心療整形外科

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2011年 10月 31日

ただ一点、生理学的根拠はなに?

神経根症
神経根が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄や椎間孔の狭小によって圧迫を受けるとその神経の支配領域に痛みやしびれが生じる。

ヘルニアの場合は神経根の炎症、脊柱管や椎間孔の狭窄の場合は神経根の血流障害。


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掲示板で術後よくならない方が次のようにおっしゃっていらっしゃいます。

「外科医が仕事の減ることを恐れて(わかっていながら)認めたがらないというのが真実なら傷害罪ならびに詐欺罪が成立するのではないか、ということ。」

私はそうは思いません。

ネットで無料で講義を聴くことができます。

この講義の内容は整形外科医、脊椎外科医の一般的な考え方です。

私の思っていることとは違います。

http://ds-pharma.jp/medical/gakujutsu/undouki_spine/seminar/se04/02/index.html#2

http://ds-pharma.jp/medical/ebiz/prorenal/seminar002/Seminer_1.html

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皆さんも講義をよく聴いて疑問点を挙げてみてください。

いくつも疑問はありますが

ただ一点・・・

神経根の血流が障害されるとその神経の支配領域に痛みやしびれが生じるということの生理学的根拠・理論です。

脊柱管狭窄症は大流行りです。

今日は80歳の女性と30代の女性。

二人とも私の診断はMPSでした。80歳の女性は注射ですぐに楽になりました。

これはまさにミステリーです。本当に神経根が犯行の現場なのですか?そこに犯人がいるのですか?見込み捜査ではないですか?


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by junk_2004jp | 2011-10-31 22:12 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(1)
2011年 10月 30日

重症かも(痛みの医学教育)

b0052170_9302211.jpgAさん(70歳、男性)は2カ月前より、とくに原因なく右臀部~下肢にかけて痛み・しびれが出現。

整形外科受診、レントゲン、MRI。特に異常なし。

糖尿からきているのかもしれないということで、糖尿病内科を受診。特に異常なし。

神経内科受診。特に異常なし。

脳外科受診。特に異常なし。

跛行しているのを見た友人が当院を受診するように勧める。

臀部の圧痛点、数か所に局所麻酔を注射する。

その場で立ち座りが楽にできるようになる。

「尻コリ」だったことを説明する。

テニスボールでマッサージの仕方を教える。

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もし、最初の整形外科受診で、ヘルニアや脊柱管狭窄があれば、そのせいにされて、場合によっては手術までいったかもしれない。

画像でなにもなかったら、手も足もでない。そんなばかな!

私が老医になったのか・・・

筋骨格系の痛みに対して、最近の医師の考え方がまことに奇妙なのが気になる。

「ひづめの音を聞いたら老医は馬が来たと思う。研修医はシマウマが来たと思う。」

まあ、これはなんとなく分かるたとえだ。

しかし現在は「ひづめの音を聞いたらユニコーンが来たと思う。」

どこかで神経が圧迫されているのかもしれないという架空の現象(ユニコーン)を想像するようだ。

そもそも神経が圧迫されてもなにも起きないことを理解すべきだ。神経が強く引き締められるとマヒが生じる。

これは医学教育が失敗だったことの象徴的なケースだ。

医師はこんなに頭の弱い集団だったのか!!

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by junk_2004jp | 2011-10-30 09:48 | Comments(0)
2011年 10月 27日

脊柱管狭窄症の診断基準(案)←ありえない

http://ds-pharma.jp/medical/ebiz/medical_tribune/001/index.html

①殿部から下肢の疼痛やしびれを有する。

②殿部から下肢の疼痛やしびれは立位や歩行の持続によって出現あるいは増悪し,前屈や座位保持で軽快する。

③歩行で増悪する腰痛は単独であれば除外する。

④MRIなどの画像で脊柱管あるいは椎間孔の変性狭窄状態が確認され,臨床所見を説明できる。


4項目をすべて満たす。

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画像で臨床所見(痛み・しびれ)を説明できませんので④を満たすことはありません。よって脊柱管狭窄症という診断はあり得ないことになります(笑)。

つまり自己矛盾があります。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_263.htm

http://junk2004.exblog.jp/12939883/

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もしかりに・・・

①②③が当てはまって

④の「MRIなどの画像で脊柱管あるいは椎間孔の変性狭窄状態が確認された」としよう。

しかし、それで臨床所見が説明できなかった場合は何と診断するのであろうか?

心因性疼痛とでも診断するのであろうか?

臨床所見とは何のことなのか?

きっと痛みやしびれのことなんだろうと思うが・・・

画像で臨床所見(痛みやしびれ)をどう説明しようとするのか尋ねてみたい。

日本の学者先生が鳩首協議で作られた診断基準の案なのだが、私は賛成できない。

痛みやしびれの定義、生理学的なメカニズム、そういった基礎的なことをもう一度勉強しなおして、診断基準に矛盾が生じないようにしなければいけない。責任は大きい。

昨日の患者さん・・・・

80歳、女性、1年前、脊柱管狭窄症で手術。しばらくはよかったが、また最近、両側のお尻から太ももの裏側にかけて痛み、シビレが出現。歩行がしにくい。

神経根型だという医師もいるが、馬尾型との混合型だという医師もいる、とのこと。

両方のお尻に圧痛点がいくつもあったので、その部位に局所麻酔を注射した。

その場で「楽になった」と笑顔でしたよ。

殿筋のMPSしか考えられません。痛みの生理学の基礎的なことを知っていれば、これしかあり得ないのです。

筋性の間欠跛行でした。

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by junk_2004jp | 2011-10-27 22:35 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(1)
2011年 10月 24日

脊椎外科医、整形外科医の思いこみは治るのか?

コメントより

脊椎外科医が「痛みの話に耳を傾けたくない」のは、外来に手術をしても痛みが取れないと訴えてくる患者がたくさんいて、MRIやCTをとっても痛みの原因が分からないから、心因性疼痛だろうと診断し、心因性疼痛なら、自分たち脊椎外科医の仕事ではなく精神科の仕事だから話を聞いても何もしてあげられないから、話を聞きたくない。ということじゃないかと思います。


痛みは構造異常のせいだと思い込んでいるのです。

だからレントゲンやMRIで異常がなかったらもう痛みを説明できないし、治療もできない。心因性という言葉に逃げ込む。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄、分離症、すべり症、不安定症、半月板や腱板、椎間板、関節軟骨の損傷が痛みの原因だと教育を受けてきたためなのです。

次のページをもう一度みてください。

http://junk2004.exblog.jp/14515086

高齢者が元気で畑仕事などをしているのをTVで時々みます。案外田舎で病院のないところの人が元気なのでしょうか。

40歳代男性が2カ月前に転倒。腰や太ももに痛みあり。歩行時痛い。整形外科受診し、硬膜外ブロックをうけるも改善しない。MRIを撮る。

ヘルニア発見、手術が必要といわれたため、他の病院を受診し、牽引をつづけた。

改善がなかったので当院受診。1度の圧痛点ブロックで著明に改善した。

転倒によってMPSが発症したのです。ヘルニアが原因で痛いことはありません。




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by junk_2004jp | 2011-10-24 14:02 | 慢性痛 | Comments(0)
2011年 10月 22日

脊椎外科医は自らの手でパンドラの箱を開けることはできない

脊椎外科医は自らの手でパンドラの箱を開けることはできません。

とはいってもMPS研究会にも脊椎外科医は何人もいますが・・・。

だから犠牲者が次々とでる。先日は2度の脊柱管狭窄症の手術をして、術前よりも悪くなった人を診ました。

昨日は脊柱管狭窄症の手術が必要と言われた方がお尻の圧痛点に注射をしたらすぐによくなりました。

昨日のboriboriさんのコメントから
昨日、東京大学の脊椎外科の先生の講演を聞いてきました。その中で面白かったことをいくつか紹介します。

①脊椎外科医の6割は「できれば痛みの話には耳を傾けたくない」と思っている。

②頸髄症やOPLLの治療では保存療法でも手術療法でも約2割にADLに支障が出るほどの痛みが残る。

③リリカの投与により痛みがなくなり、手術が中止になる症例が増えてる。

④神経根障害は侵害受容性疼痛か神経障害性疼痛かで意見が分かれている。

⑤手術してもよくならない症例は神経障害性疼痛なのだろう。

⑥手術前に侵害受容性疼痛か神経障害性疼痛かの区別をつける方法は今のところない。

⑦今までは痛みをとるために手術をしてきたが、リリカで痛みがとれてしまうので、今後は麻痺に対して手術をすることが多くなると思う。しかし、手術をしても麻痺は戻らないことが多いので問題になる可能性が高い。


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①脊椎外科医の6割は「できれば痛みの話には耳を傾けたくない」と思っている。


痛みを勉強するとどうにもならない矛盾に気が付きます。今までの業績を否定することになります。仕事が激減します。パンドラの箱を自らの手で開けることはできません。

②頸髄症やOPLLの治療では保存療法でも手術療法でも約2割にADLに支障が出るほどの痛みが残る。


つまり脊髄症状(脊髄マヒ)ですが、これは脊髄が圧迫されてなります。脊椎外科医の出番です。多くの場合はこれにMPSが合併しているのです。

④⑤⑥神経根障害は侵害受容性疼痛か神経障害性疼痛かで意見が分かれている。手術してもよくならない症例は神経障害性疼痛なのだろう。手術前に侵害受容性疼痛か神経障害性疼痛かの区別をつける方法は今のところない。


そもそも神経根障害ってなに?神経根が障害されるとどうなるというの?ここがこの先生がたが分かっていない究極のポイントなんです。ここが崩れると一挙に仕事がなくなるのです。

神経が障害されるとマヒが起こるのです。痛みやしびれではありません。マヒした神経に発芽により痛みが生じることがありますが(CRPSタイプ2)極めてまれで、そんなもの手術で治すレベルではありません。

神経根が障害されると痛みが生じるという生理学的根拠がありません。

これを説明するには異所性発火という理論をもってこなければならないのですが、これでは圧痛点が説明できないのです。

そもそも神経根障害(神経根性疼痛)という概念が間違っているのです。そんなもの存在しないのです。

みんな侵害受容性疼痛なのです。だからとりあえずNSAIDが処方されるのです。

痛みは電気現象なのですから、どこで起電されてどの経路をたどって脳に到達するのか図式されなくてはなりません。また起電はエネルギーですから、どこでどのような方法で行われるのか説明されなくてはなりません。

最近、慢性痛という概念が理解されつつあります。痛みは時間的要素が大きいのです。慢性化するメカニズムも次第に分かってきている。

痛みの悪循環は有名です。

神経根障害では慢性痛や痛みの悪循環を説明できません。

⑦今までは痛みをとるために手術をしてきたが、リリカで痛みがとれてしまうので、今後は麻痺に対して手術をすることが多くなると思う。しかし、手術をしても麻痺は戻らないことが多いので問題になる可能性が高い。


脊椎外科医の存在はマヒに対してなのです。痛みとマヒの区別(味噌くその区別)に気づき始めたのはいいことです。

痛みとは神経が興奮していること、マヒとは興奮しないことなのです。

神経が圧迫を受けると興奮するとだれかが言ったのがそもそもの間違いでした。神経が圧迫を受けるとマヒすることはあっても興奮はしないのです。

ただし、圧迫ぐらいではマヒはおこりません。絞扼(しめつけ)されるとマヒが生じます。像の足裏の神経を想像してごらんなさい。

神経根障害でマヒになった人をみたことがありますか?

引き抜き損傷(分娩マヒ)は神経根障害なのでしょうが、痛みではなくマヒです。ヘルニアや脊柱管狭窄ではマヒは起きないのです。

極めてまれに馬尾症候群というヘルニアによるマヒがあります。48時間以内の手術が必要です。

筋肉の激しい攣り(痛み)→筋短縮→急激、大量の髄核脱出→馬尾神経を絞扼→マヒ

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by junk_2004jp | 2011-10-22 06:30 | Comments(3)
2011年 10月 21日

再びリリカについて

リリカ

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リリカは、末梢神経が脊髄後根部にジャンクションする部分に作用します。

末梢から押し寄せる痛みの電気信号に対し

カルシウムチャンネルを閉じることによって

神経伝達物質が放出しにくくして

痛みの電気信号が中枢に伝わりにくくします。

ではどこから痛みの電気信号がどういう方法で作られているのでしょうか。

神経線維の先端にある侵害受容器(ポリモーダル侵害受容器)でつくられます。

神経線維の栄養血管の血流障害で痛みの電気信号がつくられるとうい事実はありません。

また、「圧迫され傷ついた神経が元通りに修復・再生することは難しく、しびれやマヒの残る場合もある」というのなら

リリカは神経伝達を抑制に働くのですから、マヒが起きるかもしれないと思われる症例に投与するのはいかがなものであろうか。

痛いということは、痛覚神経に電気が激しく活動しているということ。ハイパーになっているのです。

リリカの投与でそれが脊髄に伝わりにくくなるのです。

神経が圧迫されたり、神経の血流が悪くなったりすると、激しい電気活動が生じるなんってことはありません。

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by junk_2004jp | 2011-10-21 00:08 | 慢性痛 | Comments(8)
2011年 10月 20日

リチャード・コシミズ先生も絶賛・テニスボールマッサージ



3分あたりから

この先生、お医者さんより正しいことをいってます。

(いわゆる)坐骨神経痛といわれる痛みはヘルニアや脊柱管狭窄のせいではありません。

筋肉が攣っている(凝っている)のです。

鍛えるのではありません。

休めて、緩める、ほぐすのです。

未だにヘルニアや脊柱管狭窄が原因だといっている先生には、ドクター・ガラパゴスという称号をあたえましょうか003.gif

ドクター・シーラカンス

ドクター・ヒミコ(鬼道につかえ、よく衆を惑わす)

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by junk_2004jp | 2011-10-20 13:11 | Comments(3)
2011年 10月 19日

その痛みは本当に脊柱管狭窄が原因なのか???

「わかさ12月号」には、いわゆる脊柱管狭窄症といわれている痛みの治療について、医師や治療家がいろんな治療法を述べている。

一方的な治療集よりも、比較して読むのにはとても都合がいい。

脊柱管の狭窄が原因だとしている医師もまずは保存的治療をすすめている。

脊柱管の狭窄が原因だとする説はあまりにも説得力がない。

突っ込みどころはいっぱいある。

私にはその痛みは脊柱管狭窄によるものとは思えない。それは筋肉そのものに原因がある、いわゆる「筋性疼痛」だ。

そのほうがよほど、理論的だ。

筋性疼痛は最も一般的な痛みで、古今東西、人間はずーっとつきあっている。いろんな治療法があるのは当然のことだ。

湯治もよいであろう。

温泉に入り、鍼、マッサージはよく効くと思う。

一番治り難い方法は、レントゲン、MRIを撮り、脊柱管が狭くなっているからだという意味不明の説明を受けることだ。

生理学的に意味不明の説明にはレッドカードを出そうではないか。

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by junk_2004jp | 2011-10-19 13:49 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(1)
2011年 10月 17日

検索方法

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私のホームページのトップページの中程に検索窓があります。

HPかブログかをボタンで選んでください。

たとえば肘の内側を打った時に感じる痛みについては

ブログをボタンで選択して「肘内側」を入れて検索してください。

ボタンでブログを選択して「異所性発火」を検索すると次のページが見つかります。

http://junk2004.exblog.jp/9848644/

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by junk_2004jp | 2011-10-17 13:49 | Comments(0)
2011年 10月 14日

わかさ2011年12月号

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明日15日発売のわかさ12月号は脊柱管狭窄症の特集です。

私の記事もあります。(86~88ページ)

私は脊柱管狭窄が痛みやしびれの原因になるとは思っていません。

その病態理論は到底納得のいくものではありません。神経生理学、痛みの生理学からみてヘンテコな説明です。

生理学を全く無視しています。早期に的確な診断をして的確な治療をすれば慢性化を防ぐことができるものを、意味不明の診断「脊柱管狭窄症」でその期逸しています。

健常者でも多くの人に脊柱管狭窄がみられます。つまり病的意義はないのです。

手術成績も決して満足のいくものではありませんし、保存的治療でも改善します。

症状もMPSで十分説明可能です。

脊柱管狭窄症といわれている痛みはMPSだと思っています。

いろいろな先生が書いていらっしゃいますので読み比べてみてください。

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by junk_2004jp | 2011-10-14 19:55 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(5)