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心療整形外科

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2010年 03月 29日

間欠性跛行(脊柱管狭窄症)は筋性疼痛

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重いかばんを長時間持っていると上肢がジンジンした感じや痛みが生じますね。握力も低下します。

しかし、一休みすると回復します。

ワケあり筋(たとえば五十肩やテニス肘)があると短時間でギブアップとなるでしょう。

皆さんはこのような場合、頚の神経に異常があると思いますか。

このことは脊柱管狭窄症による間欠性跛行といわれている現象と同じことだと思うのです。

ところが間欠性跛行となれば腰のレントゲン、MRIを撮って脊柱管狭窄症と診断されることがとても多いのです。

これは医師の教科書に問題があるのです。間欠性跛行には血行性と神経性があるとなっています。血行性(閉塞性動脈硬化症)も結局は筋肉へいく酸素・エネルギーの不足が原因で筋性疼痛が生じるのです。

しかしこのことを批判する医師はいなかった。まことに不思議な現象だと思いませんか。

休憩をしないで鞄を持ち続け、ある限度を超えると、休憩しても回復しないようになります。それがMPS(筋筋膜性疼痛症候群)です。筋肉が不具合を起こすのです。

早期なら、局所麻酔を利用してリセットしてやれば治ります。

ある時期を超えて症状が続けば局痲によるリセットだけではうまくいかなくなってしまうのです。電子制御システム(脳脊髄)が不具合を起こすのです。それが慢性痛です。

抗うつ薬、抗けいれん薬、漢方薬、鍼灸、マッサージ、認知行動療法などいろいろな方法を駆使して治療しなければいけなくなります。

by junk_2004jp | 2010-03-29 02:30 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾


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