人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2017年 08月 24日

腸腰筋



腸腰筋_b0052170_22542512.jpg
腸腰筋は腰下肢の痛みのキーポイントになる筋肉です。

高齢者の多くはこの筋肉の不具合で腰が伸びなく前屈しています。すり足で歩いています。

ぎっくり腰の多くはこの筋肉の伸張性収縮でこの筋肉に注射をすることで一挙に治癒することがしばしばあります。

町で歩容をみているとわかります。

骨盤の歪みとか仙腸関節のずれとか言われているのもこの筋肉の左右の緊張状態の違いによるものでしょう。

腸腰筋は注射にとてもよく反応してくれます。

脊柱管狭窄症と診断されている人の多くはこの筋肉の不具合(攣り)です。

腰が伸びない。前屈みぎみ。

歩きにくい、つまずく。

靴下が履けない。

乱暴な整体によって大変つらいことになった人を3人診たことがあります。

一人は、脊柱が骨盤内にはまり込んだような感じ。

一人は、4年も経つのに未だに2本杖。股関節の外転困難。骨盤前屈。

腸腰筋_b0052170_22590963.jpg
患者さんにこの部位を医師が触診したか聞きますが「触診した」と答えることはありません。

医師はレントゲンやMRIを見るのに忙しくキーポイントを触診しないのです。これではだめです。

一方、鍼灸師や柔整師はしているようです。彼らが画像診断する資格がないことがよかったのです。皮肉なことですね。



by junk_2004jp | 2017-08-24 23:07 | MPS


<< 母の下肢しびれ      変形性股関節症、末期で手術が必要 >>