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2015年 05月 29日

慢性痛の責任は脳

以下のメールをいただきました。

慢性痛の責任は脳にあります。

お久しぶりです、加茂先生、⚪️⚪️ のAと申します。

平成19年、左下肢痛がひどく、先生の元に入院治療し、勤務不能な状態を助けていただきました。

しかしながら、軽微ではありますが、下肢痛はその後も継続し、時には少しながら苦痛を感じておりました。

ところが昨年、ある日を堺に左下肢痛が全く消えました。

それは、右脚の怪我?です。雪道を歩行中、足を滑らせ、バランスを取ろうと右脚を踏ん張った際に膝辺りの靭帯を痛めました。

治癒するまで二ヶ月ぐらいかかりましたが、途中で気付きました。

「あれ?左下肢痛が治っている」今でも全く痛くありません。

痛みって本当に不思議と思います。私の脳は、2つの痛みを処理できなかったんでしょうか?

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by junk_2004jp | 2015-05-29 20:12 | 慢性痛 | Comments(0)
2015年 05月 17日

侵害受容性疼痛が神経障害性疼痛になるとき

もう一度

http://junk2004.exblog.jp/22335081/



日本臓器製薬→医療関係の皆様へ→「痛みのしくみとその歪み」

痛み系は歪みやすい

末梢性感作

sprouting

upregulation

demyelination

   
中枢性感作

     temporal summation (時間的加算)

     long-term potentiation(長期増強)

     descending pain modulatory system (下行性疼痛抑制系の機能低下)



侵害受容性疼痛の時は消炎鎮痛剤が効くが感作が生じて神経障害性疼痛になると消炎鎮痛剤は効かなくなる。

侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛が混在しているときもある。

慢性痛=神経障害性疼痛

決定的な治療法はないが、薬剤は、リリカ、抗鬱薬、抗てんかん薬、トラムセット、トラマール、ノルスパンテープなどがある。効果は個人差が大きい。

トリガーポイントブロックや鍼も効果があることがある。

認知行動療法はかかせない。

慢性疼痛はストレスも大いに関係する。気圧、天気も関係するようだ。




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by junk_2004jp | 2015-05-17 11:07 | 慢性痛 | Comments(2)
2015年 05月 02日

慢性痛=中枢性感作=神経障害性疼痛=痛みそのものが治療の対象

急性痛=ケガ+痛み

    ケガの治療と痛みの治療を別々のものとして行う。

    ケガといっても骨折などの大ケガから顕微鏡レベルのものもある。

慢性痛=中枢性感作=神経障害性疼痛=痛みそのものが治療の対象

   ケガが治ったあとも痛みが続く

   天気やストレスが影響

   痛覚系(中枢神経)の可塑的変化、痛覚系の歪み

         
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熊沢孝朗先生のサイトより

 
         

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慢性痛の治療は個人差が大きい。

治療者と患者の共同作業となる。

痛みが続くと不安になり、不安がまた痛みをつくる。

慢性痛の治療に欠かせないのが「認知行動療法」だ。

患者さんの理解度、時間的問題、職業、経済的問題などケースバイケースで対応する。

たとえば、いろんな治療や薬を試みたが、唯一、デパス(抗不安薬)が効いてなんとか仕事ができる状態になった人がいる。

この患者さんに対して、「そんな薬を続けて飲んでいてはクセになる。脳に悪影響だ。」というのは簡単だ。ではどうすればいいのか。

慢性痛に対して鍼やTPBだけで効果があればいいのだが、時間的にも経済的にも困難なこともある。

それだけでは十分な効果ないこともある。

私は柔軟に対応すべきだと思っている。なにしろ痛みさえなければいいのだ。


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by junk_2004jp | 2015-05-02 16:43 | 慢性痛 | Comments(6)