2005年 03月 23日
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/4875/bunrui/sintai.html 転換性障害は、ストレスや心の中の葛藤が身体のさまざまな症状に”転換”されて、明らかな身体障害 (声が出ない、歩けないなど)になって現れるというものです。 転換性障害には「疾病利得」といって、いわば「病気になることで得られるメリット」がつきものです。 これには2つあり、1つは病気になることで、自分の内的な葛藤を意識の外へ置けること、 2つめは病気になることで、人の援助や愛情を受けられることです。 【診断基準】 1. 運動機能や感覚機能を損なう症状が1つ以上あり、神経の病気や身体の 病気であるかのように見える。 2. その症状が始まる前や悪化する前に、本人にとってストレスとなるようなことがあり、 原因には心理的なものが関係していると判断できる。 3. その症状は本人がわざと作り出しているわけでもなければ、 症状があるふりをしているわけでもない。 4. 検査など適切な方法で調べた結果、原因は身体疾患でもなければ 薬物などでもない。 5. 症状のために強い苦痛を感じていたり、社会的、職業的、 そのほか重要な場面で支障がある。 ____________________ http://lulu-web.com/his.html ヒステリーには、転換型と解離型の2つのタイプがあります。 転換型のヒステリーというのは、何らかの葛藤やストレスなどの「こころ」の問題によって、声が出なくなったり、腕や足が動かなくなったりする状態のことをいいます。 はじめは身体疾患との鑑別ができないために、神経内科や心療内科などに受診する場合も多いようです。 本人は、ヒステリーであることを説明しても、「こころ」の病気であることを認めなかったりもします。そこには疾病利得的なところも関わっていると考えられます。 また、このタイプの人は、ちょっと子どもっぽくなったり、ひどくなると赤ちゃんのような行動を示すこともあります。そして、まわりの人に無理難題を要求したりすることもあるようです。 転換型ヒステリーの人と接する場合、まわりの人は振り回されないように気をつけないといけません。要求を無理に聞いてあげても、まったく喜ばないことが多いです。 何でも言うことを聞いてあげるのではなく、ちょっと冷静に突き放したくらいのつき合い方がちょうどいいのかもしれません。ただし、ほんとうに聞いてあげるべきことは、親身になって聞いてあげてくださいね。 一方で、解離型のヒステリーは、意識がもうろうとなったり、「こころ」の問題が原因で記憶を思い出せなくなるようなことをいいます。 また、突然家庭や職場からいなくなって放浪し、昔のことを思い出せなくなったりするようなこともあります(解離性遁走)。まあ、記憶喪失と言ってしまってもいいのかもしれませんし、突然蒸発して別人として暮らしているようなこともまれにあるようです。 基本的には、強烈な心的ストレスを受けたときに生じやすいといわれています。ただし、器質性の障害があったり、薬物を乱用している可能性、また詐病の可能性も疑わなければならないでしょう。 DSM-4では、ヒステリーという用語は使われていません。 転換型のヒステリーは身体表現性障害の中の転換性障害に、解離型のヒステリーは解離性障害の中の解離性健忘、解離性遁走に分類されているようです ___________________________ 精神科的な疾患です。といっても自分でそれを自覚しないことが多いものです。急に手足が動かなくなったりして整形外科を受診されることがあります。 心療内科であつかうのは心身症レベルの疾患です。しかし、心身症と心の病気の明確な線引きができるものではないことがありますし、なんといっても自覚がないので対応は難しいです。
by junk_2004jp
| 2005-03-23 18:05
| うつ・不安・ストレス
|
アバウト
カレンダー
LINK
最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
検索
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||