心療整形外科

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2004年 10月 31日

21世紀の脊椎治療の重圧に直面:今後の医療の行方は?

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_325.htm

腰痛は脊椎疾患か?筋疾患か?脊椎治療?

ほとんど(圧迫骨折、腫瘍、感染症以外)の腰痛は脊椎に関する知識がなくても治療可能。

脊椎の専門家が脊椎にほとんど関係のない腰痛について論議をしているということの矛盾。

侵害受容器と発痛物質と脳が関係した疾患である。二次的には筋肉も関係。下図のパーツさえあれば腰痛でも背痛でも頚痛でもおきる。

突飛な話、人間が無脊椎動物だったとしても・・・・・

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# by junk_2004jp | 2004-10-31 20:36 | 慢性痛 | Comments(1)
2004年 10月 29日

全く痛くないですって!

Aさん(78歳、女性)は本日インフルエンザの予防注射のために来院されました。

3年ほど前は両膝が痛くて通院していらっしゃいました。痛みが強いため何度か往診にいったこともあります。

今は全く痛くないそうです。このようなケースはしばしばあるのです。

「軟骨が減っているから痛い、軟骨は再生しない、だから一生痛みと付き合っていかなければならない」という先入観が一部の医師にはあるのです。だからこのようなことを不思議に思うことでしょう。

患者さんにはそのような考え方を押しつけないようにしましょうね。

痛みは損傷モデルではなく生物・心理・社会的疼痛症候群モデル、Total Pain (全人的痛み)なのです。

悲観的な見方をするより楽観的な見方をしたほうが治ることでしょう。治癒を保障することは大切なことだと思います。
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# by junk_2004jp | 2004-10-29 12:37 | 症例 | Comments(2)
2004年 10月 28日

整形外科医よもっと心身医学を!

70歳代、女性、昨年12月、ぎっくり腰、A病院受診。しだいに痛みは右大腿部に移る。B病院受診、入院、ミエログラフィーで神経が圧迫されているということで「脊柱管狭窄症」の診断を受ける。C医院でリハビリを続け、薬(消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、血行改善剤、胃薬)も続けて飲んでいるがよくならない。数日前より左わきばら痛が出現する。急に息苦しくなって病院に運ばれたことがある。(パニック障害でしょう)

ご子息が私のHPを見て病態を教えてもらい理解されて来院されました。

左腰、臀部、大腿~膝にかけて圧痛点が多数あり。寝付きはよいが朝早く目が覚める(2時半~4時半)。食欲不振、体重減少、頭痛、口渇き、疲労感、考えがまとまらない。

圧痛点をブロックすると痛みはなくなりました。構造異常によるものではなくうつ状態による症状と判断し抗うつ薬を飲むことにしました。今までの薬は中止しました。脊柱管狭窄症があるからうつ状態になったのではありません。ストレスがうつ状態の原因でしょう。

最初のぎっくり腰も「寝違え」と同じことでストレスによるものと思います。脊柱管狭窄症という病名は画像診断上はそうであったということで、今の症状の原因とは思えません。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_93.htm

痛みがあっちこっちに動くことはよくあることです。おそらく、きっと、必ず、治ると思いますよ^^。
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# by junk_2004jp | 2004-10-28 12:31 | 症例 | Comments(0)
2004年 10月 27日

寝違え

今日、MR(医療担当者に医薬品の適正使用・有効性・安全性などに関する情報の提供・収集・伝達を行う仕事)のAさんが寝違えで受診しました。

圧痛点のブロックですぐに治ってしまいました。ほおっておいても数日で治ってしまうでしょうが不便ですし憂鬱です。

寝違えは筋肉の強い収縮が原因ですが、夜寝ているとき(無意識の世界)に頚に力が入っているのでしょう。ストレスが原因です。

顎関節症、緊張型頭痛、朝の手指のこわばり、しびれなども同じ理由だと思います。
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# by junk_2004jp | 2004-10-27 19:42 | 症例 | Comments(0)
2004年 10月 26日

損傷と痛み

損傷と痛みは分けて考えるようにすべきです。それらは比例するものではありませんし、損傷が治れば痛みも治るというものでもありません。あきらかな損傷がないから痛みもないということもありません。

損傷があるのならその程度に応じて損傷部を相応の方法、期間、固定すべきです。
痛みを伴っているのなら早期から痛みの治療をすべきでしょう。損傷が治癒したあとも痛みが続くこともあるからです。また痛みの治療を積極的にすることは損傷の治癒にも好影響を及ぼします。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_44.htm
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ではむちうちは外力が加わったわけですが「損傷」なのでしょうか「衝撃」なのでしょうか?

「今の医学ではむちうちが損傷なのか衝撃なのか分かりようがありません。損傷があったとしても微少損傷であきらかな損傷ではありません。衝撃が加わったという表現のほうがいいかもしれません。」

損傷でも衝撃でも交感神経の緊張がおこりますが、その程度は大きな個人差があります。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_143.htm

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_231.htm
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# by junk_2004jp | 2004-10-26 01:39 | 急性痛 | Comments(0)
2004年 10月 05日

脳の不思議

TVで超能力による遠隔透視をやっていた。スパイ活動や犯罪捜査に利用されている。人間のもっている能力は計り知れない。

遠隔透視をしているときの脳の電気的活動の状態は、視覚領野は活動していないのに、それを認識(読み解く)する部分の脳が活発に活動している。つまり、見ていないのに見える、という状態だ。

これを「痛み」に置き換えてみると視覚領野は大脳皮質知覚領野になる。そこが全く活動していないのに、それを認識する部分の脳が活発に活動しているという状態が心因性疼痛でないかと思っている。

知覚領野がわずかに活動しているのにそれを認識する部分の脳が強く活動している場合もあると思われる。それを数量化できないのでどこからを心因性というかを決定するのは事実上できない。

遠隔透視を「心因性視覚」といってもよいのだろうが、やはりちょっと違和感を感じる。

痛みの治療は大脳皮質知覚領野の電気的な入力をストップさせる、または認識する脳の活動を沈静化させるということになる。

大脳皮質知覚領野の電気的活動の入力は末梢神経の先端についている侵害受容器から行われる。神経の途中から入力されることはきわめて特殊な例以外にはありえない。(だからヘルニアが原因になることはない)

痛覚は他の感覚と違い慣れるということはない。マッチポンプを繰り返し次第に強くなることがある。

私のしている仕事は局所麻酔で侵害受容器の活動を一時的に止めてやることだ。そうすることにより知覚領野の活動は止まり、それを認識する脳の活動も止まる。そしてマッチポンプが止まるということだ。
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# by junk_2004jp | 2004-10-05 22:52 | 慢性痛 | Comments(0)
2004年 10月 04日

最も身近であって、最も縁遠い「筋痛症候群」

最も身近であって、最も縁遠い「筋痛症候群」
辻井 洋一郎(名古屋大学医療技術短期大学部助教授)

http://www.kenkobunka.jp/kenbun/kb5/tsujii5.html

これは1993年に書かれたものですが現状もあまり変わりがないようです。とても参考になります。

腰痛診断・治療の焦点を筋肉に

慢性痛の陰に筋・筋膜痛

筋・筋膜性疼痛

筋肉痛の恐怖

トリガーポイントが教えてくれる疼痛疾患診断の盲点
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# by junk_2004jp | 2004-10-04 22:17 | 慢性痛 | Comments(0)
2004年 09月 26日

帯状疱疹後神経痛

70歳代、女性、一人暮らし。腕~前胸部にかけて帯状疱疹後神経痛、いくつかの病院にかかったがよくならない。

当院で神経ブロック、星状神経節近傍に低出力レーザー照射、ほぼ毎日、薬(ノイロトロピン、トリプタノール)。

1W後、「夜もよく眠れるようになりました。痛みは2~3割になりました。」といってよろこんでいらっしゃいました。

10日間ほど間があいて来院。「痛みがひどい。眠れない。」どうしたのかと聞くと、注射ばかり打っているとぼける、また西洋薬は副作用が強いと人から聞いたとのこと。

人を集めて薬を売るところで3万円もする薬を買わされていました。この手の詐欺は時々あります。場所を転々として、医者の治療を悪くいって高額の商品を売りつける。しばらく説教してやりました。

帯状疱疹後神経痛は神経因性疼痛で神経繊維がウイルスで犯され不可逆的変化を起こしてしまっているものは痛みをコントロールしていくしかないのかもしれない。これはTMSではありません。
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# by junk_2004jp | 2004-09-26 21:00 | 症例 | Comments(0)
2004年 09月 07日

学生時代の生理学の教科書

学生時代の生理学の教科書を物置から出して見ました。

「医科 生理学展望」 丸善 昭和44年1月20日発行 

神経細胞にみられる電気現象

100年以上も前から神経が衝撃を伝導する時には電位変化が起こることが知られていた。

神経(電線)が圧迫を受けると電位差が生じるということはありません。そのような生理学(物理学)はありません。(加茂)

局所麻酔薬はAβに属する触線維とAγに属する線維に作用するより先にC群の線維の伝導をしゃ断する。これとは逆に,神経に対する圧迫は運動線維,触線維およぴ圧線維の伝導をしゃ断させるが,痛覚はこれを比較的侵すこと少なく,あとまで残す。この種の現象は腕枕をして長時間寝て腕の神経を圧迫する場合に時々みられる。深い睡眠に泥酔とはよく一緒に起こるので,上の症状は週末にしばしぱみられる。したがって,上の症状には土曜の夜の麻痺とか日曜の朝の麻痺という面白い名前が与えられている。
●各種の要因によって起こる伝導しゃ断に対する哺乳類A,BおよびC神経繊維の相対的感受性

・低酸素に対して          B>A>C
・圧迫に対して           A>B>C
・コカインや局所麻酔剤に対して C>B>A

神経繊維の種類
Aα 自己受容、体性運動感覚
Aβ 触、圧
Aγ 筋紡錘への運動神経
Aδ 早い痛み、温度
B 交感神経節前繊維
C 遅い痛み
****************
神経が圧迫を受けると痛みが発生するわけではありません。それどころか痛みの伝導が遮断されるのです。(加茂)
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# by junk_2004jp | 2004-09-07 23:22 | 急性痛 | Comments(0)
2004年 08月 07日

当院の従業員関係で最近あったこと

看護士Aさんが下腿が痛くて辛いので圧痛点ブロックをしてほしいといってきました。Aさんは普段は全くそのようなことはないのですが。

その1時間後に「妹が急変したので早退させてほしい」

妹さんはその日に亡くなられました。壊疽をおこして下腿の切断術を受けていたそうです。

看護士Bさんの姑さんは慢性の膝痛で通院しています。

その娘さん(Bさんの義理の妹)が亡くなられました。

姑さんは葬式の数日後から、お尻から下腿にかけて強い痛みにおそわれました。今までにそのようなことはなかったのですが・・・。
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# by junk_2004jp | 2004-08-07 19:32 | 症例 | Comments(0)