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心療整形外科

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2026年 02月 04日

医師の勘違いはデルマトームのせいか

AIに聞いてみると

デルマトーム(皮膚分節)とは、1対の脊髄神経が支配する皮膚の感覚領域を、体の表面に示した地図のようなものです。

だいたいどこでもこのような説明です。下のページも詳しく書いています。



「脊髄の各髄節は特定の皮膚領域の感覚を支配しているため、脊髄神経による皮膚の分節的支配様式」

痛みの神経(Aδ神経、C線維)は求心性です。

つまり、その地域の家庭のアラーム電線は例えばL5の穴を通って脳に行っているということです。L5の穴から出る神経に支配されているのではありません。

「支配されている」という言葉の印象が頭に残っていまう。

痒みも知覚の一種だけど、デルマトームに沿って痒いことはないですね。

アラームを鳴らしている家をみつけないで、やたらと電線の故障と思うのです。椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症という病名をつけるのです。これ誤診です。この説を正しいとするにはカウザルギー(CRPSⅡ)だとしなければなりません。無茶苦茶です。

今日も脊柱管狭窄症と診断された患者さんは二人新患でいました。
中年男性、ジムのあと、中殿筋、大腿筋膜張筋、後脛骨筋に圧痛がありました。

80歳代、女性、殿筋~ふくらはぎに圧痛がありました。立っているとしびれが出てくる。長年立ち仕事をしていた。ふくらはぎ大腿筋膜張筋が凝っているのです。前医でのMRIの写真のコピーをもっていらっしゃいました。手術を勧められたとのことです。

「帯状疱疹後神経痛」は神経の病気ですから、神経に沿って痛みがでます。(神経障害性疼痛)



# by junk_2004jp | 2026-02-04 01:58 | 痛みの生理学
2026年 01月 31日

国際疼痛学会の定義に沿って

痛みは共有できないが、身近で、医療の原点であったろう。

国際疼痛学会 IASP は世界の痛みの専門家が集まって痛みの定義を見直したりしている。

時々改訂されるのだが、特に「神経障害性疼痛」は甚だしい。いずれも近年のことだ。

整形外科医は「損傷した構造を直す」(大工仕事)が専門なので、痛みの専門家ではない。とはいっても、毎日痛い人を診ているのだから、簡単な知識を持つべきだ。幸い、ネットがあるので自習できる。

以下にまとめてみたが、間違いがあったら指摘してください。

痛覚変調性疼痛は2021年にできた。昔の心因性疼痛に当たるのか。心因性は誤解が生じるので死語になった。ほとんどの慢性痛はこれにあたる。効く薬剤の種類によって判断する。痛覚変調性疼痛と侵害受容性疼痛が同時に存在することは多い。例えば消炎鎮痛剤のパップ剤が効く人が多い。

既出です。A4縦に印刷できます。

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国際疼痛学会の定義に沿って_b0052170_01231709.jpg


# by junk_2004jp | 2026-01-31 02:04 | 痛みの生理学
2026年 01月 28日

脊柱管狭窄症など神経圧迫で痛み・しびれが生じるというとんでもない珍説

これはある薬(神経障害性疼痛に有効)のコマーシャル

脊柱管狭窄症など神経圧迫で痛み・しびれが生じるというとんでもない珍説_b0052170_12044862.jpg
脊柱管狭窄症など神経圧迫で痛み・しびれが生じるというとんでもない珍説_b0052170_12053301.jpg
カウザルギー=CRPSタイプⅡ=神経障害性疼痛

柳葉さんの言っていることは正しいのですが、「脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、斜角筋症候群など神経が圧迫を受けるとその神経に沿って痛みやしびれが生じる。」という説を正しいとするには、カウザルギーだというしかない。それ以外にない。

下肢や上肢が欠損していれば幻肢痛だ。

こんなとんでも珍説を信じないで。筋筋膜性疼痛症候群を勉強して。

カウザルギーを画像検索してみてください。すぐに異常がわかります。

脊柱管狭窄症など神経圧迫で痛み・しびれが生じるというとんでもない珍説_b0052170_13355543.jpg
s47発行「ペインクリニックの実際」兵頭正義・著

交感神経が無関係な部位にも起きるのでCRPSタイプⅡという病名に統一された。



以下は「カウザルギー」のAI回答


カウザルギーは、手足の神経が損傷したことによって、焼けつくような激しい痛みが続く状態を指します。これは現在、「複合性局所疼痛症候群(CRPS)タイプII」と呼ばれる病気の一種です。

🔍 カウザルギーの特徴
症状
カウザルギーの主な症状は、外傷によって神経が傷ついた部分に生じる強い痛みです。この痛みは、怪我の程度に見合わないほど強く、長時間続くことがあります。その他にも、以下のような症状が現れることがあります。

皮膚の温度や色の変化
むくみ
関節のこわばり
脱毛や爪の変化
ふるえ
病態
カウザルギーでは、脳や脊髄における痛みの信号処理に異常が生じると考えられています。交感神経系の活動が過剰になることも原因の一つとされていますが、交感神経の異常に起因しない局所痛もCRPSとして分類されています。



# by junk_2004jp | 2026-01-28 12:06 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
2026年 01月 25日

痛み・しびれ と 知覚脱失・運動マヒ

  • 「神経が圧迫を受けるとしびれや痛みが生じる。」私は間違っていると思う。
  • その代表的疾患として、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、梨状筋症候群、斜角筋症候群、手根管症候群がある。
  • これを正当化するには昔のカウザルギー、いまのCRPS2(幻肢痛など)=神経障害性疼痛を持ち出さなければならなくなる。いかに馬鹿げているかわかるかな。
  • 健常人でも椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は普通にみられる。
  • 私は「痛覚変調性疼痛」だと思っている。外傷が引き金になることもあるが、ストレスが原因の筋筋膜性疼痛症候群だと思っている。検査したらたまたま見つかったヘルニアや狭窄が原因と誤診されたというところだ。その方がよほど理にかなっていてすっきりしている。
  • 私の患者さんには頚や腰の手術痕のある人が少なくない。複数回の人もいる。

一方神経が強く圧迫を長く受けると、次のようなマヒが生じることはよく知られている。痛みでもしびれでもない。

  • ハネムーン麻痺は橈骨神経麻痺で下垂手、手背拇指側に知覚マヒ。
  • 腓骨神経マヒは膝裏でギプス圧迫などで起きる。下垂足、足背に知覚マヒ。

先日、TVで名医紹介のような番組で、打腱器と画像でしびれの原因をズバリ診断するという内容をやっていた。下図をデルマトームというが、たとえば、L5/S1から出る神経はどの部分を支配しているかを示している。そういう説明をしていたように思う。私はバカバカしいのでチャンネルを変えたのだが。
痛み・しびれ と 知覚脱失・運動マヒ_b0052170_01212788.jpg


東京駅を脳だとすると、知覚神経は金沢→東京は上りになる。運動神経は東京→金沢は下りになる。長野あたりで浸水などのトラブルがあったら、金沢発の電車は東京につかない。東京発の電車は金沢につかない。これがマヒだ。

上りと下り、交感神経は同じケーブルを利用しているが混線することはない。

「痛み・しびれ」は「自覚症状」で「神経マヒ」は「他覚所見」

「痛み・しびれ」は電車が東京に到着しているのだ。痛みは金沢の線路近くで山火事が起きたとか、がけ崩れが起きたとかの東京駅で鳴り響く警報なのだ。その危険が去ったのに警報が鳴りやまないのが慢性痛だ。

マヒ=知覚鈍麻~脱失、しびれ=異状知覚、ジンジン

この二つを専門医でさえ区別できていない。

皮膚を縫うとき局所麻酔を打つが「しびれている」と表現してもおかしくない。

綱引き、腕相撲、長時間の立位や歩行で手や脚がしびれる。

s30年ごろ雪国の子供、長靴や手袋に雪が入り、指先がジンジンしたものだ。これもしびれなんだろう。ストーブで急に温めると火照った感覚になった。

TVの次の日、「足裏が1年ほど前から、しびれている」と患者さんがきた。「昨日、TVをみましたか?」と聞いた。「いいえ」ということで安心した。

腓腹筋の外側と土踏まずのいくつかの圧痛点にトリガーポイント注射をして、しばらく筋膜リリースガンをあてた。

「少し楽になりました」
「この辺の筋肉が凝っていたのでしょう」

手指の場合は前腕の屈側のコリ。

手根管症候群は本当の正中神経マヒの場合もあるが(筋委縮がある)、多くは手を振ると改善するのでうっ血症状か、筋筋膜性疼痛症候群だと思う。



# by junk_2004jp | 2026-01-25 01:13 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
2026年 01月 21日

激痛2例

「不安障害」

70歳代、女性、一人暮らし。5日前より、特に誘因なく、腰~右下肢にかけて激痛。立てない、歩けない。病院で検査して特に異常なし。歩けなくなったらどうしよう。などつぎから次と不安が駆け巡る。

普段より眠剤を飲んでいる。

日本人は不安の遺伝子を持っている人が多いそうだ。だから時間厳守、町がきれい、細かい仕事が得意、などいい面があるのだが。

ピンチ脱出にエチゾラムを頓服に処方した。

「ヒステリー」

70歳代、男性、1w前より右ひざに誘因なく激痛、安静時は痛くない。足を痛みのため着けない。つま先たちで歩行。痛いポイントにトリガーポイント注射をしたがよくならない。偽痛風かもしれないと思いステロイ注射射したがよくならない。

レントゲンを撮ったが全く正常。

安心、治癒を保証。

AIの答え

「ヒステリー」による激痛は、現代の精神医学では主に身体症状症(身体表現性障害)や転換症(解離性障害)と呼ばれます。身体的な原因が見当たらないにもかかわらず、本人は非常にリアルな激痛を感じ、日常生活が阻害される病態です。


不安障害はありふれたもので説明、治療もわりとスムーズにできます。筋筋膜性疼痛症候群として現れる。最初から慢性痛。急性期慢性痛。心療内科的。

ヒステリーの激痛は深層心理、葛藤など精神科的、本人はそのつもりはないが演劇的。

激痛は偽痛風、痛風以外は心理社会的要因が深く絡んでいることが多い。


# by junk_2004jp | 2026-01-21 17:28 | うつ・不安・ストレス