人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2010年 03月 26日

脊柱管狭窄症のなぞ

脊柱管狭窄症のなぞ_b0052170_19371520.jpg


わかさ2010年4月号別冊付録より

福島県立医大学長・菊地臣一先生が書かれているものの一部を紹介します。

保存療法が優先される

整形外科で行われている脊、柱管狭窄症の治療ですが、最初から手術を必要とするごく一部の場合を除き、まずは保存療法(手術以外の治療法)で対処していきます。

主な保存療法には、牽引(背骨を引っばる治療法)や電気治療のほか、薬物療法などがあります。

薬物療法では、消炎鎮痛薬や血流改善薬、漢方薬などの内服薬や湿布薬、塗り薬などの外用薬を使用します。

また、温熱療法などを行う理学療法、腰痛体操などを行う運動療法、腰部コルセットの使用などもあります。

保存的治療は、根本的な治療をするものではありません。

保存的治療を行っているうちに症状がよくなる人もいますが、一 方で痛みやしびれがどうしても引かないケースも多く、手術を行わなければならない人もいます。

また、脊柱管狭窄症と診断されても日常生活のちょっとした工夫で症状がよくなる場合も多いので、まずは脊柱管狭窄症についてよく理解することが大切です。


昨日のブログと合わせて「脊柱管狭窄症による痛み・しびれ」の本態が浮かんできますか?

私には言ってることがさっぱりわかりません。こんなもので科学といわれますか?

●脊柱管狭窄があっても必ずしも痛みがでるわけではない。

●健常人でも70歳を超えると6割の人に脊柱管狭窄が見られるというデータもある。

●手術の適応があるか否かは神経根ブロックがきくかどうかである。効けばそこが犯人と断定できる。

●メンタルによる痛みかどうかは外来で医師のカンでだいたいわかる。

●腰痛の原因はいろいろあるが最近「心因性腰痛」がふえている。

●脊柱管狭窄症による痛みの治療は保存療法が優先される。それは牽引や電気治療、薬物療法(消炎鎮痛剤、血流改善剤、漢方薬、湿布)、温熱療法、腰痛体操、コルセット。

●保存療法は根本的な治療ではない。

そもそも神経が圧迫されると痛みやしびれが生じるという生理学が存在しません。だから脊柱管狭窄があっても健常な人はたくさんいるのです。

神経根ブロックが効いたからといってそこが(神経根)が犯人だったという証拠にはなりません。神経根より末梢のどこかに原因があったという証拠にはなりますが。

狭窄が原因で痛いのになぜ牽引をするのでしょうか?なぜ湿布をするのでしょうか?保存的治療でなぜよくなるのでしょうか?

これらは全く説明がつきません。頼りになるのは医者のカンですか?

by junk_2004jp | 2010-03-26 19:44 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾


<< 間欠性跛行(脊柱管狭窄症)は筋性疼痛      はつらつ元気4月号より >>