2010年 03月 26日
わかさ2010年4月号別冊付録より 福島県立医大学長・菊地臣一先生が書かれているものの一部を紹介します。 保存療法が優先される 昨日のブログと合わせて「脊柱管狭窄症による痛み・しびれ」の本態が浮かんできますか? 私には言ってることがさっぱりわかりません。こんなもので科学といわれますか? ●脊柱管狭窄があっても必ずしも痛みがでるわけではない。 ●健常人でも70歳を超えると6割の人に脊柱管狭窄が見られるというデータもある。 ●手術の適応があるか否かは神経根ブロックがきくかどうかである。効けばそこが犯人と断定できる。 ●メンタルによる痛みかどうかは外来で医師のカンでだいたいわかる。 ●腰痛の原因はいろいろあるが最近「心因性腰痛」がふえている。 ●脊柱管狭窄症による痛みの治療は保存療法が優先される。それは牽引や電気治療、薬物療法(消炎鎮痛剤、血流改善剤、漢方薬、湿布)、温熱療法、腰痛体操、コルセット。 ●保存療法は根本的な治療ではない。 そもそも神経が圧迫されると痛みやしびれが生じるという生理学が存在しません。だから脊柱管狭窄があっても健常な人はたくさんいるのです。 神経根ブロックが効いたからといってそこが(神経根)が犯人だったという証拠にはなりません。神経根より末梢のどこかに原因があったという証拠にはなりますが。 狭窄が原因で痛いのになぜ牽引をするのでしょうか?なぜ湿布をするのでしょうか?保存的治療でなぜよくなるのでしょうか? これらは全く説明がつきません。頼りになるのは医者のカンですか?
by junk_2004jp
| 2010-03-26 19:44
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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