2011年 03月 16日
痛みの科学 「病的な痛み・慢性痛」になる前に治療すべきなんだ。 残念ながら慢性痛になった人にはできるだけの治療をすべきなのだ。 しかし、「慢性痛」という概念もなければ、適切な病名もない。 保険診療は相も変わらず、昔のままの構造病名と検査によって行われている。 そんなバカな!と思うでしょ。でもこれが現実なのです。 病的な痛み・慢性痛は痛みの悪循環が続くと生じることがほとんどです。 末梢性感作と中枢性感作 ![]() ![]() これは神経の先端のポリモーダル侵害受容器の変化です。 次は脊髄後角での中枢性感作の図です。 ![]() ![]() このような変化が生じる前に痛みの悪循環を止めるべきなのです。 このような変化がレントゲンやMRIで分かると思いますか? このような変化が手術によって改善すると思いますか? このような変化が生じることを多くの医師が知っていると思いますか? 知らないから手術をするのです。 慢性痛を手術で治そうとするのです。 手術という外傷によって新たな慢性痛の種がまかれるのです。 構造の治療と痛みの治療は別問題です。
by junk_2004jp
| 2011-03-16 22:39
| 慢性痛
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