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心療整形外科

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2005年 01月 05日

慢性疼痛=疼痛性障害

エリーさんのサイトから
慢性疼痛ってご存知でしょうか。場所と理由にかかわらず、3ヶ月以上続く体の痛み。特に、レントゲンやMRIでは原因がはっきりわからなかったり、もう治ってもいいはずの故障がいつまでもいつまでも痛かったりする、治療の難しい慢性の痛みのことを言います。かつては心因性疼痛と呼ばれて気の持ちようと考えられてきた病気ですが、最近の医学の進歩でだんだんと原因や治療法がわかってきました。

これはもちろん正しいことです。6ヶ月と書いてあるものもあります。はっきりとこの日からというものでもないですね。

ここで問題になるのは「レントゲンやMRIでは原因がはっきりわからなかったり」というところです。ヘルニア、分離症、すべり症、椎間板や軟骨の変性、脊柱管の狭窄などレントゲンやMRIで写ります。それを痛みの原因と医師によって認定されてしまうと、慢性疼痛の定義からはずれてしまい、「私はヘルニアがあるから慢性疼痛(疼痛性障害)という概念ではとらえられない」「私は分離症がみつかったので・・・」ということになってしまう。ここを切り崩すのがやっかいなのです。

画像診断は「悪性腫瘍、骨折、感染症ではない」という除外診断の意味以外のものではないということをもっと知ってほしいものです。

by junk_2004jp | 2005-01-05 17:20 | 慢性痛


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