心療整形外科

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2010年 11月 28日

筋骨格系の痛みの分野では、病院のブランドを信じてはだめ

ある有名大学で、腰椎固定術が必要と診断された方が4日間の治療で「痛み、しびれ」が著名に改善しました。

はっきりいって、基本的診断ができていないのです。

基本的な診断ができなくても有名大学の名誉ある地位でおられるのです。これが我が業界の実態です。

これはなにもめずらしいことではありません。いったいどうなってるんだ!といつも思っております。

2chなどの掲示板をみても、脊椎脊髄外科の専門医のブランドを盲目的に信じて、民間治療家をぼろくそにいっていることが多い。

何が正しいのかではなくて、専門医というブランドを盲目的に信じているだけなのです。

筋骨格系の痛みの問題に関しては、はっきりいって、誤解している医師が多いのです。

困ったことです。

Aさん(60歳代、女性)は、4月に第一腰椎を圧迫骨折をしました。

10月より、両側の膝から下がしびれるようになりました。

某有名大学整形外科で診察を受けたところ、骨折した第一腰椎が神経を圧迫しているからということで、固定術をすすめられました。

腕もしびれていて冷たいとのことです。

頚の検査もしましたが特に異常はみつからなかったということです。

遠方から4日間ホテルにとまって治療されました。痛みもとれて、体がとても軽くなったということです。しびれもほんのわずかになりました。

私「腕のしびれについて、なにか説明はありましたか?」

Aさん「いいえ、頚は異常がないということで、それ以上の説明はありませんでした。」

私「それはへんですねw。下肢のしびれは腰での神経の圧迫のせいで、腕のしびれはいったいなにが原因だというのでしょうか。」

私「夜は眠れますか?朝は何時に目がさめますか?口が渇きませんか?食事はおいしいですか?」

Aさん「主人の介護で十分に睡眠がとれていません。口は渇きます。食欲は少し落ちています。」

私「大学の整形ではこのような問診がありましたか?」

Aさん「いいえ。聞かれませんでした。先生はMRIを一生懸命に見ていたようです。放っておくと将来、麻痺が起きるかもしれないと言われました。」

私「介護疲れによる、軽いうつ状態による症状だと思います。第一腰椎の圧迫骨折によるものではありません。それは引き金になったかもしれませんが・・・。よくなると思います。将来の麻痺は考えることはないですよ。」

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抗うつ薬、眠剤、トリガーポイントブロックをしました。

4日間でとても改善されました。しばらくは抗うつ薬を続けて飲むことにしました。

神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じると今でも信じている医師がいるんですね。

Aさんが腰椎の固定術をもし受けたらどうなったと思いますか。介護を必要とする夫、うつ状態の奥さんに腰椎固定術・・・考えただけでもぞっとします。家庭がどうなったことやら。

手術をする医師はどんなことがあっても最後まで責任をもって患者さんに接するようにしなければいけません。

この方のご子息は腰ヘルニアの手術で、現在痛みのため杖を使っておられます。

医師はもう一度、痛みやしびれのメカニズムについてイロハから勉強すべきです。心身医学も勉強すべきです。

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by junk_2004jp | 2010-11-28 02:10 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2010年 11月 24日

ヘルニア神話の崩壊

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Patrick Wall(英国、有名な痛みの生理学者)1999年


腰痛の原因は椎間板へルニアであると、ふつう信じられている。椎間円板は椎骨の間から突出して、感覚線維を含む脊髄後根を圧迫すると信じられている。

椎間板へルニアの頻度は、痛みをもつ人たちともたない人たちで同じである。

椎間板へルニアがあって痛みをもつ人々が、外科手術以外の方法で治療されると椎間円板の突出した部分は消えたり、消えなかったりする。

しかしこれは、まだ痛いか、それとも痛くないかに関係しない。

椎間円板の役割についての外科医の混乱は、突出した椎間円板を取り除く手術の割合が、国によって大きく異なることに反映されている。

10年前に、10 万人当たり、英国で100人、スウェーデンで
200人、フィンランドで350人、米国で900人であった。

この割合は現在下がり続けていて、神話がばらまかれて、少数の人の利益になるが多くの人の不利益になるような不名誉な時代は終わった。

不利益をうけたある人たちは、手術の結果、明らかにいっそう悪くなった。


これは有名な痛みの生理学者によって21年前に書かれた本です。

ヘルニア信者は反論してください。

神経を圧迫すると痛みやしびれが生じるなんてトンでもない説です。

それが日本では未だにこの神話が語られています。それも一流といわれている病院で。

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by junk_2004jp | 2010-11-24 22:00 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(0)
2010年 11月 23日

椎間板ヘルニアが痛みをおこすことはありません

掲示板より(あやさんのケース)・・・掲示板は埋もれてしまうのでこちらに転載しておきます。

筋肉の緊張が体を歪めます。歪んでいるから痛いのではありません。痛いから歪んんでいるのです。

その結果、ヘルニアが生じたのかもしれません。

ヘルニアが原因で痛みがおきているのではありません。

筋肉の微小損傷がきっかけなのでしょうが、ストレスも大いに火の手を大きくする要因です。

生物・心理・社会的な疼痛症候群です。

先日もありがとうございました。先生に治療してもらう度に良くなって、しらないうちに真っ直ぐ歩けるようになり介護の仕事も復帰でき本当に感謝しています。

掲示板のご覧の皆様、私は坐骨神経痛で3カ月寝たきりで、トイレへも行けずオムツを使用していました。

何とかトイレに行けるようになったものの、体を曲げて歩くことしかできず、背骨が曲がってしまったと思いました。でも加茂先生の治療を受け(遠方の為、月に1回くらいの頻度で4カ月目)治療を受ける度に良くなっていきました。

1回で効果のある方もいると思いますが、私は何度か通いその度に効果の度合いが上がってきた感じがします。

今は、真っ直ぐ歩行できほとんど痛みも痺れもありません。介護の仕事も復帰できました。鍼も整体も何もせず先生の治療のみしか試しませんでした。

2度ほど仙骨裂孔ブロックとかいうのを近所の病院で注射しましたが、効果ありませんでした。皆さんの参考に少しでもなればいいと思い記載させて頂きました。

私が石川県に行ったのは、松葉杖に体を預けて引きずるようにやっとこ移動していた時期でした。座位は痛みで保てないので旦那の運転で7時間かけて石川県へ行きました。(2泊3日)

右が痛いので左に曲がってしまい、どうやっても体を真っ直ぐにすることはできませんでした。

初めての治療の後は、少し良くなった感じでしたが、相当重症だったので、それだけでは真っ直ぐ歩けるようにはなりませんでした。私は入院する必要のある程、重症だったと思います。

でも仕事上、入院はできないので、通院を決意しました。2回目は飛行機で小松へ行きましたが、行きは座っていると痛くて飛行機が辛かったですが、なんと帰りは座っていることができました。(1泊治療)

その後、1か月に1回位のスパンで日帰りの時もあれば、せいぜい1泊か2泊で通院して4回目位の治療後から仕事に復帰できました。トイレ介助とかもできています。

バニラさんも坐骨神経痛でしょうか?私はヘルニアによる坐骨神経痛と診断されました。(地元の病院で)

加茂先生の著書を読み、ヘルニアから痛みはこないということも理解でき、どうしてもTPBをするなら加茂先生にしてもらいたいと強く思いすぐ実行に移しました。TPBをしている病院も東京にあるようですが、私はどうしても加茂先生に治療してもらいたくて・・

私は先生を心から信頼しきっていました。もちろん今もです(笑)

劇的に良くなっていますが、私も薬は処方してもらっています。月1のペースの治療なので、そんなにすぐに元通りになるとは思えないので、長い目でみて治療していくことが大切かと、あと何より加茂先生を心から信頼することが回復の近道のように思います。

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by junk_2004jp | 2010-11-23 12:39 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2010年 11月 22日

ヘルニア、脊柱管狭窄症といわれた痛みが4日間で著名改善

b0052170_2231084.jpgAさん(50歳代、女性)は20年前に一度、ヘルニアと診断を受けています。

手術することなく、症状は改善していましたが、

2009年夏、右の腰、臀部、大腿部に激痛が走る。

近くの整形外科を受診し、椎間板ヘルニアと診断される。けん引、飲み薬などをしたが改善せず。

整骨院で鍼、電気治療するも改善せず。

2010年春、椅子に座ることが困難となる。婦人科、胃腸科受診したが異常なし。

別の病院でMRIで「脊柱管狭窄症」と診断される。

右腰、臀部、太もも、そけい部、ふくらはぎがしびれて痛む。

当院で治療された方から紹介をうけて、遠方より来院されました。

4日間、ホテルに泊まり通院されました。

加茂先生

先日は家内が大変お世話になりありがとうございました。こんなに患者の話を聞いてもらって、親身になって治療して頂いたのは初めてです。

おかげさまで家内の腰の痛みは完全に無くなりました。

足のしびれは教えて頂いたテニスボールでのマッサージをしています。

**県から車で片道9時間のドライブも天候や景色の変化を楽しみながら、過ごせました。

また 痛みがでてきたら早めにつれて行きます。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。



ヘルニアや脊柱管狭窄症で痛みやしびれが生じることはありません。

筋性疼痛なのです。

急性、慢性の違いはあるでしょうが、介入するところは筋肉と脳なのです。

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by junk_2004jp | 2010-11-22 22:15 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2010年 11月 21日

心療内科学会

岡山市で心療内科学会がありました。

夏樹静子さん(「椅子がこわい」「心療内科を訪ねて」の作者)の講演をききました。

拘泥る・・・・「こだわる」と読むそうです。

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お城の近くに県立図書館がありましたので私の本があるか見てきました。ありました、感激!

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by junk_2004jp | 2010-11-21 23:46 | Comments(1)
2010年 11月 20日

そのうち脊柱管狭窄症だらけになるぞ!

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座談会「腰部脊柱管狭窄症の診断および治療の進歩」 無症状の脊柱管狭窄はたくさんあります。それに対する見解をのべています。

しかし、その理由付けは苦しいです。

筋痛症の存在を知っていれば多くの謎は解消されます。

脊柱管狭窄で痛みが生じることはありません。

筋痛症なのです。



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つづく
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by junk_2004jp | 2010-11-20 12:58 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(2)
2010年 11月 18日

痛みの「損傷モデル」は失敗でした

損傷モデル・・・椎間板の変性、ヘルニア、脊柱管狭窄、軟骨の変性、半月板の変性、損傷、分離症、すべり症などが痛みやしびれの原因だとする説。

これは明らかに間違いでした。生理学的にも説明不可能ですし、健常人でも普通にみられることです。

この説によっての治療成績は散々です。

新たな痛み疾患のモデルは「生物・心理・社会的モデル」です。分かりやすくいえば「筋痛症モデル」です。

筋骨格系の痛みやしびれの殆どは「生物・心理・社会的モデル」=「筋痛症モデル」で十分説明できます。

慢性化、広範囲になることがありますので早期に痛みを取ってしまう治療をすべきです。

インターネットの発達は手術でよくならないのは一般的なのだということを暴露しました。


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by junk_2004jp | 2010-11-18 18:56 | 痛みの生理学 | Comments(1)
2010年 11月 13日

わかさ2011年1月号

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坐骨神経痛はこりにひそむ痛みの震源地トリガーポイントを除けば治り、簡単No.1は痛点ほぐし

72、73、74、75、80、81、82ページ

にでています。

関連病院(MPS研究会)は80ページにでています。

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by junk_2004jp | 2010-11-13 16:20 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(4)
2010年 11月 12日

慢性痛元年

リリカのパンフレットより

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慢性痛を作らないためには早期に痛みの治療を始めることです。

早期診断といっても構造診断をしたところで、構造を治さなければ痛みが治らないと思ってしまいます。

構造の治療と痛みの治療は別のことです。

それぞれ別々にすべきことです。

構造を治せば痛みが治るというものではありません。

下図の病名分類は私は疑問を持っています。

多くの医師も分かっているようで分からないのではないでしょうか?

坐骨神経痛が「末梢性神経障害性疼痛」?

手根管症候群は「末梢性神経障害性疼痛」?

頸椎症性神経根症が「末梢性神経障害性疼痛」?

三叉神経痛が「末梢性神経障害性疼痛」?


痛みには時間的要素が絶対に必要です。

昨日から痛い腰痛と5年前から痛い腰痛を同じ病名でしか表現できないのです。

MPSという最もありふれた痛みの概念がないためこのようなちょっとへんてこな表になってしまっているのです。

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by junk_2004jp | 2010-11-12 02:29 | 慢性痛 | Comments(9)
2010年 11月 10日

脊柱管狭窄症とは何ぞや!!

b0052170_2254134.jpgAさん(80歳代、女性)は3年前より図のように痛みがあり、脊柱管狭窄症という診断を受けています。

いろいろ治療しましたが、よくなりません。私の本を読んで、遠方から来院されました。

TPBを2日間行いました。症状はとても改善しました。

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次は40歳代の男性が、数日間、滞在して治療された方からいただきました。

きょうさく症と言われ早三年。 目の前が真っ暗になり、心と体の動きに制限速度が掛かっておりました所、加茂先生に出会えて、制限解除となれそうな気がしておりす。

因みに、**までの約500キロひとりで運転出来た事が自信に繋がっております。


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次はある方からいただいたご相談のメールです。

父は現在7*歳です。4年前になりますが「脊柱管狭窄症」で拡大開窓術の手術を行いました。

手術前の医師の話では手術をすれば「5年は歩けます」と言われ成功したとの事でしたが、現実は半年もたたずに元の状態より悪化してしまい今では10m歩くのが精一杯になってしまいました。
脊柱管狭窄症は大流行りで、下肢・腰が痛いとかしびれるという人にはたいがいヘルニアか脊柱管狭窄症という診断がつけられます。

この病態説明、痛みやしびれの理論はどうも納得のいくものではありません。

ヘルニアなら神経根の炎症、脊柱管狭窄症なら神経根の血流障害、なんかご都合主義みたい。

馬尾神経圧迫なら麻痺、神経根圧迫なら痛み・・・生理学的にもめちゃくちゃ。

だから治療法も間違っているのではないだろうか。

筋痛症を知っていれば、何のことはない。腰や下肢の筋痛症だということがすぐに理解できる。

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by junk_2004jp | 2010-11-10 23:11 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)