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心療整形外科

junk2004.exblog.jp
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2024年 04月 10日

中高年がスポーツ・ジムで膝や腰に痛み

最近、健康ブームでこれが多い。そのきっかけは

  • 単純にやりすぎ
  • タイミングのずれた動き(ジャンプ、スクワットなど)、筋肉が伸びたときに力をいれる。

腰は腸腰筋、膝は内側広筋が多い。

このように始まった痛みが慢性の痛みにならないとも限らない。

整形外科医はこういうことに対してうまく対応してくれることは少ないように思う。

レントゲンやMRIで痛みを判断するからだ。「軟骨がすり減っている」「椎間板はつぶれている」「脊柱管狭窄がある」という痛み原因とは思えない診断をする。画像上異常がなかったら「特に異常はありません」。それが慢性化の要因となっている。

筋痛はあまくみられる傾向があるが、慢性痛のほとんどが筋痛だ。

筋痛と診断しても湿布ぐらいで積極的に治療する手段を持っていないことが多い。

症例 60歳代、女性。ジムで運動、次の日から膝痛で杖歩行。

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内側広筋、腓腹筋内側頭に圧痛あり。4日後受診。

週1回。3回でほぼ治癒。トリガーポイント注射、アセトアミノフェン。


# by junk_2004jp | 2024-04-10 13:43
2024年 04月 08日

【政策提言】当事者目線の痛み対策を実現する、包括的な疼痛ケアシステムの構築に向けて(2024年3月29日)







# by junk_2004jp | 2024-04-08 12:13 | 慢性痛
2024年 04月 06日

今まで間違っていた痛みの医学

間違った診断は初期治療、リハビリ、運動、薬の利用に影響を及ぼす。

間違い1:神経が圧迫を受けると痛みやしびれが生じる。
具体的には脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア
生理学的には説明不可能であり得ない。痛みは脳で感じているのだから脳に痛みの信号がいかなくてはならない。電線を踏んだら電灯がついたといっているようなものだ。受容器のない神経の途中から痛みが発するのは異所性発火といい幻肢痛が有名だ。
圧迫を受けている部位(狭窄部、圧迫部)から痛みの信号が脳にいく。脳は痛みを感じるが、神経の先端部の臀部や大腿や下腿から痛みが来ていると誤認しているという説明になる。
ところが実際にはお尻や大腿、下腿には必ず圧痛点が存在する。圧痛点とは押さえて痛いポイントのことで、痛覚が過敏になっているポイントだ。ポリモーダル受容器が感作(過敏化)になっているのだ。脳が下腿から痛みが来ていると誤認しているところに痛みが実在しているということになる。
ヘルニアや狭窄があっても無症状の人は中高年になると半数以上にいるといわれる。
手術をしてもよくならないことが多い。よくなることがあるのは全身麻酔の筋弛緩効果なのかもしれない。よくなったとしても、痛みが再発することが多い。
しびれはジンジンとした感覚のことで必ず圧痛点が存在する。
痛みやしびれはなぜ? 筋筋膜性疼痛症候群だ。慢性化、広がる、心理・社会的要因。
間違い2:老化した(すり減った、ボロボロになった)関節軟骨、椎間板、半月板、腱板は痛みの原因だ。
関節軟骨、椎間板、半月板には痛覚神経がない。中高年の半数以上にこれらに老化変性が見られるが痛みがあるかないかは判断できない。
腱板や半月板、椎間板が傷むのは「いつのまにか」と「ケガ」の2種類がある。ケガの場合はしばらく痛い。
痛みの原因は筋筋膜性疼痛症候群だ。
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# by junk_2004jp | 2024-04-06 17:24
2024年 04月 05日

腱鞘炎、関節炎

質問「痛いのは筋肉だって。まさかと思う。じゃなんで手首が痛い人がいるの?腱鞘炎や関節炎になったら面倒とか言うのも謎。腱鞘炎の注射は腱鞘の中に打つのでは?」

筋骨格系の痛みについて説明します。

炎症の4徴::発赤、熱感、腫脹、疼痛
痛風・偽痛風(結晶誘発性の急性炎症)
関節リウマチ・脊椎関節炎(炎症の4徴候はみられない。自己免疫疾患)
感染症
上記以外の痛みは外力による損傷に対する反応性の炎症。損傷の程度は電子顕微鏡レベルから骨折などさまざま。この炎症は長くても3か月ほどで収まる。損傷の治療と痛みの治療は別問題。3か月以上続く痛みを慢性痛という。つまり損傷の断端部が閉じて炎症が収まっても痛みが続いている状態。

外力が加わる状況
ケガ(打撲、捻挫、骨折など)
繰り返し動作(テニス肘など)
固まった姿勢(スマホ頚など)
不意の動作(タイミングの悪い力、ぎっくり腰、むち打ちなど)
ストレス(上記4つと重なって、あるいは単独で)
問診、視診、触診でおよその検討がつく。

痛風系、リウマチ系、感染症でない場合、外力が原因なのだ。外力が加わった状況も参考にして、活性化したポリモーダル受容器を探す、それは圧痛点を探すことだ。最初から慢性痛の場合がある。(急性期慢性痛)ここが難しいところだ。どのような薬剤に反応するか、経過で判断するしかない。

診断:不意の外力による〇〇筋などの過緊張状態。損傷は極めて微小でありそれに対して積極的な治療は必要としない。疼痛は慢性化することもあるので積極的に鎮痛治療の必要がある。

ポリモーダル受容器は皮膚や筋膜、腱鞘などに存在する。

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急性期慢性痛も慢性期慢性痛も炎症ではないので、変形性関節炎といわない。変形性関節症という。

関節炎は関節包の内粘膜の炎症をいう。

腱鞘炎も腱鞘症なんだろう。図で分かるように筋肉が攣って短縮すると腱にもテンションがかかる。

図で想像してください。筋肉が短縮すると関節面は歪む、軟骨の摩耗が進む。軟骨のすり減りのため痛いのではない。

肩関節周囲炎も肩関節周囲筋痛症といえばよい。

上腕骨外側上顆炎も「上腕骨外側上顆周囲筋痛症」

炎症でないものに「炎」は使わないほうがよいと思う。ロキソニンパップが効くのなら、外傷による筋膜や腱鞘の炎症もあるのだろう。急性痛と慢性痛の混在(混合性疼痛)




# by junk_2004jp | 2024-04-05 01:57 | MPS
2024年 03月 31日

関節痛は筋痛!早期治療を。

膝、肩、股、肘、足、手関節の痛みはそのメカニズム同じだ。リウマチ系、痛風系は除く。

顎関節やCM関節も同じことだ。関節によって痛みのメカニズムが違うことはない。

痛みが起きたキッカケ
  • ケガ(打撲、捻挫、骨折)
  • 繰り返し動作(仕事、スポーツ)
  • 固まった姿勢
  • 不意の力(タイミングの悪い力)
  • ストレス
急性痛=痛み+損傷(炎症) 3か月もすると損傷は治癒
慢性痛=痛み

有名な肘痛についてみてみよう。テニス肘と言われている。上腕骨外側上顆炎だ。
関節痛は筋痛!早期治療を。_b0052170_08501841.jpg

手首や指を伸ばす筋肉が肘の外側には外側上顆には多くの伸筋がついている。その周辺にもたくさんの筋肉がある。

4年間肘の痛みに悩まされた人がようやく薬が合って落ち着いてきた。

膝痛で多いのは内側広筋の痛みだ。この痛みは膝に痛みを感じる(関連痛)。変形性膝関節症といわれているのはほとんどがこれだ。

膝蓋骨内側上方、10㎝ほどのところ。

先日、若い女性1ヵ月ほど前から膝痛、他医でレントゲン、MRIで異常なし。内側広筋の圧痛点に局所麻酔1~2㎖を注射したらすぐに治った。痛みのキッカケはよくわからなかった。多分、タイミングの悪い、立ち上がりかた、階段の降りる動作なんだろう。

画像診断に頼りすぎることは現代医者の欠点なんだ。たとえば半月板や軟骨がわるければそれが痛みの原因と診断するのだ。それが痛みの慢性化の始まりなのだ。

軟骨や半月板には痛覚神経はないし、健常人でもそれらがわるくなっている人はたくさんいる。

筋肉の痛みなら放っておいてもいずれ治ると甘くみられるかもしれないが慢性痛のほとんどがこれなのだ。

鵞足部も多い。裏側では腓腹筋内側頭。

関節痛は筋痛!早期治療を。_b0052170_09130196.jpg



# by junk_2004jp | 2024-03-31 08:37 | MPS