2011年 10月 06日
http://ds-pharma.jp/medical/gakujutsu/undouki_spine/seminar/se05/index.html これは整形外科学会のランチョンセミナー「運動器の慢性疼痛」の動画です。 私とは意見を異にするところがいくつかあります。 もっとも気になるところは、神経根性疼痛は異所性発火だとおっしゃっているところです。 その疼痛モデル作製にナイロン糸で神経を結さつしているところです。これは絞扼性神経障害のモデルです。 絞扼性神経障害は麻痺です。もしこれで痛みがあるとしたら混線によるCRPSタイプ2です。 椎間板ヘルニアによるといわれているあの痛みは全部慢性痛なのですか? 異所性発火に消炎鎮痛剤は効かないでしょ。 ヘルニアによる神経根性疼痛といわれている痛みとは明らかに違うと思います。 最後の質疑応答のところでは座長が、「整形外科医はまだ慢性疼痛の病態について理解していないことが多い」とおっしゃっていますね。 慢性疼痛にならないようにするにはどうすればよいか? 私は構造の治療と痛みの治療は別問題だと考えます。 早期に痛みの治療をすることが慢性痛の予防になると思います。 異所性発火は次の動画 この講演は金沢でお聞きしたことがあります。 http://junk2004.exblog.jp/1938930/ http://junk2004.exblog.jp/6913791/ ビデオでの質疑応答ではフロアーは静かでしたね。 私も金沢でお聞きしたときは質問しませんでした。 何だか変だなと思っても挙手をするのをためらうものです。
by junk_2004jp
| 2011-10-06 08:17
| 痛みの生理学
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