2009年 04月 20日
10年前、スキーで前のめりで転倒してその上後ろから何かで後頭部を打ちました。 以来、頚のこわばり、頭の締め付け感で悩んでいます。症例は了解を得ています。 写真でもおわかりのように、右の側部の筋肉(胸鎖乳突筋か)が腫れてみえます。その部分に圧痛があります。 僧帽筋も左右差がありますね。 このように、頚の筋肉の微小損傷は長く人を悩ませることがあります。この症例はスキーでの転倒ですが、むち打ち症でも同じようなことがおきることがあると想像します。なにしろ人間の頭の重さは5Kg重もありますから。 筋肉に対する医学が非常に遅れています。そのために間違った診断がされることが少なくなく、また加害者、被害者関係がある場合は詐病あつかいされたり、精神疾患にされたりすることがあります。 多くの慢性痛は筋性疼痛なのですが、日本には「筋痛症学会」がありません。そのために、筋肉の専門医はおりません。 筋肉の病気を整形外科医、脊椎専門医、脳外科医が脊椎や神経の病気と思いこんで取り扱っているケースが少なくありません。
by junk_2004jp
| 2009-04-20 19:03
| 慢性痛
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