2011年 06月 26日
ご無沙汰してます。@県のAです。 ヘルニアが痛みの原因ではありません。だから手術をしても痛みが取れなかったのです。 痛みは脳と筋肉の間の情報のやり取りです。 それをどうしたらリセットできるかです。 「どれぐらいで治りますか?」と電話やメールでよく相談を受けるのですが、診察しても分からないものを診察をしないで分かるはずがありません。 脳や筋肉の悪い癖を治すのは個人差がありすぎます。脳という巨大なコンピュータはまだブラックボックスなんです。将来はオーダーメイドの治療が可能となることでしょう。 痛みのメカニズムは説明できます。また慢性化するとやっかいなことも分かっています。 医師の治療のカードはそんなにたくさんあるわけではありません。 どのカードを組み合わせてつかえばいいのかですね。 「これだ!」と思い積極的に治療に参加される患者さんは治る可能性が高いようにも思いますが・・・。 ヘルニアが原因だと信じ込んでいる人、他人任せの人を治療するのは難しいです。 痛みの治療とは、極言すれば他人の脳の認知と反応の仕方を変えるということなのです。 このような議論は慢性痛の方には可能ですが、急性痛の方には難しいですね。
by junk_2004jp
| 2011-06-26 23:26
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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