2010年 06月 02日
脊柱管狭窄症は診断基準がない。間違っているんだから診断基準ができるはずがない。 つまり、ある医師の個人的な思いこみなんだ。 そんなものをあたかも手術をしたらよくなるなんて放送するのはいかがなものか。 囲碁の好きな高齢者なら、まず思い浮かぶのは長時間の座位による、殿筋のMPS(筋筋膜背疼痛症候群)だ。これは世界的な診断基準がある。診断基準に沿って診断した方を放送しなさい。 脊柱管狭窄のために除圧手術を受けた患者を7~10年後に追跡調査したところ、1/4の患者が再手術を受け、1/3が重度の腰痛を訴え、半数以上が2ブロック程度の距離も歩けないことが明らかになった。(FILE121) 当院にも手術をしたがよくならない人が大勢きている。最初の半年ほどはよかったが、という人もいる。手術後はしばらくよい人もいる。これは、プラセボ効果、あるいは麻酔による筋肉のスパズムのリセット効果のためだろう。 こういうのはブームがある。手術で有名な病院の近隣では手術がはやるものだ。 ある患者さんが言っていた。「知り合いで何人も手術したけど、結局みんなよくなってないな。」 診断の根拠がまちがっている。神経が圧迫を受けて、痛みやしびれが生じることはない。 痛みやしびれは神経症状ではない。 今日は理学療法士がストレッチや姿勢のことを話していた。これは筋性症状である証拠だ。医師の言ってる理論とすり合わせるには脊椎のカーブを保つという一点にこだわらなくてはならない。これでは治らない。 このようなことで痛みやしびれが出るのを神経症状だというのは医学の初歩的な知識がないのだ。 プールなら体重が10分の1になるので歩行・起立時間は延長する。神経症状なら変わらない。実験してみればどうか。
by junk_2004jp
| 2010-06-02 23:22
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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