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心療整形外科

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2005年 04月 29日

筋筋膜痛症候群

筋筋膜痛症候群の診断基準 (Simons,1990)

●大基準

1.局所的な疼痛の訴え
2.筋筋膜の圧痛点から関連痛として予測しうる部位での疼痛あるいは違和感
3.触れやすい筋肉での索状硬結の触知
4.索状硬結に沿った一点での強烈な庄痛点(ジャンプサイン)の存在
5.測定可能な部位では、可動域のある程度の制限

●小基準

1.圧痛点の圧迫で臨床的疼痛の訴えや違和感が再現する
2.圧痛点付近で索状硬結に垂直に弾くような触診を加えたり、圧痛点に注射針を刺すことで得られる局所的ひきつり反応
3.筋肉を引きのばしたり(ストレッチング)、圧痛点への注射により疼痛が軽快する

診断には大基準5項目すべてと、少なくとも1つの小基準を満たすことが必用

筋筋膜痛症候群_b0052170_0252635.jpg


ストレスと筋骨格系の痛みを結ぶものは筋・筋膜痛です。そして、筋骨格系の痛みのほとんどは筋・筋膜痛です。

椎間板ヘルニアの痛みと言われているものも実は筋・筋膜痛です。自分で診断基準を見て判断できることでしょう。

by junk_2004jp | 2005-04-29 00:33 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾


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