心療整形外科

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2018年 05月 11日

線維筋痛症だった方からのメール(ガッテンをみて)

体験談は患者さんにとっても医師にとっても参考になります。痛みの治療は個人差が大きいのですが、患者さん自身が主役になって積極的に報酬系(側坐核)を活発にすることが重要なようですです。

医師になったころ教授によく言われました。「患者が治るのをじゃまするな!じゃましなくなったら一人前」

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加茂先生、こんばんは

2年前に線維筋痛症の治療卒業し、ブログにも載せていただいたAです。

今日のガッテン見て、加茂先生思い出しました。で、ブログ見ましたら、早速アップされていましたね!

久しぶりにメールさせていただきます。私はその後も元気に過ごし、昨年は仕事、家事もそれなりにこなし、山歩きや旅行、バレエのボランティア主催を楽しみ、今年は、ポアント(爪先立ちのシューズ)で踊る舞台にも挑戦しようと頑張っています!

線維筋痛症は完全に克服したと言っていいかと思います。先生が「良くなると思いますよ」と言われたように、完治ではなく(痛みは記憶ですから思い出すこともありますし、疲れると痛みのブレーキが効かないのも感じます)とても上手く付き合っています。

痛みのおかげで無理して身体を酷使しすぎることも、ストレスを溜めることもなくなり、筋痛症以前の持病(花粉症、便秘、貧血、頭痛、腰痛、攣り)などとも上手く付き合えて諸症状が軽くなり、一病息災とは良く言ったものだなぁとありがたく思うくらいです。

良く動き、良く食べ、良く眠り、適当にサボって、充実した日々を過ごしています。

線維筋痛症の患者としては私は軽症だったんだなぁと今では思えます。

数年前、痛みで生きる意味を失っていた時が嘘のようです。

ガッテンでも痛みが強いほど、少し楽になったとき、かなり楽になったと感じる、という脳の反応が出て来ましたが、この高熱が少し下がったような時の対処はすごく重要だと自分の経験からは感じています。

薬でも、ブロック注射でも、マッサージでも、お風呂でも、お天気でも、おしゃべりでも、運動、目標、趣味、ご褒美などの成功体験でも。

痛みには振れ幅があるので、「自分だけが少し楽になれる」要素を出来るだけ沢山集めておいて、長期戦で上手く使う。

例えば、私は週一回の3種類全身のトリガー治療の日は、痛みは少しだけ和らぐけれど、その分どっと疲れと眠気がくるので、その日はのんびり軽くお風呂で深呼吸をして、ホットミルクを飲んで、出来るだけよく眠る。

睡眠で翌日回復した体力で少し散歩したり、出来る範囲でストレッチをしたりして身体の具合や可動域を確かめ、ちょっとでも動くことで適度に疲れてまた眠ることができ、眠れると体力があるので、痛みが戻ってきてもなんとか痛みに負けず、休み休みやれることをやって気分転換してみる。

それを続けているうちに少しずつ動ける量が増えていきました。その間にバレエスタジオに通って見学からレッスン再開したのも良いリハビリでした。

一年後位には、治療の日も沢山歩いて通院し、帰りもカフェに寄ったり、散歩したりして帰れたりするようになり、治療の間の日数が開いても痛みに耐えられるようになり、ついには苦になる程の痛みは無くなりました!

痛みそのものよりも、痛みでどう頑張っても動けない時の恐怖や不安、精神的苦痛は本当に耐え難かった。

寝返りが出来るようになったときの達成感!缶のプルタブを開けられるようになったときの達成感!

今振り返ると、小さな達成感の一つ一つが自分に「大丈夫」と支え続けてくれたようにも思います。

ガッテンを見て、色々思い出して長くなってしまいました。先生もお元気で、また痛みに苦しんでる方々が少しでも楽になれますように。

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by junk_2004jp | 2018-05-11 00:27 | 線維筋痛症 | Comments(0)


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