2015年 09月 09日
中年のAさんは昨日からジワジワと腰痛が始まり、立てない、歩けない。 救急車で来院する。 検査は圧痛点を調べる。 治療は圧痛点に局所麻酔を注射する。 すぐに立てた、歩いてもらう。できた! これは他の患者さんを診ながら、5〜10分で。 Aさんは狐につままれたような表情で歩いて帰って行った。 両側の腸腰筋、中臀筋、腰腸肋筋の攣縮だ(筋筋膜性疼痛症候群の診断基準に基づいて)。たぶん腸腰筋が初発部だろう。 私は保険診療の都合上、局所麻酔を使っているが生理食塩水でもいい。鍼でもいいのだろう。 Aさんはラッキーな医者に巡り合ったわけだ。 レントゲン、MRIをとって、ヘルニアやすべり症や脊柱管狭窄症などがみつかる。入院安静を指示すると、痛みが広がったり慢性化する可能性がある。硬膜外ブロック、神経根ブロック、効かない。そして手術・・・。治らない。再手術・・・。 現実にはこのようなケースがとても多いように思う。
by junk_2004jp
| 2015-09-09 13:25
| 急性痛
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