心療整形外科

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2016年 10月 27日

「肉離れ」についての質問

都内の医療従事者です。肉離れした患者をたくさん診て治療してきました。そして、治ってます。
MPSどころのさわぎではないのです。MPSは脳が作りあげた幻想なのでは?

脳が勝手に筋肉を緊張させている。しかしながら、肉離れとなると筋肉のスパズムや緊張どころの騒ぎではありません。それでも治っているのです。

たかが筋肉のスパズムや緊張で痛みを感じることはないと思っているのですが、どうでしょう?!
肉離れした患者が治ってる説明がつきません。彼らは筋肉の緊張や短縮が健常者よりも強いです。しかしながら、痛みを感じていません。


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肉離れも腱断裂も骨折も同じことです。

腱が断裂すれば腱断裂

骨が断裂すれば骨折

靱帯が断裂すれば靱帯断裂

筋肉が断裂すれば「肉離れ」

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この図をよく見て自分で考えてください。

大きな外力が加わって構造破綻が起きたのです。

構造の治療と痛みの治療は別問題です。

構造が治れば痛みも治るというものではありません。

痛みが治れば構造が治るというものではありません。

構造破綻に伴い、反応性の炎症が起きます。それを炎症性疼痛=急性痛といいます。

3ヶ月もすればその炎症は治まります。炎症が治まっても痛みが続いているのを慢性痛といいます。

この時、破綻した構造が完全に癒合しているのが理想ですが、そうでないこともあります。

骨折の場合「仮関節」といいますが、必ずしも痛みが伴っているとはかぎりません。

「肉離れ」の程度もピンキリです。

破綻した構造を治すには必要最小限の安静が必要です。

一方、痛みの治療は早期から積極的に行うほうがいい。

MPSは脳が作りあげた幻想なのでは?

慢性痛をMPSと定義するならその通りです。

それを中枢性感作といいます。長期増強(LTP)

痛みは時間との戦いの要素があります。




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by junk_2004jp | 2016-10-27 21:47 | Comments(0)


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