2015年 06月 28日
金曜日(一昨日)に続いて土曜日(昨日)もA病院で2回脊柱管狭窄症の手術をした患者さんの治療をした。 金土の二日間で、A病院で脊柱管狭窄症の手術を2回した人、計4人を診察治療したことになる。(新患1名) 脊柱管狭窄症の手術をしたがよくならない人はいっぱいいる。 みなさん、こじれた慢性痛になっている。 よくもまあこんな手術をいつまでも続けられるものだと感心する。 「はつらつ元気」2010年4月号 脊柱管狭窄症について、有名な脊椎外科医がインタビューに答えているのが掲載されている。もう一度それを見てみよう。 http://junk2004.exblog.jp/13049330/ 「70歳代の健康な高齢者の6割以上は画像上では脊柱管狭窄をきたしているというデータもあるんです。」 「腰、お尻、下肢が痛いという患者さんは、神経根ブロックをして効けば、神経根のところが原因で痛みがおきている。」・・・・これ、皆さんも間違いだとすぐにわかりますね。 「痛みはその神経根を通ってせき髄に入り脳に達している。神経根ブロックが効かなければ、その神経根を通過しなかった。他の神経根を通過したのな。」と考えるのが正解です。 「痛みを放置していると麻痺につながる」このようなことはありません。痛みは激しい電気活動が起きている、麻痺は電気活動が停止した状態です。全く別の病態です。 へんなことが書いてありますね。神経と血管のスペースが減少するとお尻や下肢に痛みが生じる(笑) どうして? 血管と神経が一緒になって伴走しているところはどこにでもあります。 こんな程度の珍説、見識で手術をされたのではたまったものではありません。
by junk_2004jp
| 2015-06-28 17:47
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
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