2011年 07月 27日
私は5月中頃から左背中がいたくなり、間もなく左足の痺れと麻痺が出てきました。ヘルニアと診断されました。神経ブロックと針でしのいでいましたが、7月X日の朝、お尻から左足外側、ふくろはぎ、足首までの激し痛みで歩けなくなりました。 手術は最もプラセボ効果が強いといわれています。 手術をしたときは一時的によいがまた痛みがでる人はとても多い。 痛みは脳の認知と反応だから、プラセボがとてもでやすい。手術は70%ぐらいの確率でプラセボ効果あでるといわれている。 痛みの治療でプラセボを除こうとすれば、痛みの電気回路に影響を及ぼす薬剤しかない。 局所麻酔、消炎鎮痛剤、抗うつ薬、抗てんかん薬など。 しかし、それを投与するという行為はプラセボが含まれる。 プラセボを排除しようとするなら、痛みの病態を説明しない。 治療の意味を説明しない。 ロボットに投与してもらう。 こういうことは現実的に不可能だ。 究極の治療といえば、夏樹静子さんのやった治療、情報を遮断して絶食療法。 オウム真理教に入信して洗脳を受けた青山弁護士。この話は有名だ。 脳の認知と反応を変えるのだが、カルトの洗脳は全くいただけない。脳を根こそぎかえてしまう。 痛みの治療はプラセボが重要なのだ。 プラセボが効かなくても影響の少ない治療法を選択することだ。 また痛みのメカニズムを十分に説明することはとても重要だ。 ボリボリ先生がツイッターでフォローしてくださいました。 ヘルニアの手術をするとプラセボ効果で劇的に良くなる患者さんがいるのも事実です。すごく良くなった患者さんに感謝されると、それが快感になり、また手術をしたくなっちゃうのかもしれません。 そうなんですよね!カラッとよくなるんです。それがプラセボの特徴です。心霊治療でもみたことがあるでしょ。 痛みの治療にはプラセボがつきものです。痛みとは脳の認知と反応なのですから。 プラセボを上手に使うには・・・・ 患者さんを信じ込ませる。 権威づけ(医師、医学博士、専門医、指導医、DCなどの称号) 建物や検査機器 画像で見せる 過去の実績 もちろん私のしている治療も「局麻の薬理作用+プラセボ」 鍼は「軸索反射+プラセボ」 名医とは技術の問題ではなくて、プラセボ効果を十分に発揮する医師のことではないでしょうか。つまり、いい意味で役者。 恩師、山田先生のドクターズルール10より 態度、言葉は医師の有する最も重要な手段である。その重要性を認識して賢明な使い方が出来るようになりなさい。医師は役者でなければならない。相手、場合によって態度、言葉を変更する必要がある。 プラセボがなくてはならないものならば、安全であること、もしプラセボが効かなくてもダメージを与えないこと、金銭面で負担をかけないこと。 まずなによりも、痛みの生理学を教えることが大切。 ヘルニアの手術はプラセボなんだけど、小さな穴をあけて取るのならプラセボがはずれてもそれほどの身体的影響はないが、大きく切って、固定をすれば、外傷後のCRPSとなるケースをしばしばみる。
by junk_2004jp
| 2011-07-27 20:24
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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