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2010年 04月 29日

最近のTPが効いた症例

Aさん(男性)は腰痛で来院されたのですが、ついでにということで、「腹部の手術をして依頼、半年ぐらい前より、ペニスの痛みがある」

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腹部の手術痕によるTP症状だと思い、腹部の圧痛点に注射しました。数回の治療でよくなりました。

この方は腰痛の治療もしていましたので、腰痛の治療にまとめられて、こちらの方の治療は保険診療にはなにも反映されないのです。

保険診療報酬の矛盾ですね。持っている知識や技術が診療報酬に反映されないのは残念なことです。

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Bさんは数カ月前、旅行から帰ってより、足の拇指裏が痛くて歩行困難になりました。そのうち、痛みはお尻のほうまでひろがりました。

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長拇指屈筋のMPSでした。これが責任TPであとはサテライトTPでしょうか。1回の治療ですぐによくなりました。

Bさんの足はいわゆる「モルトン足」(第2指が長く、足裏のタコの位置は第2指の付け根にありました)でした。

AさんもBさんもいろいろ検査治療をされてきたのですが、医師がTP症状を認識があると、とても安い、簡単な治療で改善するのです。

厚労省は医学専門学校(医学部)で筋筋膜トリガーポイント症状を教えることにすれば、医療費の削減に大いに役立つと思う。
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by junk_2004jp | 2010-04-29 14:01 | MPS | Comments(7)
2010年 04月 28日

メールでのお尋ね

先生のご本「トリガーポイントブロックで腰痛は治る」を拝見させていただき、メール差し上げます。

2008年X月救急車でA総合病院に搬送されました。

夜中に背中に激痛が走り、立てなくなったのです。レントゲン、CT、MRI、血液検査の結果、第5腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。幸い馬尾症候もなく、入院することもなく、投薬で自宅療法となりました。

最初の一ヶ月間は本当に辛く、トイレにも這っていく様でしたが、どうにか歩けるようにはなりましたが、坐骨神経痛様で右足のしびれや引きつりがとれません。

右すねのところを押すと痛いところが何箇所かあり、右足首がきれいに伸びなく、親指の第2関節がしびれが特にひどく、なかなか症状が改善されません。

仕事が24時間営業のコンビニの夜の担当でしたが、こんな調子ですので、仕事もできずに、首になりました。

78歳の母と同居していましたので、このままですと生活もできません。

・・・・・B病院にかわりました。そこでのMRIでも椎間板ヘルニア。

とりあえず、鎮痛剤や血管拡張剤で様子をみましたが、芳しくなく、後者の薬では副作用か、採血時や髭剃り時の出血がひどくなり、中断しました。

ハローワーク通いが続きましたが、待っている間に足がつってきて、担当者からも、その様子では仕事は無理ですね、といわれてしまいました。

そこで、治療に専念しようと、整形外科医で******ドクターにもかかりましたが、手術はあまりしたくないんですがというと、それではウチでは対応できません!といわれました。

また、他の整形では痛風と間違えられたり。

大学病院ならとC病院の整形にいくと、それぐらいの症状でわざわざ、大学病院までくる必要はない、もっと重い患者がたくさんいる、といわれてしまいました。

それで現在では、B病院に戻りましたが再度のMRIで第4腰椎脊柱管狭窄症と新たな病名が増えました。

そんな中、腰痛関係の本やHPを尋ね歩き、MPSからやっと先生のサイトに着きました!

突然のメールで大変失礼かとは思いますが、なにしろ治す手立てがわからない現状ですので、よろしくお願いします。


Sさんから了解を得てあります。

皆さん、日本の医療の実態です。これでいいのでしょうか。

>夜中に背中に激痛が走り、立てなくなったのです。

医師はまず最も可能性の高いものとして急激な筋肉の攣りを思うべきです。わずかな可能性として、内臓疾患を考える。

攣っている筋肉に局所麻酔を注射すると、その場でよくなるかもしれません。長引いたとしても数日で回復するでしょう。

>右すねのところを押すと痛いところが何箇所かあり、右足首がきれいに伸びなく、親指の第2関節がしびれが特にひどく、なかなか症状が改善されません。

前徑骨筋、長拇指伸筋のMPSでしょう。圧痛点に局所麻酔を注射すべきです。

医師は無知を恥じるべきです。

ヘルニアが原因で痛みやしびれが生じるはずがありません。

筋肉が攣っているのです。すねの圧痛点を指圧してみてください。(ワンポイントにつき15秒ぐらい、1日に6~10回)

しゃくやくかんぞうとう、リボトリール(ランドセン)などの薬が効くかもしれません。

よくなると思います。



野々村病院物語のテーマソングですね。
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by junk_2004jp | 2010-04-28 01:28 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(3)
2010年 04月 27日

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が痛みやしびれの原因となることはありません

コメント欄より
加茂先生ご無沙汰しております。私は二年程前に母の事で相談させて頂いたものです。

母は左足が痺れるだけだったのに、脊柱管狭搾症と言われ手術をしないと将来寝たきりになると脅され、手術をしたらその4ヶ月後に痛みで歩行困難に。

悲しみのどん底にいる私を救ってくれたのは、加茂先生の「きっと良くなりますよ」のお言葉でした。

歩けない母を石川県までは連れていけないので、加茂先生のようなお考えで治療してくれる先生をさがし、その先生の治療のおかげでやっと母は元気になり、なんとハワイ旅行にも行くことができました!痛みに苦しんでいる皆様、どうかあきらめないでください。加茂先生、本当にありがとうございました。


痛みやしびれに対して椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されて途方にくれている人がとても多いですよ。

今朝はヘルニアという診断で今春の就職を断念した若者を診察しました。

神経根が圧迫(炎症、血流障害)されてその神経支配領域に痛みやしびれが生じるという伝統的な間違った説が未だはばをきかせています。この説は間違っています。

「痒い」といって皮膚科にいったら、MRIを撮られ、「神経が圧迫を受けているから」と説明されて「このままでは、将来、感覚がマヒする」と言われるのと同じです。

「痒み」も「痛み・しびれ」も同じようなメカニズムでC線維が脳に伝えます。
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by junk_2004jp | 2010-04-27 12:45 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(8)
2010年 04月 26日

Kさんからのメール

昨年7月に先生の所で診て頂いた**のKです。その折は懇親的なご治療ありがとうございました。

あれから**に帰り先生のお考えと同じトリガーポイント鍼灸と抗うつ剤で治療を続けた結果完治致しました。

今は仕事も元気に出来働ける喜びを実感しておりますそこの鍼灸院の先生の所にも加茂先生の本が置いてあり加茂先生と同じお考えお持ちでした。

私も先生のおっしゃる治療法にたどり着かず今の整形外科的な保存療法を続けていたならば路頭に迷っていた事でしょう。加茂先生には感謝しきれません。

そして今の整形外科的なヘルニアや脊柱管狭窄などで痛みや痺れはでない!と警鐘を鳴らし続けておられる先生のご努力には頭が下がるいっぽうです。

また先生の患者さんに対する懇親的な治療も頭が下がりました。どんなに忙しくとも治療して頂いた際、先生はしっかりと私の目を見て説明してくださいました。

そして必ず治りますよ!と言って頂いた時はとても安心でき心強かったです。ほんとうにありがとうございました。もし痛くなってもなにも怖くありません、ヘルニアではないのですから。筋痛症として治療していくつもりです。

バカげた整形外科的な治療では治らないのは身を持って体験したのでMRIなど無意味なことを何故今も続いているのが不思議です。

先生のような医者が増えたらどれだけ救われる人がいるかと思うと残念ですそれではこのへんで失礼させて頂きます。ありがとうございました。


椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄で痛みやしびれが生じることはありません。
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by junk_2004jp | 2010-04-26 00:26 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2010年 04月 23日

レンホーさん、医療仕分け!

限られた医療費。

モノからヒトへ。MRIやレントゲンの費用を治療者へ。

痛みやしびれの診断治療に医療仕分けを。

ヘルニアや脊柱管狭窄症で痛みやしびれが起きるはずがない。

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ネットを使わない70代、80代の方から毎日のように電話をいただく。またときどき郵便をいただく。

どこへいっても金太郎あめのように、レントゲン、MRI、そして間違った説明。治らない。

1時間5000円の整体にいけば少しは楽になるが、お金が続かない。

医学専門学校(医学部)で正しい知識を教えろ。

慢性痛を防ぐ方法を教えろ。
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by junk_2004jp | 2010-04-23 23:02 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(1)
2010年 04月 21日

毎日、脊柱管狭窄症の手術犠牲者が来院されます。

脊柱管狭窄症の手術をしたがよくならない患者さんが、ほぼ毎日、日によっては数名の新患でいらっしゃいます。

トリガーポイントブロックをすると、すぐに、その場で歩行が楽になります。杖を使わなくても歩かれる!

患者さんの顔が、ほころびます。「えっ?」というような表情もされます。

いままで散々なめにあっていたのです。

検査、検査・・・「様子をみましょ」「長いこと圧迫されていたので回復には時間がかかりますよ」なんていわれ続けられていたのですから。

私がオペをした医師なら、ノイローゼになってしまうでしょう。なんで、反省しないのか不思議でなりません。よくならない人がとても多いのになぜ、次から次と手術をするのでしょうか?

脊柱管狭窄で痛みやしびれが起きるはずがありませんよ!

昨日来られた、70歳代の女性は同じ病院で2度、手術を受けたがよくなりませんでした。

今日の患者さんは、70歳代の男性・・・

昨年、冬、2台の車のタイヤ交換をしてから、臀部~下肢痛。5月に手術をするも改善せず。最近、再度MRI。

小臀筋、外側広筋、ひ骨筋などのトリガーポイント症状でした。その場で症状が改善し歩行が楽になりましたよ。

「タイヤ交換をしてから痛くなった。」と聞いただけで、ベテランの医師なら分からなくてはいけません。かけだしの新米医師ならともかく・・・。しかし、なにも分からない医師が専門医としてメスを持っているのが現状なのです。

医療費の多くが無駄になっているのです。こんなことを放置すべきではありません。

脊柱管狭窄が痛みやしびれの原因だとする説は生理学上、説明ができません。だから手術をしてもよくならないのです。この状態を放置すべきではありません。
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by junk_2004jp | 2010-04-21 13:51 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(11)
2010年 04月 19日

色紙

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慢性痛の治療は患者さんと医師との共同作業でお互いに忍耐ですね。うまくいけばいいのですが・・・・。

「痛み」という写らないもの、測れないもの、主観的なものを治療するのですから、とても個人差があるものです。

医師と患者さんの相性も影響するでしょう。
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by junk_2004jp | 2010-04-19 22:29 | Comments(2)
2010年 04月 15日

100年前のチンケな説をなぜに今も信じつづけるのか?

「神経が圧迫されているので痛みやしびれが生じる」といういかにも素人受けするようなことをなぜ今も専門医がいい続けるのだろうか?

ちょっと考えれば間違いに気づく。

今日は掲示板で「私はL5/S1の椎間板ヘルニアで、LOVE法で手術をして半年になりましたが、
腰痛がひどくずっと起きている事が出来ずに困っています。」という相談があった。

メールでは2件の相談があった。「名医と言われている人に2度も手術を受けたが・・・」「海外に行って手術を受けたが・・・・」

手術を受けたがよくならない人は毎日、外来でたくさんみている。特に最近多いのは脊柱管狭窄症の手術だ。

車や電化製品の会社がこれだけリコールが多ければ専門チームを作り会議を重ね検討を重ねることだろうが、医師の世界ではなぜかそうはならないのだ。

高齢のご婦人が2度、脊柱管狭窄症の手術を受けたが結果がよくない、以前よりもわるくなっているので現在通院中なのだが・・

入院保険の写しを見せてくれた。経過の欄には「経過良好」と書いてあった(笑)。

手術をしたあとはしばらくはいいのだそうな。退院してくるとまた痛くなるので医師は手術でよくなるがまた再発すると思っているのだろう。

★医師はなぜ生理学を勉強しないのだろうか?患者さんは医師はそういうことはしっかり知っていると思っているだろう。ところが・・・・知らないんだ。

神経が圧迫を受けて、(後根神経節が炎症が起こり、あるいは神経根の栄養血管の狭窄が起こり)痛みやしびれが生じるということはない。

どちらにしても異所性発火というとんでもない理由をつけなければ説明ができない。
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by junk_2004jp | 2010-04-15 20:56 | 痛みの生理学 | Comments(0)
2010年 04月 14日

わかさ6月号

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「しびれ」の特集です。

「しびれ」はジンジンした感じのことで筋痛症(MPS)の症状です。神経症状ではありません。

ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因でしびれるということはありません。そのように説明を受けることが多いと思いますが気をつけてください。

重い荷物を長時間持っていたらどうなりますか?腕や手がジンジンしてくるでしょう。筋肉が悲鳴をあげているのです。

神経が絞扼されると知覚麻痺が生じます。知覚鈍痲~知覚脱失といいます。この状態も「しびれ」ということがありますので医師が混同することがあるのです。

MPSでも知覚鈍痲~脱失を訴えることがあります。

ヘルニアや脊柱管狭窄症で神経マヒが生じるのは馬尾症候群、脊柱管狭窄症の馬尾型で極めてまれです。
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by junk_2004jp | 2010-04-14 20:11 | MPS | Comments(1)
2010年 04月 12日

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「痛み」のメカニズム  熊澤孝朗

痛みのしくみに関する研究が緒についたのは、ほかの感覚器に比べると遅く、20世紀の後半からです。しかしその後研究は飛躍的に進歩し、1980年代の半ばには、痛みのしくみが詳細に解明されました。さらに最近では、先に解明された痛みとはまったく異なる発生機序で起こる痛みがあることが科学的に証明され、痛みの概念に大きな変革が起こっています

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そうした研究の結果、「急性痛とはまったく異なる発生機序で生じる痛みがある」ことが証明されたのです。

これを「慢性痛症」と呼んでいます。慢性痛症の発生機序も後で説明しますが、強い痛みの持続や神経そのものの損傷などによって、痛覚の神経系に異常な変化が起こり、ほかの神経系と混線したり、痛みが一種の記憶として神経系に残ってしまったりすると考えられます。慢性痛症は、新たに生じた病気だといえるでしょう。

◎急性痛を速やかに取り除くことが慢性痛症を防ぐ


つまり、痛みのメカニズムが解明され、痛みの概念が大きな変化が生じたのはここ20年ぐらいのことらしい。

今の第一線の医師が勉強したのは20年以上前なのです。新しい痛みの概念を取り入れるには抵抗があるのでしょうか。今までの業績を覆すことになりますからね。

医療従事者のみならず、痛みの患者さんはぜひお読みください。

「痛みのしくみが詳細に解明されました」といわれている一方、「腰痛の85%は原因不明」といっている医師もいる。なぜこういうことが起こるのか?原因が分かっていると思っている15%もどうなんだろうか。

痛みは常に主観的である  北原雅樹

これもとても参考になります。
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by junk_2004jp | 2010-04-12 23:45 | 痛みの生理学 | Comments(1)