2015年 09月 18日
数日前、金沢から長年めまい、頭痛肩こりに悩んでいるという人が二人来院した。 二人とも、いろいろ検査や治療をしたがよくならない。 二人とも偶然なんだが、NHKの「ためしてガッテン」で見た筋膜はがしに興味を持たれてインターネットで検索して来院されたのだ。 胸鎖乳突筋、頭板状筋などがコチコチで強い圧痛があった。 圧痛部位に30ゲージの針(極細)で局所麻酔を数カ所注射した。 本日、二人とも再診した。 二人とも「楽になった」とのことで喜んでいた。 夕方、東京のあるTV局から、電話で「筋膜はがし」の放送をするのだがということで電話インタビューを受けた。 おおよその受け答えを書く。 TV局「肩こりにはマッサージはだめで筋膜はがしではないとダメと最近言われているが」 私「私の方法でもすぐに楽になる人がたくさんいますが、筋膜をはがしているというイメージはありません。結果的にそうなっているともいえますが・・・」 「慢性痛は心理・社会的症候群といって、家庭や職場のストレスと大いに関係がありますが、それと筋膜の癒着とどういう関係にあるのかまだ分かっていません。」 「有史以来、古今東西、人類は肩こりなどの痛みと戦ってきたのです。ある方法しかないという言い方は私はしません。」 「何かを悪者に設定してそれをやっつけるという図式は受け入れやすいのです。そういう意味ではいい表現でしょうが私は使いません。」 「もしそうしても良くならないとき、あるいはすぐに再発するときはどういう説明になるのか。」 などと、否定はしないが全面的に賛成ではないコメントをした。
by junk_2004jp
| 2015-09-18 20:20
| 慢性痛
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