2018年 05月 22日
Aさん(70歳代)は両足裏のしびれに悩まされている。 数年前、腰痛のため病院を受診した。 脊柱管狭窄症という診断だった。 しばらくして両足の裏にジンジンした感じのしびれを感じるようになった。 当院を受診してふくらはぎの圧痛点数カ所に局所麻酔を注射した。 症状の改善はみられなかった。 「しびれを感じない時はありますか?」 「はい、ゲートボールをしている時は感じないです。」 「しびれは腰から来ているのでしょうか?」 「いいえ、それはノイローゼなんです。気になっておれないのです。だから好きなことをしている時は感じないのです。腰からの可能性は100%ありえません。」 「それも医者によって作られたノイローゼと言ってもいいと思います。」 患者さんはとても納得したようだった。 ノイローゼという言葉を使うときはかなり慎重になる。 「こんなに苦しんでいるのにノイローゼと言われた」と反感を持つ患者さんもいることだろう。 「脊柱管が狭くなっている。神経が圧迫を受けているので、将来足にしびれがくるでしょう。」なんて説明を受けていたとすれば今回のようになることがある。 痛みやしびれは人を容易にノイローゼにする。 慢性の痛みやしびれは不安、神経質と兄弟のような関係です。
by junk_2004jp
| 2018-05-22 21:51
| ヘルニア脊柱管狭窄症の矛盾
|
アバウト
カレンダー
LINK
最新のコメント
最新のトラックバック
カテゴリ
検索
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||