2010年 10月 10日
筋骨格系の痛みの診断において、MRI、CT,レントゲンなどの画像診断は 痛みを伴うことのある特異的な病理所見を有する疾患の有無を調べるものです。 それは、「悪性腫瘍、感染症、骨折など明らかな損傷、リウマチ及びその周辺の炎症性疾患」 これらがあるからといって痛いとは限りません。痛みの治療と並行してこれらの疾患の治療が必要なことがあります。 なぜそう言い切れるかということですが、痛みは電気現象です。電気現象が画像に写ることはありません。 また、痛みは「experience、体験」と定義されています。他人の体験が画像に写ることはないのです。 ただし、痛みは防衛的に筋肉を緊張させますから、筋肉の緊張が続くと画像上に変化が現れてきます。 変形している、軟骨が減っている、ヘルニア、狭窄になっているから痛いのではなく、これらは痛みの結果と考えたほうが理屈にあっています。 ところが、慢性痛の患者さんは袋に入り切れないほどのフイルムを持ってきます。 この問題は、誤診につながるだけでなく、患者さんにまちがったイメージを植え付け一層治りにくくしています。 タクちゃんが掲示板に貼ってくれましたので転載しておきます。 雑誌新医療 2008年4月号
by junk_2004jp
| 2010-10-10 11:34
| 医療不審
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