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心療整形外科

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2011年 08月 08日

交通事故はMPS、慢性化のケースもあり

掲示板より(仙台の患者さんの投稿)

恐らく多くの患者さんが我慢しているのでしょう。誤った治療で慢性化、諦めている声を耳にします。また、今でも街中の整形外科医や整骨院等で治療を受けていると思います。

特に被害患者さんは、事故の対応で加害者以上に大変ですし、外傷がないから職場や家庭の理解が得にくい状況に直面します。

脳との関係での慢性化は、そこから始まっていると思われます。一方、痛みは、言葉で表せにくく医師も具体的な治療ができないようで、マッサージやシップで軽減するだけでは、医師に対する信頼も薄れていき、諦める傾向が強いような気がします。

わたしの経験から、シートベルトをして正面から50km/hで力が加わりました。

診断は、最初の診断の頚椎捻挫にこだわるようで、実際は、首の捻挫と上半身のねじれによる腰痛で事故から1年後の診断で、左半身のMPSでした。

今思えば、この診断が一番正しかったと実感しています。約1年半経過しますが、95%ぐらいのところです。気になるところは、左の肩甲骨付近の背筋で当初の傷があとを引いている気がします。

最近まで、腕を振って歩くと背中全体に痛みを感じましたが、現在では、その箇所だけで、家内にさすってもらう程度で楽になります。

振り返ってみれば、事故から1年間マッサージを続けましたが、改善なしで、慢性化の原因のような気がします。加茂先生の治療後は、マッサージをやめ、現在に至っています。

交通事故では、頚椎捻挫の診断より、筋肉の痛みとしてTPと傷が重要ではないでしょうか。

交通事故の経験者が、寒さや興奮など何らかの理由で筋肉が硬直し、首から頭に至るまで痛みを感じるなら、慢性のMPSとして治療することが効果的かと思います。


by junk_2004jp | 2011-08-08 23:15 | 交通事故診療


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