心療整形外科

junk2004.exblog.jp
ブログトップ
2018年 03月 30日

間欠性跛行=心身症=Functional somatic syndrome

心身症とは条件、状態、環境によって症状(痛み)が変化する身体疾患のことです。

不安障害やうつ病は心身症ではありません。身体疾患ではないからです。精神疾患ということになっています。

脳という身体の疾患という考え方もあります。医学の進歩によって概念が変化してくるでしょう。

英語では Functional somatic syndrome (機能的な身体の症候群)ということになります。

日本語の心身症は誤解されることが多いですね。

骨折は心身症ではないですが骨折に伴って起きた痛みは心身症ということになります。(禅問答のようですがw)

間欠性跛行とはしばらく歩くと下肢などに痛みやしびれが強くなりしゃがみ込んで休むとまた歩かれる状態のことで、脊柱管狭窄症の重要な症状と言われています。

休むとよくなるのですからまさにこれは心身症ですね。

テニス肘の人が重いカバンを持っていたら数分で痛みが出てきたので持つのをやめたら痛みが収まってまた持てるようになった。(間欠性カバン持ち)

これと同じことです。「クビの脊柱管狭窄」と診断する医師はおそらく一人もいないでしょう。ところが下肢となるとほとんどの医師が「腰の脊柱管狭窄のせいだ」というのです。

医師は記憶力よい、想像力悪い、といったところでしょうか。

機能的な疾患に対して「構造的」な病名を付けるのはセンスが悪いのです。

構造的な病名を付けることは悪影響を及ぼす可能性があります。

休んだらよくなるのは決して神経の病気ではありません。

休んだら治る(回復)するのは筋肉の症状です。筋膜の症状ではありません。

「しびれ」は血圧計を腕に巻いたとき、綱引きのあと、重い荷物を持っていると、鉄棒にぶら下がっていると、正座、の時に感じる「ジンジン」した感覚をいいます。

筋肉の緊張や圧迫で毛細血管、静脈などが圧迫された状態だと思われます(うっ血)。神経が圧迫を受けた状態ではありません。

痛みは心身症なのです。

我が国では痛みに対して構造病名を付ける悪しき習慣があります。それが、大事にしよう、なるべく動かさないようにしようとと間違えるのです。

どうしても構造病名をつけたいのなら並記すればいいです。

「変形性関節症、筋筋膜性疼痛症候群」のように


[PR]

by junk_2004jp | 2018-03-30 13:50 | ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾 | Comments(3)
Commented by しろやなぎわたこ at 2018-03-31 07:33 x
加茂先生に腰痛で初めて治療をして頂き、劇的回復をしてからも、時々メンテナンスに通い続けています。
先生の理論に納得したことで、時々やってくる体の痛みを「骨格」「神経」のせいにせず「筋肉の問題」と理解出来ていることが何より幸いです。
と、最近足のしびれがどうも引かず、ちょっと困っています。筋肉とストレスのせいですね。今日は珍しく二日連続で治療へ伺う予定です。よろしくお願いいたします。白山の美しい風景と海の絶景も治療の一つ!
Commented by しろやなぎわたこ at 2018-04-01 10:10 x
加茂先生
気になった記事。

 俳優の坂口憲二(42)が31日、国指定の難病「特発性大腿骨頭壊死(えし)症」のため、無期限で芸能活動を休止することを発表した。所属する芸能事務所「ケイダッシュ」も契約満了となる5月末で退社する。6年前から右股関節の痛みに悩まされ、3年前に手術も受けていた。今後は治療に専念する。

坂口さんがもし初期に加茂先生のところへいらしたら
どうだったのでしょう。
Commented by junk_2004jp at 2018-04-01 11:29
ダメです。
骨頭を栄養している動脈の問題です。


<< 軟骨が減っているから痛いのでは...      ドクターガラパゴス >>