2012年 09月 14日
脊柱管狭窄、椎間孔狭窄、椎間板ヘルニア、外側ヘルニア・・・・なんでもいいですが神経を圧迫して痛みやしびれが生じるというのは間違っています。 ヘルニアの高位とデルマトームがあうとヘルニアが原因、あわないと原因不明というのが一般的な医師の診断です。 これは診断のアルゴリズムがおかしいと思いませんか。 そもそもなにが原因で痛み・しびれがでるのか診断できないといけません。 偶然にヘルニア高位とデルマトームがあえば、それが原因だというのはおかしな話です。 高位が一致しない場合は無症状のヘルニア、無症状の狭窄症ということで、なぜ痛いかについてしゃべることができない。 手術をする医師は痛みやしびれに精通しているものと思っているでしょう。ところが全く知らないのです。だからデルマトームに一致しない場合は分からないということになります。一致したようにみえても正しくはないのですが。 そのほかに、神経根ブロックがあります。神経根ブロックが効いたらそこが原因、効かなかったら、分からない(心因性)なんていうのもへんな話ですね。 なぜこんなことになったのか。 それは痛みを勉強しないで脊椎を勉強したからです。そして正常でないものが痛みの原因だと思ってしまったのです。そして手術をするのはとても危険です。 それにしてもこのデルマトームに完全に一致することはないです。 ![]() 病態生理に関する事実無根の概念を患者に押しつけ、治療に携わる医師の私的見解を患者に披露する複雑な治療行為の1要素である。患者はこれらの診断によって永遠に変えられるが、良いほうに変えられることはあまりにも少ないと博士は主張した。(FILE166) この割合は現在下がり続けていて、神話がばらまかれて、少数の人の利益になるが多くの人の不利益になるような不名誉な時代は終わった。不利益をうけたある人たちは、手術の結果、明らかにいっそう悪くなった。・・以前この手術(ヘルニア手術)を熱烈に支持していたマイアミ大学は、今ではこの手術をやめて、厳密なリハビリテーションのプログラムを採用している。(FILE417) いまだに腰痛の解剖学的発生部位を探している研究者もいますが、そのような研究はおそらく役に立たないだろうという意見が大半です。(FILE89)
by junk_2004jp
| 2012-09-14 00:10
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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