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心療整形外科

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2013年 03月 15日

崩れゆく整形外科的理論

★変形性関節症に「診断基準ない」と問題視-生体電気・物理刺激研究会

http://www.cabrain.net/news/regist.do

日本でX線上で確認できる人2530万人、実際に症状のある人780万人



★坐骨神経痛フォローアップMRI検査は無駄

http://kaigyoi.blogspot.jp/2013/03/blog-post_7870.html#!/2013/03/blog-post_7870.html

坐骨神経痛生涯発生頻度は13-40%に及ぶ。坐骨神経痛の自然経過は良好なことが多く、大多数では八週間以内に自然消失する。保存的治療改善せず、持続する場合、手術が提供されるが、画像診断と手術技術発展はあるものの、必ずしもここ数十年治療成績は改善していない。 にもかかわらず、MRIが、腰椎椎間板ヘルニア既知例、持続的座骨神経痛例に頻回に施行されている。



痛みの画像診断は「悪性腫瘍、感染症、リウマチおよびその周辺の炎症性疾患、骨折、生来の不具合」の鑑別の意味しかない。

先日、先々日、ブログに書いたように、最近は「慢性痛」がトレンドだ。しかし、整形外科医の出番は少なく、主として生理学者やペインクリニック系、心療内科系が主役だ。整形外科の理論だと慢性痛をうまく説明できない。

整形外科医はかわいそうなことに、人力車時代の勉強をさせられたわけだ。

少しずつ頭を切り替えていかなくてはならない。

痛みの損傷モデルでは生理学的にも疫学的にも臨床経過からも説明できない。

生物・心理・社会的モデル(機能的疾患、functional somatic disease、筋痛症モデル)




人力車医者・・・http://www.wound-treatment.jp/wound122.htm創傷の湿潤療法の夏井医師の言葉

ドクター・シーラカンスともいう。

by junk_2004jp | 2013-03-15 02:28


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