了解をえてあります。
昨年の8月下旬より、椅子に座る度に尾骨の先端部が痛み始め、9月中旬には股関節から足裏まで鈍い痛みが広がる様になりました。
かかりつけの接骨院に通い治療をしていたのですが、10月初めには間欠性跛行の状態になってしまった為、筋肉の病気が疑われるということで神経内科を紹介され受診しました。
そこで、筋電図と腰部のMRI検査をしたのですが異常なしという事で原因はわからないまま市立の総合病院にまわされました。
総合病院でも、尾骨と腰と足の痛みを訴えたのですが、レントゲンとMRI検査の結果特に異常は見つからず、ペインクリニックで硬膜外ブロック注射を受けました。1回目の注射の後は多少痛みは軽くなったのですが、一日仕事に行っただけで元に戻ってしまいました。
主人の仕事は、立ち仕事もデスクワークもこなさなければならず現場内を日に何往復もしなければならないので、かなり大変だったようです。
結局、3回注射を受けましたが痛みに変化はなく、左足の臀部から足の甲の外側にかけて突っ張るような違和感もありました。
総合病院の医師には「とにかく安静にして様子をみましょう!」といわれ飲み薬と座薬とシップを出されただけでしたが全く効かずどんどん症状が酷くなるばかり。
とうとう、下半身に力が入らなくなり足を地面に着ける事さえ出来なくなってしまい、尾骨の痛みもさらに増してまともに椅子などに座れないほどに。加えて太もも裏にも常に激痛が走るようになり、11月中旬に別の整形外科に入院することになりました。
そこでもあらゆる検査をしましたが原因はわからず痛み止めの点滴も全く効きませんでした。
入院中、仙骨ブロック注射は全く効かなかったのですが、神経根ブロックではL5に左右打ってもらったところ足の痛みがかなり軽減され、同時にリハビリで背中から足裏まで毎日部分部分の筋肉をほぐしていってもらったところなんとか普通に近い状態で歩けるようになりました。
ただ、そこでも尾骨の痛みは全然良くならず尾骨の先端部に局所麻酔をしてもらったのですが全くかわらないままでした。
昨年末に退院し現在は自宅療養中なのですが、今年になってから脊髄造影検査も受けましたがやはり異常なし。
今の状態は、尾骨の痛みは相変わらずで前かがみの状態でも30分座るのがやっと、体をおこしてでは痛みがひどくすわっていられません。
足の痛みも前ほどではないようですが痛みがあり、日によってかなりつらい時もあるようです。
この症状もやはり筋痛症でしょうか?それとも尾骨に関してはなにか他に原因があるのでしょうか?
それと、先日親の知人の紹介で脳神経外科も併設している病院に行ってみたのですが、そこで【脊髄刺激療法】をすすめられました。
一応ネットなどで調べてみたのですが、その手術が本当に有効なのか、またリスクはないのかなどわからないことばかりです。加茂先生から見てこの治療法はどんなものなのかお考えを伺えると助かります。
もう、5ヶ月近くもこのような状態なので、主人も私も痛みが軽減して先がみえてくるならば…と小松に伺う事も考えております。

Aさんは5日間、ビジネスホテルに泊まって通院されました。図のような圧痛点にトリガーポイントブロックを続けて行いました。
5日間の医療費の自己負担は5000円ぐらいでしょうか。
トリガーポイントブロックは健康保険でできるのかという問い合わせがありますが、もちろんできます。
このケースは飲み薬を使わずたまたまうまくいきましたが、いつもうまくいくとはかぎりません。
何日ぐらい必要かという問い合わせも多いのですが、わかりません。トリガーポイントブロックは痛みの治療の基本だと思いますが・・・。
急性痛の治療は比較的簡単なのです。このケースは急性痛だったのでしょうか、まさに慢性痛になりかけだったのでしょうか。
慢性痛は個人差も大きく、短期間で改善するとはかぎりません。だから急性痛のうちにやっつけることです。
痛みの治療はどのようなものでもやってみないと分からないのです。
無事主人が一人で小松から帰ってきました。行きとは別人のようにスタスタと歩いている主人を見て、お迎えに一緒に行っていた娘がちょっとビックリしていた様でした(笑)
おかげさまで、主人が今日から仕事に復帰しました。まだ痛みが0になった訳ではありませんが、今までよりはるかにスムーズに日常生活がおくれる様になって私が一番ホッとしているかもしれません。(精神的にかなりキツい半年間でしたので…)
思い切って小松に行って本当に良かったです。ありがとうございました。 まだこれからもお世話になるとは思いますが、よろしくお願い致しします。