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心療整形外科

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2005年 05月 26日

Painful Depression

Painful Depression

なんでも歳のせいにしてあきらめていないか?高齢者の6人に1人がうつ状態だと聞いたことがある。

Aさんは5月のはじめに急に腰痛になり、整骨院にいき1日で治りましたが次の日より、右臀部~下肢にかけて痛みが出てきました。特に歩行時に強い。
Painful Depression_b0052170_20525151.jpg図のような圧痛点がありましたのでいつものように圧痛点ブロックして、歩行痛がほぼ無くなったのを確認しました。

「早く目が覚めないか、食欲は?口が渇かないか?目眩や耳鳴りはないか?」というようなうつ状態の症状を聞いたのですが、特に異常なしとのこと。

本日、4回目の来院。やはり痛い。3回の通院もよくなって帰るも、いつも来院時は痛いという。このような時はpainful depression(うつ)を考える。

「あなたの生年月日は私の母と5日ちがいです。あなたも私と同じような年齢の息子さんがいらっしゃいますか?」

「おったのですが、去年の○月に死にました。・・・頭からそのことがはなれません。」

今日から抗うつ薬トレドミンを処方しました。これできっとよくなることでしょう。
痛み(筋筋膜痛myofascial pain)は心身医学的にみなくてはいけません。脊柱管狭窄症やヘルニアなんて関係ないのです。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/new_page_337.htm

by junk_2004jp | 2005-05-26 21:16 | 症例


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