2009年 10月 02日
MPS研究会会員51名になりました。 笑さんがよく理解できていないので説明します。 尿路結石で腹痛を訴えてきた方を診察していますと、背部に明らかなトリガーポイント(腰方形筋を横から押したところ)があり、1mlだけ局麻するとなんと腹痛がなくなってしまいました。 その腹痛は腰方形筋の関連痛だったのでしょう。 尿路結石は無症候性でたまたま見つかったのではないですか? 過敏性腸症候群で腹痛を繰り返している方にも同様のトリガーポイントがあり、劇的に効きました。内臓疾患でも関連痛で筋肉のスパズムが生じているのでしょうか。 過敏性腸症候群は腸の機能性の疾患ですね。腹筋や腰方形筋のspasmとの関連はあると思います。 慢性の腰痛や線維筋痛症では便秘・下痢を合併していることはしばしばあります。 腸の機能とお腹まわりの筋肉のspasmはとても関係があるのでしょう。 過敏性腸症候群はトリガーポイント症状と考えて治療するというのもいいアイデアかもしれませんね。 ____________________ つまりこういうことです。 このような痛みを訴えて来院された患者さんがいました。 腰方形筋に強い圧痛がありましたのでTPBをしたところらくになりました。 念のために検査したところ尿路結石がみつかりました。 ___________________________ 痛みの原因は腰方形筋のspasmだったのです。 それはそこに局所麻酔を注射したら治ったわけですから。 とにかく痛みを早く止めてやるべきなのです。だからこの治療法でいいと思います。 結石がみつかった時点ではもう痛みはなかったわけです。 あなたなら、この結石を取りますか?放置しますか? 腰方形筋に強いspasmを起こして(いわゆるギックリ腰)くる患者さんは多いです。 TPBですぐによくなることは多いです。 よくなった場合でも結石などの検査をルーチンにやるべきだと思いますか? _______________________ なりすまし筋 小胸筋のspasmは狭心症、腹直筋のspasmは虫垂炎に誤診されることがあります。
by junk_2004jp
| 2009-10-02 12:36
| MPS
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