではない。


「慢性痛」という新たに生じた病態は神経回路の分子レベルの変化だ。これがレントゲンやMRIで分かるはずもないのだが。


椎間板ヘルニアの歴史的不幸-その1
「神経のメカニズムの解明が進んだ今でさえも、当時の考え方が迷信のように残ってしまい、不幸な結果を招いています。」

これはタクちゃんに教えてもらったサイトです。
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by junk_2004jp | 2010-02-03 13:26 | 慢性痛 | Comments(1)
2010年 02月 02日

プロぺシア

b0052170_18344670.jpgFさん、今日からプロぺシアをのむ。
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by junk_2004jp | 2010-02-02 18:35 | プロぺシア | Comments(0)