心療整形外科

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2009年 03月 27日

ちょっと違うんじゃないのかな?

私の本の感想としてある有名な脊椎外科医が次のようにおっしゃったということを人づてに聞きました。
「軽症ならばこれでいいが、重症となるとこんなことで治らないだろう」

またある有名な脊椎外科医は次のようにおっしゃっています。
「脊椎外科医を自認すればする程、或いは一流としての名声が高ければ高い程その医師の下には手術が必要な患者さんが集まります。」
その一方、カイロなどの代替治療家のもとには、比較的軽症の腰痛患者が集まる。いってみれば放っておいても治る程度の腰痛患者が集まる。

その結果、次のようになるとおっしゃっています。
「一方では、手術で治らない患者さんが多いという印象を持ち、他方では手術をしなくても全部良くなるという印象を持ちます。これでは比較に足る2群にはなっていない訳です。」


私はこの考え方には賛成できません。

つまり診断根拠となっている根性疼痛や椎間板性疼痛、椎間関節性疼痛という理論に間違いがあると思っているのです。それは「椎間板ヘルニア診療ガイドライン」や「脊柱管狭窄症診断サポートツール」を見てもあきらかにヘンテコなんです。

軽症ならば筋性疼痛で重症化すると根性疼痛となるわけでもないでしょう。

はっきりいって診断のレベルでおかしいのです。

手術が必要な患者さんってどんな患者さんなんだろうか?それをどのようにして診断するのだろうか?それを明記してほしいものだ。

何をもって重症とするのか?

たとえばhttp://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_224.htm#saoこの症例は読んでみれば分かりますが十分に重症です。
整形外科には5ヶ所掛かりましたが4ヶ所で手術を勧められました。ヘルニアの所見はなく椎間板変性のみです。某大学病院の超有名な教授からL5S1後方固定術を勧められており現在保留にしてあります。

2つの大学教授から手術をすすめられています。

この患者さん、当院で40日間ぐらいの入院ですっかりよくなりました。現在、看護師をめざして勉強中です。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_224.htm#mati
“TVで神の手”と称賛を受けているDrや有名な内視鏡のDr、東京、名古屋と走り回りました。全ての医者から最終手段である手術を勧められました。

どのカリスマDrも結論としては、手術をしても痛みや麻痺が治らない場合がある事や手術に伴うリスク、危険性を告げられ、結論としては完治は未知のウエイトを占める部分が大きいというものでした。

このように診断に疑問があるのです。

これらは特殊な例ではありません。いくらでもあります。

また手術をして良くならない症例なんていっぱいあります。

私は治療法のことよりも診断に対して疑問を持っているのです。

治療法を論議する前に、痛みとはなにか?痛みの生理学を勉強してほしいものです。

「痛みの生理学って、かなりオタクにならないと、首を突っ込まない分野だし。」シャルルさんがおっしゃっていますがそのとおりなのです。

痛みの生理学を知らないのではないかと思うのです。
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by junk_2004jp | 2009-03-27 19:00 | Comments(5)
Commented by ひつまぶし at 2009-03-27 21:23 x
>「軽症ならばこれでいいが、重症となるとこんなことで治らないだろう」

「加茂先生が相手してるのは軽症患者で、名医のボクらは重症患者が相手だもんね~」ってこと? 
対処法が根本からわかってない人にとって、軽症・重症の線引きって、なによ・・・?

>「脊椎外科医を自認すればする程、或いは一流としての名声が高ければ高い程その医師の下には手術が必要な患者さんが集まります。」

ん?(・_・) 自画自賛っぽく聞こえますが。。。

一流の名声が高いから、要手術患者が自然に集まるというよりは、
来た患者さんにかたっぱしから「手術が必要だ」と言ってる・・・というのが実情なのでは・・・?

「ちょっと違うんじゃないのかな?」って・・・
加茂先生、表現がとても上品で紳士的で素敵です(^^)はあと★
Commented by bancyou1965 at 2009-03-27 22:54
>その一方、カイロなどの代替治療家のもとには、比較的軽症の腰痛患者が集まる。いってみれば放っておいても治る程度の腰痛患者が集まる。

軽症でも整形で治らないから来るのでは無いか?
治るなら、わざわざ、保険が効かない治療を選ぶ必要が無い。
一国の首相が在任中、腰痛に見舞われた時、整形ではなく整体師に診て貰うくらいですから。

Commented by TK(タク) at 2009-03-27 23:31 x
また聞きのまた聞きになっしまいなすから、何なんですが…

>「軽症ならばこれでいいが、重症となるとこんなことで治らないだろう」

筋性疼痛の治療法を言ってるのか、痛み系の可塑的変化の治療法か、もしかして、椎間板ヘルニアが原因の症状の治療を言ってるのか?まさか、すい臓癌が原因の腰痛のなのか?

腰痛の診断が筋性疼痛なら、整形VS代替治療、さあ、どっちでしょう。
Commented by sansetu at 2009-03-28 11:44
あの~、脊椎の専門医、名医と言われている先生の手術を受けて治らなかった患者さんたちがウチなんぞに来られるわけです。
ということはですよ。
ウチにはさらに重症の患者さんが来てるってことなんすか?
Commented by holosuk at 2009-03-29 17:56 x
事実は何よりも強いです。
治っている人の存在が有り、何時でも一定条件の下で再現されるなら其処に科学的存在性は有ると思います。
どんなときでも、事実を捻じ曲げることは出来ません。
科学的事実に基づかない批評出なければ、ただの誹謗中傷と変わらないものとなります。恥ずべきことです。

もう一つ言わせてもらえれば、わざわざ「保険の効かない治療家」の元へこられる方は、来る前に腹いっぱい保険診療を受けていますので、合わせて書かせていただきます。

新しいことをしようとすると、それに対するのあつれきは起こります。
負けずにがんばってください。


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