<   2010年 10月 ( 12 )   > この月の画像一覧


2010年 10月 31日

国際腰痛学会(ISSLS)

b0052170_10245754.jpg

b0052170_1746205.jpg


b0052170_17591959.jpg

[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-31 10:25 | Comments(5)
2010年 10月 26日

医療費高騰がいわれているおり、医師に診断治療のスキルを!

どうかしてるぜ!(ブラマヨ風に)

これが実態か

b0052170_18104510.jpgAさん(50歳代)は3カ月前、テニスのとき8時間ほど寒い中を立っていました。

次の日より図のような痛みが出現。

下記のような経過で当院を受診されました。

跛行、階段は手すりをもって、ベッドから起き上がるのがたいへん。

2回のTPBでとても改善し、跛行はなくなり、手すりを使わなくてもよくなりました。(自己負担金合計2300円)

このような症例はMPS(筋筋膜性疼痛症候群)の概念を知っていれば、レントゲン1枚撮ることもなく簡単に治せます。

ところが医師はその概念がないことが多く、行き当たりばったりに検査をして、見当はずれの治療を始めることがあります。

このようなケースはなにもめずらしいことではないのです。

3ヶ月前から左下肢に痛みがあり、整形で診ていただきましたが、はじめは診断がつかず湿布薬と痛み止めの処方を受けて様子を見ていました。

その後、あまり症状が改善しないので、他の整形を数軒受診しました。中には県では膝のスポーツDrとして高名な先生もいらっしゃいました。その先生は膝ではないということでした。また他の医師はCT撮影を行い膝に若干の異常があるいわれましたが確定診断はつきませんでした。

しばらくたっても症状が改善しないので、下肢血流の検査を他の専門医で診ていただきましたが、脈管に異常はなく、ただ血流量が反対の足の1.5倍あると言われましたが診断はつきませんでした。

最近になって自発痛が起こり、夜もあまり眠れなくなりました。足を地面につけるとかなり痛みます。

再度、最初の整形を受診したところ、MRI撮影を行い椎間板ヘルニアと診断され、内服薬と痛み止め、コルセットの治療をすることになりまいた。

薬は約1週間服用しましたが、ほとんど症状は改善しません。ネットで検索したヘルニア症状(素人判断ですが)はほとんど見られません。

若干の痺れがあるだけで(以前からあった)腰痛や足上げや、前屈、後屈当でも疼痛はありません。最近、痛みの原発部位がふくらはぎの外側に限局してきており、そこを伸ばす(ストレッチ)と痛むと再三訴えましたが、考慮してもらえないそうです。


今日の掲示板より(別の症例です)

初めて投稿いたします。半年前から右膝の関節が階段の上り下りや曲げたときに痛み、2か月前から手指の関節、手首、足の裏,左膝、が痛み始め、整形外科、内科でレントゲン、mriの検査、リュウマチ、膠原病の血液検査をしましたが異常はありませんでした。

お医者さまは更年期、老化、運動不足とのことで、原因が分からずとても悩んでいます。線維筋痛症も疑いましたが違うだろうとのことでした。

それほどひどい痛みではありませんが体を動かすと関節がズキズキするので気になります。このままではいけないと思い、いろいろ試してみたいのでアドバイスをいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

太ももの内側の膝の近いところやふくらはぎの外側が押さえると痛いです。

2軒整形外科を回りましたが一軒は内視鏡で膝の中を見た方が良いと言われました。

もう一軒は膝をを支える筋肉をつけるために体操をするように言われました。体操は続けていましたが効果がなく痛みが増した状態です。また精神的に何軒もドクターショッピングをしており、疲れていますので可能性はあると思います。
____

レントゲンばかり撮り、関節も綺麗でどうしてなのかわからないとばかり言われていました。温かいお言葉をいただき涙が出ました。

[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-26 13:52 | 急性痛 | Comments(7)
2010年 10月 25日

手術は大成功

http://www.daily.co.jp/gossip/article/2010/10/14/0003531140.shtml

兄弟デュオ、ビリー・バンバンの菅原孝(66)が、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)を患い、8月13日に手術を受けていたことが13日、分かった。加齢によって脊柱管が狭くなり、足や腰に痛みやしびれを発症するもので、孝は腰部3カ所の手術を受け、8月27日に退院していた。現在は少ししびれが残る状態だが、立ち続けは負担がかかるため、座りも含めてステージをこなしていくという。


先日、TVでこのことをやってました。内容をはっきりと覚えているわけではありませんが、

たしか・・・

2年ほど前から間欠性跛行、最近は5分も立っておれない。

福井医師(みのもんた氏を手術)が主治医、「これは痛かったでしょう。3ヶ所で狭窄されています。」

やっと痛みを分かってもらえる医師に出会えたと感激。

手術は大成功、痛みはなくなる。

このような内容でした。

ビリーバンバンといえば、「白いブランコ」



最近では「また君に恋してる」


[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-25 18:43 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(3)
2010年 10月 22日

なにこれ珍診断

もう、おなじみの背骨の専門医による珍診断=タオルがしぼり難くなったらオペね!

Aさん(61歳、男性)は4月に、一日中重いものを運ぶ仕事をしました。

次の日から両手、両足がしびれました。

病院を受診し、頚のレントゲン、MRIで、「脊髄が圧迫を受けている、タオルがしぼれなくなったら手術です。」といわれました。

そんなこといわれても・・・それで整骨院で治療をうけました。

Aさん「朝方とくにしびれが強いですが、しばらくするとやわらぎます。」

私「何かストレスはないですか?」

Aさん「退職しましたので何もストレスはありません。再雇用で部署が変わりましたが・・・」

私「よく眠れますか?」

Aさん「朝5時ごろに目が覚めますが歳のせいでしょう。」

私「なんでも歳のせいにすれば医者は楽ですよ(笑)。疲れやすいですか?食欲は?めまいや耳鳴りは?口が渇きませんか?おしっこは近くないですか?便秘や下痢は?」

Aさん「耳鳴りがします。尿が近いでしょうか・・。」

b0052170_205377.jpg


図のような圧痛点がありました。

MPSです。重い荷物を一日中運んだのが原因でしょう。

それから退職直後の4月は何かと調子が悪いものです。

職業、責任の喪失感や新しい部署での仕事などの緊張などが一因になっているのでしょう。

TPB後はしびれは軽減しました。

[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-22 20:11 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(1)
2010年 10月 21日

椎間板ヘルニアが痛みやしびれを起こすか?

掲示板に次の質問がありましたので考えを述べます。
「インターネット掲示板に、椎間板ヘルニアの正体は繊維輪など深部の組織の損傷。この時に障害部位を防御しようと脳が筋収縮を促し、痛みの増強を図る。いわゆる、痛みの悪循環と言う奴だ。この悪循環だけが残った物が劇症腰痛慢性型の正体。」と書かれていたのですが、本当なのでしょうか?


ヘルニアの痛みについて述べるとき、次の2つを考えてみる。

①ヘルニアが神経を圧迫するために下肢に痛みやしびれが生じる(根性痛)。

②ヘルニアという組織損傷のために、おもに腰部に痛みが生じる。

①は生理学的にそういう事実が示されていません。

②について考えてみます。これは、なにもヘルニアだけに限ったことではありません。椎体の圧迫骨折、半月板の損傷も同じことがいえます。

ヘルニアになるのはたぶん次の二つがあると思います。想像です。

(1)いつのまにかヘルニアになっていた。

(2)大きな外力が加わって一挙にヘルニアが生じた。

_______________

(1)いつのまにかヘルニアになっていた。

日常生活動作、姿勢あるいは慢性的な筋肉のこわばりなどのために、いつのまにかヘルニアが生じていた。

このようなケースは考えられる。60歳以上の健常者の79%にヘルニアがみられたという報告がある。

この場合はたぶん、ヘルニアによる痛みはないものと思われる。

(2)大きな外力が加わって一挙にヘルニアが生じた。

たとえば、重いものを持ち上げたとき、転倒したとき、咳をしたときなど、急激に大きな力が加わってヘルニアが生じた。

筋肉のスパズムが先か、ヘルニアが先か、あるいは同時か?

痛みの治療と構造の治療は別問題で、並行して行えばいいのです。

この場合は痛みの治療だけでいいのです。

>この時に障害部位を防御しようと脳が筋収縮を促し、痛みの増強を図る。

外傷が生じると反射的に筋収縮が起こるが、一過性ではないか。

ヘルニアの部位と痛い筋肉とはあまり関係がなさそうだ。

ヘルニアの有無にかかわらず、同じ受傷機転で同じような筋肉を傷める。


[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-21 13:53 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2010年 10月 20日

第6回MPS研究会

16日、17日に大阪で第6回のMPS研究会がありました。

16日は、小山なつ先生(滋賀医大・生理学)の講義を受けました。

17日は会員の医師によるプレゼンテーションがありました。

会員で脊椎脊髄指導医のA先生のお話によると、A先生の努力で出身医局ではMPSはかなり知られていて手術件数が減っているとのことです。

そういえば、12日には東京の脊椎脊髄指導医の先生が私のところに見学にいらっしゃいました。

やはり、手術成績に疑問をもっていらっしゃるとのことです。
b0052170_18174328.jpg

[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-20 18:18 | MPS | Comments(3)
2010年 10月 15日

へんな裁判

富山大に賠償命令 医療過誤で3500万円

判決によると、女性は腰や両脚に痛みやしびれを訴え01年3月に入院、その後手術を受けた。

術後も状態は改善しなかったが、病院側は再手術などの措置を取らなかった。

女性は転院先の病院で3回手術を受けたが、両脚に障害が残り、自力歩行できなくなった。


これが事実ならとても変な裁判だ。

ヘルニアの手術をしてもよくならない人はたくさんいる。

Yahoo知恵袋のヘルニア術後治らないという相談だけでも50件ある。

その場合は再手術をしなければ有罪となるのか???

転医先の病院で3回も手術を受けたが障害が残ったのは有罪ではないのか?

麻痺なら早期に除圧しないと身体障害になるのでこの裁判長は正しいのだが、痛みやしびれはヘルニアが原因ではない。

4回も手術をすれば「Failed Back Surgery Syndrome」=CRPSになる確率は増える。

気になるのは後の医師の説明だ。証人の医師の説明が聞きたいものだ。

裁判長は医学に関しては素人。

私の知っている人はヘルニアの手術をして治らず、固定術をして一層悪くなった。

椎間板ヘルニアは手術してもしなくても同じ結果

b0052170_1295172.jpg

[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-15 22:55 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2010年 10月 14日

わかさ12月号

b0052170_21553438.jpg
b0052170_21555447.jpg


わかさ12月号別冊付録にでています。

膝痛のトリガーポイントブロック

多くは内側広筋のMPSです。

外側広筋、大腿直筋、ハムストリング、腓腹筋などもあります。

関節痛のほとんど(リウマチ、痛風などの炎症性疾患をのぞけば)はMPSです。

[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-14 22:02 | Comments(0)
2010年 10月 10日

日本の保険制度そのものが過剰検査・過剰診療の温床

筋骨格系の痛みの診断において、MRI、CT,レントゲンなどの画像診断は

痛みを伴うことのある特異的な病理所見を有する疾患の有無を調べるものです。

それは、「悪性腫瘍、感染症、骨折など明らかな損傷、リウマチ及びその周辺の炎症性疾患」

これらがあるからといって痛いとは限りません。痛みの治療と並行してこれらの疾患の治療が必要なことがあります。

なぜそう言い切れるかということですが、痛みは電気現象です。電気現象が画像に写ることはありません。

また、痛みは「experience、体験」と定義されています。他人の体験が画像に写ることはないのです。

ただし、痛みは防衛的に筋肉を緊張させますから、筋肉の緊張が続くと画像上に変化が現れてきます。

変形している、軟骨が減っている、ヘルニア、狭窄になっているから痛いのではなく、これらは痛みの結果と考えたほうが理屈にあっています。

b0052170_11271945.jpg


ところが、慢性痛の患者さんは袋に入り切れないほどのフイルムを持ってきます。

この問題は、誤診につながるだけでなく、患者さんにまちがったイメージを植え付け一層治りにくくしています。

タクちゃんが掲示板に貼ってくれましたので転載しておきます。

雑誌新医療 2008年4月号

金沢大学院医学系径血管診療学
放射線医学講座 教授
第67回日本医学放射線学会会長
松井修氏インタビュー

==以下引用==
日本の放射線診療は、現在商業主義に走りすぎているのではないでしょうか。PET/CTなどに代表される最新の高性能な画像診断機器が、大病院から市中のクリニックにまで導入され、なんの制限もなく使用されています。専門医の数が少ないと言われる中、機器ばかりが普及し、医療現場の受け入れ態勢がその動きについていけていないのが現状です。そのために、被爆や、専門医不足、過剰検査など、現在では様々な問題や課題が噴出しています。

=中略=

日本の保険制度そのものが過剰検査・過剰診療の温床
-過剰検査過剰診療の背景について、お聞かせください。
 
日本でCTの台数か多いのは何故か。それは我が国の保険制度のためです。これまで放射線検査は、患者の自己負担は少なく、保険によって検査費が賄われてきたため、医師はある面では好き勝手に検査してきました。放射線科はCTやMRIなどの高額医療機器を次々に導入し、医療に貢献してきましたが、それを支えていたのは保険制度です。

日本は出来高による診療報酬制度によって、患者が来院したら、とにかく網羅的に検査をする傾向があります。特に内科や外科はそうです。

欧米では、保険制度の違いから、自己負担する患者や、民間の保険会社などが必要以上の検査をしないよう、医療者側に常に働きかけています。

欧米の放射線関係の論文には、費用対効果に関する・記事か多いのですが、日本ではほとんど見られません、保険制度は、日本の医療を支えてきた優れた制度です。しかし、現在保険が医療全体を支えきれなくなり、様々な問題点や矛盾が噴出してきているのが現状です。

[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-10 11:34 | 医療不審 | Comments(1)
2010年 10月 09日

診療報酬の設定には患者さんの声も重要

特に痛み疾患に対しては患者さんの声をもっと参考にしてほしいものです。

患者さんも医療機関が潰れてしまうことは期待しないでしょう。

適切な医療費の設定が必要です。

当然のことながら医療費というのは医師一人のポケットに入るものではありません。

多くの部位に痛みを持つ人はとても多いものです。

Tp-Bは週2回まで、何か所まで、というような縛りはいかがなものでしょうか。

掲示板の情報によるとそういう病院もあるとのこと。

これはTp注射の中にステロイドやノイロトロピンなどの薬剤を混ぜているためなのかと思います。

痛みを訴えて来院する患者さんに対して治療しないということは人道上の問題です。

何らかの治療をして痛みの緩和に努めるのが医師の基本的姿勢です。

ちょっとこちらのブログをみてください。

http://tms-japan.seesaa.net/article/164842705.html

b0052170_1658842.jpg

b0052170_1658304.jpg


日本では画像診断が突出しています。

痛み診療において画像診断は「悪性腫瘍、感染症、骨折など明らかな外傷、リウマチ及びその周辺の炎症性疾患」の除外の意味しかありません。

本日の患者さんで肩が痛い方、レントゲンやMRIをいっぱい撮ってました。

それで1年も治らない。圧痛点に注射しましたらその場で効果がありました。

慢性の痛みを持つ患者さんはいろいろな医療機関をわたり歩くものです。そのたびにたくさんのレントゲンやMRIを撮ります。そして無意味な説明を聞かされるわけです。

そのわりにはTpーBなどの数の制限をしたりしています。

これじゃあ、本末転倒です。画像診断に医療費が食われ過ぎじゃないですか!

診療報酬は病院に入りますが、結局は設備投資のほうにいくわけです。

痛み診療において医療費を有効に使うには根本的に医師の考えを帰る必要があります。

「ヘルニアがあるけど、そんなに痛くなるとは思えない」

「もう少しヘルニアが大きくなったら取る必要がある」

「湿布とお薬で様子をみましょう」

意味不明、お笑いですね。


[PR]

by junk_2004jp | 2010-10-09 16:52 | 医療不審 | Comments(1)