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心療整形外科

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2005年 03月 24日

最も身近であって、最も縁遠い「筋痛症候群」

http://www.kenkobunka.jp/kenbun/kb5/tsujii5.html

最も身近であって、最も縁遠い「筋痛症候群」

それらの中には慢性化し、神経痛”や“関節痛”などと呼ばれ“何十年もの間残存するものもある。筋痛を主訴とする慢性疾患は「筋痛症候群」と呼ばれ、近年国際的に注目を集めている。


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ほとんどの筋骨格系の痛みは筋痛症myalgiaです。多くの医師はこの筋痛症について知りません。レントゲンやMRIでうつらないからでしょうか。なぜか、レントゲンやMRIでうつっていることでその痛みを説明します。だから、理論が破綻するのです。

筋痛症はバカにできないのです。慢性化すると大変つらい。でも「筋肉痛」ならすぐに治ると思われますし、そんなに辛い痛みが筋痛であるはずがないという思い込んでしまうのです。

たぶん、鍼灸業界、指圧マッサージ業界のほうが医師よりもこのことについて、よく勉強しているのではないかと思います。医師はそこからノウハウを盗むべきです。

筋痛だから、自然に治ることもあり、整体、鍼、ストレッチ、牽引、トリガーポイント、なんでも治ることがあるのです。一番悪いのは「安静」です。動かさないと筋肉は衰え、血流は悪くなり、こわばりも強くなります。痛いときは安静にすべきではなくて、安静にしかできないのです。

「筋痛症」という概念が医師にいきわたれば、むだな検査や治療が減るものと思います。

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顎関節症も、緊張型頭痛も、肩関節周囲炎も、変形性膝関節症も、腰椎分離症も、すべり症も、狭窄症もそういっているだけで本態は「筋痛症」です。

もちろん、変形性膝関節症では関節粘膜が炎症をおこしている場合もあります。それは少ないです。筋痛が先なのか粘膜の炎症が先なのかは分かりませんが・・。

肩関節周囲炎も進行してくると、肩峰下滑液包の癒着が起こり、たいへん苦労しますがそれは筋痛のなれの果ての姿です。はやく適切な治療をすると、慢性化をふせぐことができます。

腰椎分離症も、すべり症も、狭窄症、これらも画像と痛みとの不一致がいわれています。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_263.htm

最も身近であって、最も縁遠い「筋痛症候群」

現代医学の盲点myalgia(筋痛症)


筋痛のおきる原因は構造にあるのではなくて交感神経の緊張にあります。

...ねじれ現象 ...

このmyalgiaを脊椎脊髄病の専門医が診るというねじれが問題を複雑にしています。腰痛も坐骨神経痛も50肩と同じ筋痛症です。

http://www.jsrs.jp/html/index.php

筋痛症は脊椎や脊髄の病気ではないのです。神経性の麻痺が起きたら脊椎脊髄病の専門医の出番です。

筋痛症は構造とは関係なく、交感神経の緊張と関係しますから、心療内科的な立場から治療にあたるべきです。

by junk_2004jp | 2005-03-24 07:22 | 慢性痛


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