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心療整形外科

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2005年 02月 23日

痛みは脳が作り脳が判断する。(習慣化)

幸い、われわれの脳はたとえ損傷を受げたとしても復元しようとする力をもち、学習や経験などによって新たに脳神経細胞が作られるという素晴らしい能力をもっていることが最近わかってきた。その能力は好ましい生活習慣を送ることで発揮されるのである。好ましい生活習慣の一つが運動である。運動といっても歩くことでよいのだ。そのほかには、低脂肪食、快適な睡眠、孤立をさげて家族や友人と交わることなどをあげている。その中で強調しているのは、たとえぼ職場の環境を変えられない時、重病の家族の世話をしなければならない時、このような時こそ、積極的に健全な食生活や運動など好ましい生活習慣へと変えられるものは変えるべきであると述べている。また、ある程度、自分の身体をコントロールしようと思うことも必要であると。コントロールできるという思いは病気の時、治療に積極的になれるし、前向きな思考やイメージを持つことで癒しの環境を整えることができる。ただし、実際よりも良くコントロールできると錯覚してしまわないように注意する必要がある。そうでなけれぼ逆効果になってしまう。そして、病気の治療にあたって最悪なことは、医学的な治療を放棄して、医学的に根拠のない治療法にはしることだと述べている。

       「ストレスに負けない脳」  解説 星恵子(昭和薬科大・医学博士) より


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図は「脳の探検(下):講談社:フロイド・E・ブルーム著/久保田競監訳」から拝借しました。ライフログをみてください。赤字は私が書き込みました。

視床下部は副腎皮質刺激ホルモン、自律神経の中枢です。緊張、不安あるいは習慣化?で血管収縮し発痛物質を作ります。それが、痛みの受容器を刺激して脳で認知します。

これがどのような書物にも書かれている常識です。神経を圧迫すると痛みやしびれが出るというようなことは書かれていません。・・・・神経繊維は圧覚の受容器ではない。

だから、痛みはある程度、自分でコントロール可能なわけです。不安、怒りは痛みを強くします。安心、希望などは痛みを少なくします。

by junk_2004jp | 2005-02-23 18:14 | 慢性痛


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