2010年 06月 09日
掲示板より 私は、10年余り、痛みと付き合ってきました。腰痛は若い時期からありましたが坐骨神経痛は10年ぐらい前からです。坐骨神経痛が出始めたのはデスクワークの時でしたが、ジョギングもスキーも出来なくなりました。 画像所見と痛みが関係ないという報告はいっぱいあります。 http://junk2004.exblog.jp/12939883/ http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_263.htm アンドルーワイル「癒す力、治す心」より つい最近、北米筋骨格系疼痛学会という興味深い学会の会議に招かれ「痛みの意味」という基本講演をしてきた。そこで、わたしのつぎの講演者が、腰痛の主観的な痛みとX線やMRIのような客観的な検査手段ととの間の断絶について、すばらしい講演をした。腰部X線やMRI検査では「これは歩くことも困難だろう」とおもわれるほどの変形がみられるが、痛みもなく、正常な運動ができる人のケース、また、痛みで動けないが検査では正常な人のケースなどを、彼はスライドを使って説明した。 画像所見と痛みの間に明らかな関係がないことは整形外科医ならだれでも知っている常識だと思っていました。画像所見と関係しないことは10年も医者をやっていれば誰でも分かることです。 しかしインターネットが我が家に来て以来、そうではない、つまり固定術が頻繁に行われていることを知り驚きました。 そして、固定術をしてたいへん辛い思いをしている患者さんをたくさんみてきました。そりゃあ、腰やお尻に骨にまで達する刀傷があるわけですから・・・。 最近の欧州のエビデンスに基づくガイドラインは、脊椎固定術を非特異的慢性腰痛の治療に用いるのは例外とすべきだと提唱している。(FILE449) NEWS WEEK 誌より 脊椎固定術は、骨折や腫瘍が原因で痛みが起こる一部のケースを除けば、治療効果は期待できない。 痛みは脊柱の形や老化と関係がありません。「痛み」は電気現象です。電気現象を訴えて受診して構造病名をつけられるのはとてもおかしいことなのです。 「痛い」ということは「痒い」ということと同じようなことなのです。ただし、急性痛は骨折などの外傷に伴って生じますから誤解があるのです。 痛みは脊椎の骨折、悪性腫瘍、感染症など特殊なものを除いて脊椎外科医の診るべき病気ではありません。 「痒み」が皮膚に関係するように「痛み」は筋肉に関係しています。そして慢性痛は不安やうつ状態と関係があるものです。
by junk_2004jp
| 2010-06-09 20:56
| 慢性痛
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