心療整形外科

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2014年 11月 17日

じらこき

「じらこき」の痛み

    小松弁、古い言葉、
       
    ネットで検索すると「じらをいう」わがままを言う。駄々をこねる。ぐずる。(下関弁)
   
http://www.weblio.jp/content/%E3%81%98%E3%82%89%E3%82%92%E8%A8%80%E3%81%86

下関弁とは少しニュアンスの違いはあるようですが、まあ大体そのような意味の痛みです。

高齢者に多い。

激しい痛みを訴える。このとき、目を強く閉じて苦悶を表現することが多い。

治療者はだまされることがあるが、注意深く見ていると判断できる。数回みるとわかる。

残念なことだが手術する医師もいる。

心理的な問題(怒り、不安など)が絡んでいる。

心因性の痛み。本人は強い痛みを感じている。

潜在意識に「かまってほしい」


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by junk_2004jp | 2014-11-17 17:31 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2014年 11月 11日

心因性疼痛

①ほとんどの筋痛症は心身症でいわゆる心療内科的です。つまり筋肉と脳との情報のやり取りです。

筋肉に強い圧痛があります。

b0052170_16373137.jpgAさん(女性)は離婚騒動で図のような痛みが出ました。いったんよくなったのですが、元ダンナと会った途端にまた痛みが再発しました。

離婚で痛みというケースはしばしばあります。頚痛、腰痛などさまざまです。

②一方、心因性疼痛はいわゆる精神科的な痛みです。

筋肉にはっきりとした圧痛がない。表現、動作、顔の表情が痛みと不釣り合い。

初めての場合は診断困難です。患者さんの動作、表情、痛みのある部位などからある程度推理できます。

これは説明困難です。本人は痛みを感じているのですから。

①も②も心理的な不安や怒りなどの表現です。慢性痛の多くは心理的な問題が絡んでいます。


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by junk_2004jp | 2014-11-11 17:47 | うつ・不安・ストレス | Comments(0)
2014年 11月 04日

NHKあさイチ スゴ技Q『原因不明』の腰痛 サヨナラ大作戦に疑問

http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2014/11/04/01.html

金岡さんの研究によると、それは、腰回りにある、椎間板、椎間関節、仙腸関節の3か所です。


関節が痛い!ここのところをしっかり理解しないと五十肩も変形性関節症も理解できません。

「脊椎関節炎」「仙腸関節炎」これらはリウマチおよびリウマチ類似の自己免疫疾患です。

稀な疾患です。これらを除外すれば「関節周辺の筋肉が痛い」ということです。そして痛みの原因は外力しかありません。

急性痛は組織損傷の警告ですが慢性痛は損傷が治癒したあとも続く痛みで、痛みそのものが治療の対象です。


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by junk_2004jp | 2014-11-04 19:08 | 痛みの生理学 | Comments(0)
2014年 11月 03日

慢性痛は否定できない

「慢性痛なんて存在しない。ほとんどはトリガーポイント鍼で治る。」という意見があります。

これは鍼灸師に多大なプレッシャーをかけます。

鍼灸で治らないのは腕のせいだということになります。

私は鍼灸を否定するものではありません。それどころか有効な手段だと思っています。

私はトリガーポイント鍼を受けているにもかかわらず慢性の痛みに悩んでいる人を数人知っています。鍼灸師の腕前のせいではありません。

私の患者さんの中にも鍼治療を受けてきた人は少なくありません。

慢性痛の治療は個人差があります。

鍼の効く人、効かない人、注射の効く人、効かない人。

本を読んで治る人、治らない人。

薬の必要な人、必要でない人。

評論家のように傍観して論ずるのは簡単です。

治療成績を上げようとすれば治療する症例を吟味すればいいのです。

http://junk2004.exblog.jp/23420594/

この方は、トリガーポイント鍼を途中で断念されました。自分に合わないと判断されたのでしょう。

【慢性痛】  急性痛が治まった後、痛覚神経系が何らかの原因で“誤作動”し続けている状態。原因である傷病が治っても痛みが続き、鎮痛薬などが効かない。急性痛が長引いている状態とは違い、決定的な治療法、治療薬はない。研究先進国のアメリカでは、患者数は約7500万人と推計されている。


急性痛は組織損傷+痛み

慢性痛は痛みそのものが治療の対象

「慢性痛は痛み刺激の末梢性、中枢性感作にある。」これはコンセンサスです。

また、腰痛の10%が椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症だと言っている人はそのメカニズムを説明すべきです。

ぎっくり腰の90%は1ヶ月以内に治ると言っている人にいいたい。ぎっくり腰から慢性痛になった人がなんと多いことか。治療すればすぐに治ることが多いのだから積極的に治療すべきです。


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by junk_2004jp | 2014-11-03 19:08 | 慢性痛 | Comments(0)
2014年 11月 01日

膝痛の新しい考え方

健康2014・12月号に私の記事があります。

リウマチ・痛風以外の膝痛もMPSです。

http://junk2004.exblog.jp/20921338/

ヒアルロン酸もはや推奨せず

米国整形外科学会(AAOS)は6月4日、変形性膝関節症治療に関する臨床診療ガイドライン(CPG)改訂版を発表した。ヒアルロン酸を推奨しないと明記した。変形性関節症(0A)は庫擦による消耗が原因の関節炎とも知られ、65歳以上に発症することが最も多い。米国では約3300万人が0Aに確患し、身体障害の主因となっている。

本CPGは膝関節置換術より侵襲性の少ない治療を対象としている。2009年cpGから変更された主要推奨事項は、アセトアミノフェンとヒアルロン酸に関する2点。アセトアミノフェンの推奨用量は4000mgから3000mg/日に減った。

これはFDAが2009年以降にアセトアミノフェン使用者全般に対して変更したことによる。ヒアルロン酸の関節内注射は、14件の試験のメタ解析において臨床的に重要な改善を意味する最小開値に達しておらず、症候性の変形性膝関節症治療法としてもはや推奨されないものとしている。


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by junk_2004jp | 2014-11-01 02:07 | MPS | Comments(0)