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心療整形外科

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2013年 02月 19日

整形外科医は痛みの診断ができない

これは学んだ学問に問題があるのです。

学問そのものが失敗だったのです。

痛みの原因が構造上の欠点にあるという考え方が間違っています。

痛みは構造の欠点を知らせるサインではありません。

ただし、極端な左右差などはMPSを永続させる要因になることはあります。

50歳代、女性、数か月前より、膝痛。赤ちゃんの世話が原因かとのこと。

ある病院で検査したところ、軟骨の状態が非常に悪く、人工関節の手術が必用、との診断でした。しかし、それもこわいので・・・

近くのクリニックでヒアルロン酸の注入などの治療を受けているが一向によくならない。

ある人に当院を受診してみなさいとアドバイスをうける。

私が「これは手術をしたほうがいい」といったら手術を覚悟だったそうです。

内側広筋に強い圧痛が数か所ありました。この筋肉のMPSです。

たぶん、赤ちゃんをだっこして、立ち座りしたのが原因でしょう。

その部分に局所麻酔を注射しました。

飲み薬はだしませんでした。

1週間後、著明に改善していました。

雑誌「健康」の3月号に私の書いた記事がでています。また、体験談が載っています。

それを読むようにとつたえましたが、「まさにその体験談とそっくり」とのことでした。

軟骨が悪いから痛むとは「そらごと」です。

世に語り伝ふること まことはあいなきにや 多くや皆虚(そら)事なり


軟骨には血管や神経はありません。

つまり、爪や髪の毛とかわりがないのです。

手術をしたためにかえって悪化した人を何人もみたことがあります。


by junk_2004jp | 2013-02-19 01:26 | MPS


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